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学校法人 藤田学園 藤田医科大学病院

ふじたいかだいがくびょういん

レジナビBook臨床研修版

総合消化器外科

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更新日:2023/07/20

藤田医科大学 総合消化器外科医局員
研修医1年目、2年目に対して腹腔鏡手術の技術指導
研修医2年目 ソケイヘルニア執刀 指導医が必ずついて指導しています。
Hinotoriの練習風景 研修医と医局員
藤田医科大学にはCadaverを用いてのda Vinci training systemの部屋があります。 鶏肉を用いての電気メスの操作も可能 定期的に練習が可能。研修医、学生も参加している。
Hinotoriの練習風景
縫合実習 指導医が懇切丁寧にマンツーマンで指導しています。
大腸手術の模型を使い、研修医にカメラを行ってもらい、 次は助手をしてもらいます。そして術者へと移行していきます。
採血の実習です。 指導医は自らの腕を出して、1年目の研修医に採血をとらせています。 なかなかできることではありません。

病院の早見表はこちら!

  • 指導医数(2021年度時点)

    42名

  • 在籍研修医数

    6名

    卒後3年次 2名

    卒後4年次 3名

    卒後5年次 1名

  • 給与

    卒後3年次(月給/年収)
    月給 308,568円

    詳細はこちら

採用関連情報

  • 病院見学実施日

    随時

専門研修・サブスペシャルティ

診察科外科
基幹施設/連携施設
基幹施設

基幹施設: 国立大学法人千葉大学医学部附属病院 千葉大学医学部附属病院 専門研修プログラム(基本19領域)学校法人 藤田学園 藤田医科大学病院 総合消化器外科
連携施設
社会医療法人 宏潤会 大同病院半田市立半田病院医療法人 豊田会刈谷豊田総合病院けいゆう病院総合病院 南生協病院水戸赤十字病院公益社団法人 鹿児島共済会南風病院石川県立中央病院市立奈良病院、総合青山病院、藤田医科大学ばんたね病院、藤田医科大学岡崎医療センター、日本赤十字社愛知医療センタ―名古屋第二病院、済生会横浜市東部病院、国立病院機構東京医療センター、光生会病院、聖隷浜松病院、医療法人大医会日進おりど病院、名古屋共立病院、帝京大学医学部付属溝口病院、平塚市民病院、市立四日市病院、鹿児島大学、済生会宇都宮病院、亀田総合病院
基幹施設で参加している
プログラムもあります。
呼吸器外科乳腺外科内分泌外科小児外科血管外科臓器移植科心臓血管外科

この研修プログラムの特徴

藤田医科大学外科専門研修プログラム


1. 藤田医科大学外科専門研修プログラムについて
藤田医科大学外科専門研修プログラムの目的と使命は以下の5点です。
1)専攻医が医師として必要な基本的診療能力を習得すること
2)専攻医が外科領域の専門的診療能力を習得すること
3)上記に関する知識・技能・態度と高い倫理性を備えることにより、患者に信頼され、標準的な医療を提供でき、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、患者への責任を果たせる外科専門医となること
4)外科専門医の育成を通して国民の健康・福祉に貢献すること
5)外科領域全般からサブスペシャルティ領域(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺、内分泌外科)またはそれに準じた外科関連領域の専門研修を行い、それぞれの領域の専門医取得へと連動すること

2. 研修プログラムの施設群
藤田医科大学病院と連携施設(21施設)により専門研修施設群を構成します。
本専門研修施設群では199名の専門研修指導医が専攻医を指導します。

専門研修基幹施設

名称
都道府県 1:消化器外科、2:心臓血管外科、3:呼吸器外科、4:小児外科、5:乳腺内分泌外科、6:その他(救急含む)
1. 統括責任者名:須田 康一
2. 統括副責任者名:升森 宏次
藤田医科大学病院 愛知県 1,2,3,4,5,6

