大学病院
埼玉医科大学病院
さいたまいかだいがくびょういん
3名
3名
卒後3年次 1名
卒後5年次 2名
卒後3年次(月給/年収)
月給 260,000円
卒後4年次(月給/年収)
月給 270,000円
卒後5年次(月給/年収)
月給 280,000円
月4回以上
随時
4月1日付採用は原則2月上旬締切
随時 埼玉医科大学病院 臨床研修医募集HPを参照
【泌尿器科の特徴】
泌尿器科は腎・副腎・腎盂尿管・膀胱・前立腺・尿道・精巣など尿路生殖器系を対象として扱う。基本的には手術を中心とした外科的な診断治療を行うが、内分泌(副腎)や血液浄化など内科的な知識も要求される。当科では一般外科のような消化管を扱う手術(尿路変向術)や血管外科の知識が必要な内シャント造設術も行っており、幅広い外科的手術手技を習得することができる。一方高齢化社会に伴って前立腺疾患や排尿障害などが増加することが見込まれ、泌尿器科診療技術は今後さらに重要性を増すと考えられる。また、腹腔鏡を用いた低侵襲手術にも積極的に指導している。
【プログラムの目的と特徴】
泌尿器科専門医の養成を目的とし、初期研修2年間を含めた5年間の臨床研修後に日本泌尿器科学会認定の泌尿器科専門医資格を取得し得る研修を実施する。具体的には日本泌尿器科学会専門医制度研修目的に準じたカリキュラムとする。すなわち泌尿器科領域の医療や福祉に関する社会のニーズに対応できること、医の倫理に基づく診療を適切に実施できること、他科との境界領域の疾患の処置についても正確に対応できること、科学的に検証できる態度や能力を養うことを目標とする。さらに医療の本質を認識し、患者の生活の質(QOL)への配慮、インフォームド・コンセント、また適正な情報公開についての対応能力も目標とする。
【学習目標・到達目標】
一般目標(GIO)
泌尿器科領域の基本的臨床能力を持ち、患者様に対応して全身、局所管理が適切に行える。また泌尿器科領域の基本的治療に関する意義、原理を理解し、適応を決め、手術手技を習得し、治療前後の管理ができる。
行動目標(SBOs)
1.主治医としての基本的能力
患者様について次のことが適切に行える。
(1) 正確かつ詳細な問診を行い、診療録に記載する。
(2) 全身、局所の診察を行い、その所見を記載する。
(3) 必要な一般検査を選択し、また結果を判定できる。
(4) 患者の病態の考察と分析を行い、適切な治療計画を立てる。
(5) 病因についての考察と分析が行える。
(6) 同科、あるいは他科の医師と立ち合いで診察(対診)する必要性を判断し、実行する。
(7) 必要な与薬、処置などの治療を行い、経過を観察し記載する。
(8) 上級医への報告、連絡や関連医療機関への申し送りを確実に行う。
(9) 正確な診療録、病歴を完成し、問題点があれば考察を加える。また医療情報開示に耐えうる診療録とする。
(10)看護師その他の医療従事者との円滑な連携を保つ。
(11)患者様、家族に対し正しく情報を伝え、了解の上で医療をすすめる。
(12)医療関係法規にのっとった適切な対応をする(診断書、死亡診断書、各種証明書、麻薬の取扱い、伝染病についての対処、廃棄物の取扱いなど)。
(13)院内感染の防止について配慮し、具体的に対応できる。
(14)後進の指導に参加する
(15)カンファランスや諸学会で症例の提示、報告をする。
2.全身管理
入院患者様に対して、次の基本的な全身管理が適切に行える。
(1) 術前術後の全身管理と対応見を総合して手術時期や術式などを判断し、またリスクおよび合併症を予測してそれらに適切に対応する。(イ)術後:術後の一般的対応ができる。たとえば種々の病態に対応し、輸血、栄養補給、補液、薬剤(抗菌薬、ステロイドなど)の投与を適切に行い、安静度などを指示する。
