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筑波大学附属病院

大学病院

筑波大学附属病院

つくばだいがくふぞくびょういん

筑波大学附属病院 脳神経外科コース

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更新日:2021/05/30

病院の早見表はこちら!

  • 指導医数(2020年度時点)

    19名

  • 在籍研修医数(2020年度時点)

    7名

    卒後3年次 2名

    卒後4年次 4名

    卒後5年次 1名

  • 給与

    詳細はこちら

  • 当直回数

    平均3回/月

採用関連情報

  • 病院見学実施日

    随時

  • 試験応募締切日

    日本専門医機構による募集期間にあわせて一次募集・二次募集を行う予定

  • 試験日程

    応募者に後日通知

この研修プログラムの特徴

脳神経外科は脳、脊髄、末梢神経までを広く扱う「脳・神経系」の総合医です。後期研修の4年間で脳神経外科専門医に必要な知識・技能を習得します。
脳神経外科(脳腫瘍、脊椎・脊髄、小児、機能など)と脳卒中科(脳血管障害)に分かれて研修します。脳神経外科は開頭手術、経鼻内視鏡手術など脳腫瘍手術は全国でトップクラスです。脳卒中科は脳神経外科医と脳卒中内科医の合同チームであり、外科治療のみならず内科治療も最先端の治療を行っています。

本研修プログラムで特に重要視しているのは以下の通りです。
・豊富かつ広範囲な外科治療・血管内治療が経験できる
・早期から外科治療・血管内治療に取り組む
・学術活動(学会発表、論文発表、臨床研究など)のサポート

後期研修1・2年目(シニアレジデント)
大学病院・関連病院においてローテーションを行いながら脳神経外科の臨床研修を行います。開頭・閉頭術・穿頭洗浄術・椎弓形成術などの脳神経外科手術の基本的手技を学びます。周術期の管理や保存的治療、救急診療などについても学びます。学会発表や症例報告論文も積極的に取り組んでもらいます。それぞれ特色のある関連病院で研修する事により、専門医として必要な症例をまんべんなく経験できます。
後期研修3・4年目(チーフレジデント)
関連病院ならびに大学にて脳腫瘍や脳血管障害(脳血管内治療含む)、小児脳神経外科疾患、脊髄脊椎疾患、機能脳神経外科疾患などの疾患について学びます。顕微鏡手術の術者としてのトレーニングも始まります。症例報告や臨床研究論文についても積極的に取り組んでもらいます。脳腫瘍など高度手術を経験し、専門医試験にも備えます。

原則として卒後7年目に日本脳神経外科学会専門医試験を受験します。脳血管内治療専門医については希望者は症例を蓄積し、指導医のセミナーを受けて受験するものとします。脳卒中専門医、脳血管外科認定医、脊髄外科専門医、神経内視鏡専門医、がん治療認定医、頭痛認定医、救急専門医など他の学会の専門医についても積極的に取得することを推奨しています。
多くの医師がレジデント修了前後に大学院【博士課程】に進学して、博士号を取得しています。

こだわりポイント

  • 関連病院が多い

    第3次救命救急センター5施設を含む、茨城県及び周辺の主要病院

  • 症例数が多い

    年間手術700例(脳血管内治療含む)

  • 積極的に手技ができる

    後期研修1・2年目で穿頭術の術者、開閉頭。3・4年目で顕微鏡手術トレーニング、脳血管内治療術者。

  • その他

    指導体制(脳外科指導医15名、脳血管内指導医4名)、最新の脳血管撮影装置、全国の大学から集まっている、病院として女性医師サポートは充実、当直翌日は時短勤務、夏休み以外に有給取得(強制)。