専門研修連携施設
No. 連携施設担当者名
1 藤田医科大学ばんたね病院 愛知県 1,2,4,5,6 堀口 明彦
2 総合青山病院 愛知県 1,6 小森 義之
3 豊田地域医療センター 愛知県 1,5,6 清水 朋宏
4 大同病院 愛知県 1,3,5 宇野 雄祐
5 刈谷豊田総合病院 愛知県 1,2,3,4,5 加藤 美佳
6 名古屋第二赤十字病院 愛知県 1,2,3,4,5,6 新宮 優二
7 南生協病院 愛知県 1 鈴村 徳章
8 半田市立半田病院 愛知県 1,2,5,6 石田 理子
9 けいゆう病院 神奈川県 1,2,3,5,6 松本 秀年
10 横浜市東部病院 神奈川県 1,2,3,4,5,6 江川 智久
11 東京医療センター 東京都 1,5,6 浦上 秀次郎
12 光生会病院 愛知県 1 金子 哲也
13 聖隷浜松病院 静岡県 1,5,6 鈴木 一史
14 日進おりど病院 愛知県 1 大島 亮 
15 水戸赤十字病院 茨城県 1,2,5,6 清水 芳政
16 南風病院 鹿児島県 1,6 近藤 壮記
17 石川県立中央病院 石川県 1,2,3,4,5,6 角谷 慎一
18 名古屋共立病院 愛知県 2 中山 卓也
19 市立奈良病院 奈良県 1,3,5 菅沼 泰
20 岡崎医療センター 愛知県 1,2,3,5 守瀬 善一
21 帝京大学溝口病院 神奈川県 1,3,5 小林 宏寿
22 平塚市民病院   神奈川県 1,2,3,4,5,6 高野公則
23 市立四日市病院  三重県  1,2,3,4,5,6 蜂須賀丈博
24 鹿児島大学    鹿児島県 予定
25 済生会宇都宮病院 神奈川県 予定
26 亀田総合病院   千葉県  予定

3. 専攻医の受け入れ数について
本専門研修施設群の3年間NCD登録数は24936例で、専門研修指導医は171名のため、本年度の募集専攻医数は10名です。

4. 外科専門研修について
1)外科専門医は初期臨床研修修了後、3年(以上)の専門研修で育成されます。
 3年間の専門研修期間中、基幹施設または連携施設で最低6カ月以上の研修を行います。
 専門研修の3年間の1年目、2年目、3年目には、それぞれ医師に求められる基本的診療能力・態度(コアコンピテンシー)と外科専門研修プログラム整備基準にもとづいた外科専門医に求められる知識・技術の習得目標を設定し、その年度の終わりに達成度を評価して、基本から応用へ、さらに専門医としての実力をつけていくように配慮します。具体的な評価方法は後の項目で示します。
 専門研修期間中に大学院へ進むことも可能です。大学院コースを選択して臨床に従事しながら臨床研究を進めるのであればその期間は専門研修期間として扱われます。
 サブスペシャルティ領域によっては外科専門研修を修了し、外科専門医資格を習得した年の年度初めに遡ってサブスペシャルティ領域専門研修の開始と認める場合があります。サブスペシャルティ領域連動型については現時点では未定です。
 研修プログラムの修了判定には規定の経験症例数が必要です。(専攻医研修マニュアル-経験目標2-を参照)
 初期臨床研修期間中に外科専門研修基幹施設ないし連携施設で経験した症例(NCDに登録されていることが必須)は、研修プログラム統括責任者が承認した症例に限定して、手術症例数に加算することができます。

2)年次毎の専門研修計画
 専攻医の研修は、毎年の達成目標と達成度を評価しながら進められます。以下に年次毎の研修内容・習得目標の目安を示します。なお、習得すべき専門知識や技能は専攻医研修マニュアルを参照してください。
 専門研修1年目では、基本的診療能力および外科基本的知識と技能の習得を目標とします。専攻医は定期的に開催されるカンファレンスや症例検討会、抄読会、院内主催のセミナーの参加、e-learningや書籍や論文などの通読、日本外科学会が用意しているビデオライブラリーなどを通して自らも専門知識・技能の習得を図ります。
 専門研修2年目では、基本的診療能力の向上に加えて、外科基本的知識・技能を実際の診断・治療へ応用する力量を養うことを目標とします。専攻医はさらに学会・研究会への参加などを通して専門知識・技能の習得を図ります。
 専門研修3年目では、チーム医療において責任を持って診療にあたり、後進の指導にも参画し、リーダーシップを発揮して、外科の実践的知識・技能の習得により様々な外科疾患へ対応する力量を養うことを目標とします。カリキュラムを習得したと認められる専攻医には、積極的にサブスペシャルティ領域専門医取得に向けた技能研修へ進みます。

(具体例)
下図に藤田医科大学外科研修プログラムの1例を示します。基幹施設の専攻医は6ヶ月以上連携施設で研修を行います。 連携施設の専攻医は6ヶ月以上基幹施設で研修を行います。

 基幹施設主体専攻医
1. 基本コース (例)
専門研修
1年次 藤田医科大学病院 9ヶ月 連携施設A 3ヶ月
2年次 藤田医科大学病院 9ヶ月 連携施設B 3ヶ月
3年次 藤田医科大学病院 12ヶ月 サブスペシャルティ領域などの専門医研修
(カリキュラムを習得したと認められる専攻医)