(2) 非手術例の全身管理と対応
(ア) 悪性腫瘍の放射線治療および化学療法による合併症の管理。
(イ) その他の疾患(重症感染症など)の管理。
(3) 偶発的(発熱、出血、循環不全、呼吸障害、意識障害、ショックなど)に対して迅速かつ適確な処置がとれ、さらに蘇生術を行うことができる。たとえば、血管確保、気道確保、心電計によるモニターリングなど。
(4) 他診療科の疾患を併有する場合、その対応と関連科医師との適切な連携をとる。たとえば心疾患、糖尿病、肝障害、胃十二指腸潰瘍、高血圧、アレルギー性疾患、緑内障、精神医学的疾患など。
(5) ターミナルケアの経験を持ち、下記のような事項について適切な対応ができる。
(ア) 患者様の不安と疼痛への配慮
(イ) 患者様の家族への配慮
(ウ) 転帰の見通し、予後の判断
(エ) 死亡の確認
(オ) 病理解剖について家族との折衝
(6) 入院中の全身的なリハビリテーションに対し理解をもち、関連各科との連携をとる。
(7) 臨床経過と剖検所見との関係を検討し考察できる。
3.専門領域の疾患管理
(1)入院患者様の治療の項目に設定してある自ら術者となる手術について、患者の術前・術後の管理が適切に行える。それ以上のレベルの手術については、指導医の監督のもとに管理できる。
(2)非手術患者様については、例えば、次のような専門的治療を主体性を持って施行し、その効果につき正しく評価できる。
(ア)悪性腫瘍に対する放射治療・化学療法および免疫療法、重症感染症に対する適確な抗菌薬の使用、自己免疫疾患に対するステロイドなどの正しい使用など。
(イ)その他の病態に対する保存的治療
(ウ)疼痛に対する適切な処置
(3)検査については必要に応じて適宜選択し、検査の順序に従って実施し、診断ならびに治療計画立案に役立てることができる。
(4)救急医療を要する疾患の初期診療が独立して、あるいは必要な他科に医師と協力してできる。腎外傷、膀胱外傷、精巣捻転症など。
(5)次のような処置、指導を適切に行うことができる。
●自己導尿の指導
●バルーンカテーテル留置者には膀胱洗浄法の指導
●尿路変更後のストーマ、カテーテルの管理
●透析患者に対する水分摂取、食事指導など
4.手術に関する一般的知識・技能
(1)疾患の種類の程度および患者様の状態に応じて、手術の適応と術式を判断しうる。
(2)手術によって起りうる偶発症、および手術後の合併症、続発症、機能障害について、あらかじめ説明し、同意を得る。
(3)術中起りうる変化に対応できる(救急処置、術式の変更など)。
(4)麻酔(局所、硬膜外、脊髄、気管内挿管など)ができる。
(5)手術器械や材料を正しく使用できる。
(6)手術に必要な準備を指示できる(術前・術後処置を含む)。
(7)手術介助者を指導し、協調して作業できる。
(8)術後の局所および全身の管理ができ、変化に対応しうる。
(9)一般外科ならびに内視鏡外科的手技に習熟する。
(10)消毒、術中感染と、その予防についての知識がある。
(11)手術に関連した事項について、他診療科医と協調して作業ができる。
(12)泌尿器科領域の手術法の原理と術式を理解し、指導医の下で執刀医として実施できる。
(13)泌尿器科領域の基本的な非手術的治療法の原理と方法を理解し、実施できる。
●対外衝撃波砕石術(ESWL)
●悪性腫瘍に対する全身的化学療法
●血液浄化法(血液透析・腹膜透析を含む)
●全身的感染症の薬物治療
<後期研修プログラム>
埼玉医科大学国際医療センター(日高)、総合医療センター(川越)などの関連施設とも密着した関係があり、適宜、出張・研修することも可能である。
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