フィルムカンファレンス手術カンファレンス
抄読会
フィルムカンファレンス
午前手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
手術術後検討会手術当直・オンコール回診n
午後手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
手術手術当直・オンコール回診
夕方病棟回診
脳腫瘍治療カンファレンス
病棟回診脳腫瘍病理カンファレンス(月1回)
脳血管障害カンファ(月1回)
病棟回診小児腫瘍カンファレンス(月1回)
電気生理学ミーティング
病棟回診(月1回英語回診)病棟回診リハビリカンファレンス(隔週)
 午前午後夕方
手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
病棟回診
脳腫瘍治療カンファレンス
フィルムカンファレンス手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
病棟回診脳腫瘍病理カンファレンス(月1回)
脳血管障害カンファ(月1回)
手術カンファレンス
抄読会
手術
脳血管内手術
手術
脳血管内手術
病棟回診小児腫瘍カンファレンス(月1回)
電気生理学ミーティング
フィルムカンファレンス手術術後検討会手術病棟回診(月1回英語回診)
手術手術病棟回診リハビリカンファレンス(隔週)
当直・オンコール回診
当直・オンコール回診n

緊急手術も多数。

研修環境について

責任者
石川 栄一(脳神経外科科長)、松丸 祐司(脳卒中科科長)
責任者の出身大学
筑波大学
当科病床数
51床
当科医師数
30.0名
当科平均外来患者数
35.4名/日
当科平均入院患者数
53.9名/日
在籍指導医(2020年度時点)
19名

主な出身大学
旭川医科大学, 秋田大学, 筑波大学, 群馬大学, 埼玉医科大学, 防衛医科大学校, 横浜市立大学, 新潟大学, 島根大学, 高知大学, 大分大学, 鹿児島大学

脳神経血管内指導医4名
脳卒中の外科指導医2名

専攻医・後期研修医(2020年度時点)
合計 7名

卒後3年次の専攻医・後期研修医数
2名(男性 2名:女性 0名)
主な出身大学
東京医科大学, 香川大学

卒後4年次の専攻医・後期研修医数
4名(男性 4名:女性 0名)
主な出身大学
筑波大学, 東京医科大学, 日本医科大学, 藤田医科大学

卒後5年次の専攻医・後期研修医数
1名(男性 1名:女性 0名)
主な出身大学
筑波大学

カンファレンスについて
症例検討会(毎週1回)、術後検討会(毎週1回)、画像カンファレンス(毎週2回)、抄読会(毎週1回)、放射線治療カンファレンス(毎週1回)、リハビリカンファレンス(毎月2回)、脳波カンファレンス(毎月1回)、脳腫瘍病理カンファレンス(毎月1回)、脳血管障害カンファレンス(毎月1回)、小児脳腫瘍カンファレンス(毎月1回)、手術症例検討カンファレンス(年3回)
研修修了後の進路
この数年は大多数が大学院に進学している。関連病院で臨床経験を積んだり、大学病院のクリニカルフェローとして専門研修を継続することもできる。国内外への留学も推奨している。
関連施設
筑波メディカルセンター病院、国立病院機構水戸医療センター、水戸済生会病院、日立製作所日立総合病院、茨城県立中央病院、茨城西南医療センター病院、水戸協同病院、龍ヶ崎済生会病院、県南病院、小張総合病院、筑波記念病院、茨城県立こども病院、虎の門病院、東京都立小児医療センター。聖隷浜松病院、聖隷メモリアル病院、水戸赤十字病院、水戸ガンマハウス、国立循環器病研究センター、など
関連大学医局
横浜市立大学

獨協医科大学越谷病院
留学の可能性
あり
海外の関連施設
ボン大学(ドイツ)、ベルリン大学(ドイツ)、ノースウェスタン大学(アメリカ)、ボルドー第2大学(フランス)、チョーライ病院(ベトナム)、ヘルシンキ大学(フィンランド)

給与・処遇について

給与
院内研修時は、筑波大学非常勤職員就業規則による。
平成28年度実績に基づく平均月収約35万円(各種手当あり。年休:採用時10日付与、夏季休暇、産前・産後休暇(有給)有り)
院外研修時は、各研修病院の既定による。
医師賠償責任保険
病院および個人で加入
宿舎・住宅
あり
宿舎 20,000円/月