2. 連携施設重点コース1(例)
専門研修
1年次 藤田医科大学病院 12ヶ月
2年次 藤田医科大学病院 12ヶ月
3年次 連携施設B 12ヶ月 サブスペシャルティ領域などの専門医研修
(カリキュラムを習得したと認められる専攻医)

連携施設重点コース2 (例)
専門研修
1年次 連携施設C 12ヶ月
2年次 連携施設C 6ヶ月、藤田医科大学病院 6ヶ月
3年次 連携施設C 12ヶ月 サブスペシャルティ領域などの専門医研修
(カリキュラムを習得したと認められる専攻医)

3. 社会人大学院併行コース (例)
専門研修
1年次 藤田医科大学病院 9ヶ月、連携施設A 3ヶ月 社会人大学院
2年次 藤田医科大学病院 9ヶ月、連携施設B 3ヶ月
3年次 藤田医科生大学病院 12ヶ月

藤田医科大学外科研修プログラムでの3年間の施設群ローテートにおける研修内容と予想される経験症例数を下記に示します。どのコースであっても内容と経験症例数に偏り、不公平がないように十分配慮します。
藤田医科大学外科研修プログラムの研修期間は3年間としていますが、習得が不十分な場合は習得できるまで期間を延長することになります(未修了)。一方で、カリキュラムの技能を習得したと認められた専攻医には、積極的にサブスペシャルティ領域専門医取得に向けた技能教育を開始し、また大学院進学希望者には、臨床研修と併行して研究を開始することができます。

・専門研修1年目
藤田医科大学病院に所属し9ヶ月研修を行います。 3ヶ月は地域の連携病院にて研修を行います。
一般外科/麻酔/救急/病理/消化器/心・血管/呼吸器/小児/乳腺・内分泌
経験症例200例以上 (術者30例以上)
・専門研修2年目
藤田医科大学病院に所属し9ヶ月研修を行います。 3ヶ月は地域の病院にて研修を行います。
一般外科/麻酔/救急/病理/消化器/心・血管/呼吸器/小児/乳腺・内分泌
経験症例350例以上/2年 (術者120例以上/2年)
・専門研修3年目
原則として藤田医科大学病院で研修を行います。
不足症例に関して各領域をローテートします。

(連携施設重点コース)
藤田医科大学病院を基本研修施設とし、連携施設で1年目3ヶ月、2年目12ヶ月の研修を行うコースと連携施設を基本研修施設とし、藤田医科大学病院で6ヶ月の研修を行うコースがあります。
(大学院コース)
社会人大学院に進学し,臨床研究または学術研究・基礎研究を開始します。ただし,研究専任となる基礎研究は6か月以内とします。
5. 専攻医の到達目標(習得すべき知識・技能・態度など)
 専攻医研修マニュアルの到達目標1(専門知識)、到達目標2(専門技能)、到達目標3(学問的姿勢)、到達目標4(倫理性、社会性など)を参照してください。

6. 各種カンファレンスなどによる知識・技能の習得(専攻医研修マニュアル-到達目標3-参照)
 藤田医科大学病院および連携施設それぞれにおいて医師および看護スタッフによる治療および管理方針の症例検討会を行い、専攻医は積極的に意見を述べ、同僚の意見を聴くことにより、具体的な治療と管理の論理を学びます。
 放射線診断・病理合同カンファレンス:手術症例を中心に放射線診断部とともに術前画像診断を検討し、切除検体の病理診断と対比いたします。
 Cancer Board:複数の臓器に広がる進行・再発例や、重症の内科合併症を有する症例、非常に稀で標準治療がない症例などの治療方針決定について、内科など関連診療科、病理部、放射線科、緩和、看護スタッフなどによる合同カンファレンスを行います。
 藤田医科大学病院と連携施設による症例検討会:各施設の専攻医や若手専門医による研修発表会を毎年1月に大学内の施設を用いて行い、発表内容、スライド資料の良否、発表態度などについて指導的立場の医師や同僚・後輩から質問を受けて討論を行います。
 各施設において抄読会や勉強会を実施します。専攻医は最新のガイドラインを参照するとともにインターネットなどによる情報検索を行います。
 大動物を用いたトレーニング設備や教育DVDなどを用いて積極的に手術手技を学びます。
 日本外科学会の学術集会(特に教育プログラム)、e-learning、その他各種研修セミナーや各病院内で実施されるこれらの講習会などで下記の事柄を学びます。
 標準的医療および今後期待される先進的医療
 医療倫理、医療安全、院内感染対策