1号棟、2号棟、病院宿舎の3棟あり条件が異なります。ホームページにてご確認ください。
詳しくはこちら↓
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/sotsugo/system/surrounding.html
社会保険
あり
学会補助
あり

3,4年目3万円まで、5,6年目4万円まで、7年目以上5万円まで
当直回数
平均3回/月
当直料
20,000円/回

休日・有給
あり

病院見学・採用試験について

病院見学
病院見学実施日
随時
当直・救急見学:なし
見学時交通費補助:なし

(希望者は当院ホームページから問い合わせのこと)
お申込みはこちら↓
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/sotsugo/inquiry/inspect.html
試験・採用
試験日程
応募者に後日通知
選考方法
面接、その他

応募関連
応募書類
募集要項は総合臨床教育センターホームページ内「研修・専攻医募集」↓
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/sotsugo/archives/category/collection
に掲載いたします。

応募締切
日本専門医機構による募集期間にあわせて一次募集・二次募集を行う予定
応募連絡先
病院総務部総務課(教育支援)
TEL:029-853-3516
E-mailkensyu@un.tsukuba.ac.jp

研修医の方へメッセージ

院長挨拶

  • 院長/耳鼻咽喉科原 晃
  • 出身大学:東北大学

本学は1976年の開院以来、一貫してレジデント制度を取り入れております。他の研修施設ではあまりなじみのない制度、名称かもしれませんが、従前の多くの研修施設のように特定の医局に所属するのではなく、すべてのレジデントが筑波大学附属病院病院長のもとに共に働き研鑽を積むことになります。医師臨床研修は勿論ですが、その後の専攻医となってからも総合臨床教育センターが作成、管理するプログラムのもと研鑽を積むこととなります。つまり、医師臨床研修と専門医取得までシームレスの研修と経験をつむことのできる国立大学法人附属病院です。医師臨床研修自体のプログラムも総合臨床教育センターが魅力あるプログラムを多数用意しています。さらには、専門医そしてそれに続くキャリアデザインも、アカデミックレジデント制度や病院助教・病院講師等、どなたでも描きやすいものとすべく制度設計されています。私自身は旧態依然とした某旧7帝大の一つで研修しましたが、今選ぶとすれば間違いなく本学の医師臨床研修、レジデント制度を選択します。
本学では筑波大学医学群医学類学生のクリニカルクラークシップが早くから確立されており、屋根瓦方式で医学部の上級生は下級生の、レジデントは医学部の上級生への指導、教育も担います。教育することは、本人の知識とともに臨床医としての力量をあげるためにも、これ以上のものはありません。
また、本学では働き方改革にも積極的に取り組んでいるところであり、労働時間の管理ばかりではなく、精神的な問題が生じた場合にも診療グループ長のみならず総合臨床教育センターの専従教員がいわばテューターとして十分なケアを行っています。
一人でも多くの医師臨床研修医が本学のレジデントとなり、明日の日本の医療、医学を支えてくれることを大いに期待します。

【研修医へのメッセージ】

  • 脳神経外科養成コース長/教授松村 明

全国的に見ると脳神経外科医数は以前の過剰ではないかといわれた時代から、一転して人手不足が叫ばれる状況になってきております。新聞では社会が総合医を求めており、やっとそのような状況が来たと卒後臨床研修必修化を礼賛しております。しかしながら、欧米では総合医というのは初期2年間だけで資格の得られるものではなく、総合医として専門医トレーニングを4-6年以上行わなければ開業すらできないといった厳しい規制がなされています。つまり、社会は何もできない総合医を求めているのではなく、専門家としての総合医を要求していると考えます。そのような中で脳神経外科のトレーニングについても以前に比べて専門性がさらに高まっており、スペシャリストとしてのニーズはこれまで以上に期待されていると思われます。グローバルスタンダードを確保することが今後の脳神経外科後期研修の中できわめて重要なポイントと考えられます。患者さんもいざというときは最高の診断・治療技術を求めており、それに答えるべく優秀な脳神経外科専門医を育てなければなりません。筑波大学では1977年の大学附属病院開院以来、国内の国立大学では唯一といえるレジデント制度を導入し、しっかりとした臨床トレーニングを行って参りました。ローテーション制度やコンサルテーション制度も定着しており、質の高い研修が行える環境が整っています。さらには後期研修の中で主に茨城県内の基幹病院にてそれぞれの病院での得意分野を学ぶことができます。たとえば、血管内治療・急性期脳卒中管理・神経救急・脊髄脊椎疾患などがあげられます。大学病院では脳腫瘍の集学的治療、機能的脳神経外科、脊髄疾患、高度な脳血管内治療が経験できます。研修終了後は脳神経外科学会専門医を取得することが大前提であります。レジデント制度ではなるべく多くの症例を執刀してもらい、直接手術に関与することが多いため専門医の口頭試問でも普段の経験から充分に対処できるのが特徴であります。その先には脳血管内治療専門医・指導医、脳卒中専門医、救急専門医、脊髄脊椎専門医・指導医などの資格やその他の種々の資格を得ることができます。海外では脳神経外科はNeurosurgeryといわれており、脳外科の直訳であるBrainsurgeryという科は存在しません。脳の手術も欧米では全体の手術数の4-5割程度です。脳神経外科は脳、脊髄、末梢神経までを広く扱う「脳・神経系」の総合医です。脳卒中なども三大疾患の中で非常に重要な疾患であり、脳神経外科の知識なくしては対処できません。当科では研究や留学(臨床・研究)についても積極的に推奨しており、専門医取得後のサブスペシャリテイーについてもそれぞれの人の希望を聞いて実現するようにしております。脳神経系に興味をもち、やる気のある若い人材を広く応募しておりますので、関心をもたれ方は問い合わせ・見学を随時受けておりますので、ご連絡いただけたらと思います。

さらにメッセージを見る

研修医へのメッセージ

  • クリニカルフェロー原 拓真
  • 出身大学:群馬大学

当科では専門医取得までの4年間はシニア・チーフレジデントとして研修します。まずは地域の中核病院を中心に研修し、脳神経外科におけるcommon diseaseである脳血管障害の治療などを主に勉強し、専門医試験受験前の約1年を大学病院で研修し脳腫瘍・機能疾患・小児など専門性のより高い疾患について研修し、その翌年に専門医試験を受験する事が多く、これによりバランスの良い研修が行われ試験対策としても効率が良いと考えています。
大学病院の特色としては、術中MRIを使用した脳腫瘍手術・近隣病院と連携しての脳卒中治療システム、耳鼻科とのコラボレーションによる神経内視鏡下頭蓋底外科手術、等があげられます。その他の分野に関しても、専門性の高い各研修施設への研修や国内留学を通して血管外科手術・小児疾患・機能疾患・放射線治療、等の研修も行う事が可能です。大学以外の施設での研修中も毎月開催される脳腫瘍病理カンファレンスや脳血管障害カンファレンスに参加する事で、大学病院で行われるより治療困難な症例に関しても継続的に勉強する機会を得られます。このように基幹施設と研修施設との密な連携があることで、症例の相談・学会発表の指導・将来のsubspecialityの選択、等に関して多くの指導医より指導を受ける事が可能となっています。
私は群馬大学の出身で地元の茨城に戻ってきましたが、私のような他大学出身者もレジデントには多く、雰囲気も非常にアットホームで、誰であっても分け隔て無く受け入れ、勉強するチャンスを頂けます。茨城県は2010年の統計では10万人あたりの医師数が下から2番目という慢性的な医師不足に陥っています。しかし当科には幸いな事に毎年新人が入局しており、これからの茨城県や周辺地域の医療を支えるべく熱意を持った脳神経外科医も増加傾向です。大学自体も歴史は浅いですが、我々と一緒にこれから更に成長して行くべく意欲を持った先生方とお仕事が出来れば幸いです。今回のコメントを読んで筑波大学脳神経外科に少しでも興味が湧いたなら、まずは気軽に見学や問い合わせをしてみて下さい。

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