7. 学問的姿勢について
専攻医は、医学・医療の進歩に遅れることなく、常に研鑽、自己学習することが求められます。患者の日常的診療から浮かび上がるクリニカルクエスチョンを日々の学習により解決し、今日のエビデンスでは解決し得ない問題は臨床研究に自ら参加、もしくは企画する事で解決しようとする姿勢を身につけます。学会には積極的に参加し、基礎的あるいは臨床的研究成果を発表します。さらにえられた成果は論文として発表し、公に広めるとともに批評を受ける姿勢を身につけます。
研修期間中に以下の要件を満たす必要があります。(専攻医研修マニュアル-到達目標3-参照)
 日本外科学会定期学術集会に1回以上参加
 指定の学術集会や学術出版物に,筆頭者として症例報告や臨床研究の結果を発表

8. 医師に必要なコアコンピテンシー、倫理性、社会性などについて(専攻医研修マニュアル-到達目標4-参照)
医師として求められるコアコンピテンシーには態度、倫理性、社会性などが含まれています。内容を具体的に示します。
1) 医師としての責務を自律的に果たし信頼されること(プロフェッショナリズム)
 医療専門家である医師と患者を含む社会との契約を十分に理解し、患者、家族から信頼される知識・技能および態度を身につけます。
2) 患者中心の医療を実践し、医の倫理・医療安全に配慮すること
 患者の社会的・遺伝学的背景もふまえ患者ごとに的確な医療を目指します。
 医療安全の重要性を理解し事故防止、事故後の対応をマニュアルに沿って実践します。
3) 臨床の現場から学ぶ態度を習得すること
 臨床の現場から学び続けることの重要性を認識し、その方法を身につけます。
4) チーム医療の一員として行動すること
 チーム医療の必要性を理解しチームのリーダーとして活動します。
 的確なコンサルテーションを実践します。
 他のメディカルスタッフと協調して診療にあたります。
5) 後輩医師に教育・指導を行うこと
 自らの診療技術、態度が後輩の模範となり、また形成的指導が実践できるように学生や初期研修医および後輩専攻医を指導医とともに受け持ち患者を担当し、チーム医療の一員として後輩医師の教育・指導を担います。
6) 保健医療や主たる医療法規を理解し、遵守すること
 健康保険制度を理解し保健医療をメディカルスタッフと協調し実践します。
 医師法・医療法、健康保険法、国民健康保険法、老人保健法を理解します。
 診断書、証明書が記載できます。

9. 施設群による研修プログラムおよび地域医療についての考え方
1)施設群による研修
 本研修プログラムでは藤田医科大学病院を基幹施設とし、地域の連携施設とともに病院施設群を構成してします。専攻医はこれらの施設群をローテートすることにより、多彩で偏りのない充実した研修を行うことが可能となります。これは専攻医が専門医取得に必要な経験を積むことに大変有効です。大学だけの研修では稀な疾患や治療困難例が中心となりcommon diseasesの経験が不十分となります。この点、地域の連携病院で多彩な症例を多数経験することで医師としての基本的な力を獲得します。このような理由から施設群内の複数の施設で研修を行うことが非常に大切です。  
藤田医科大学外科研修プログラムのどのコースに進んでも指導内容や経験症例数に不公平が無いように十分配慮します。
施設群における研修の順序、期間等については、専攻医数や個々の専攻医の希望と研修進捗状況、各病院の状況、地域の医療体制を勘案して、藤田医科大学外科専門研修プログラム管理委員会が決定します。
2)地域医療の経験(専攻医研修マニュアル-経験目標3-参照)
地域の連携病院では責任を持って多くの症例を経験することができます。また、地域医療における病診・病病連携、地域包括ケア、在宅医療などの意義について学ぶことができます。以下に本研修プログラムにおける地域医療についてまとめます。
 本研修プログラムの連携施設には、その地域における地域医療の拠点となっている施設(地域中核病院、地域中小病院)が入っています。そのため、連携施設での研修中に以下の地域医療(過疎地域も含む)の研修が可能です。
 地域の医療資源や救急体制について把握し、地域の特性に応じた病診連携、病病連携のあり方について理解して実践します。
 消化器がん患者の緩和ケアなど、ADLの低下した患者に対して、在宅医療や緩和ケア専門施設などを活用した医療を立案します。

10. 専門研修の評価について(専攻医研修マニュアル-VI-参照)
専門研修中の専攻医と指導医の相互評価は施設群による研修とともに専門研修プログラムの根幹となるものです。
専門研修の1年目、2年目、3年目のそれぞれに、コアコンピテンシーと外科専門医に求められる知識・技能の習得目標を設定し、その年度の終わりに達成度を評価します。このことにより、基本から応用へ、さらに専門医として独立して実践できるまで着実に実力をつけていくように配慮しています。専攻医研修マニュアルVIを参照してください。

11. 専門研修プログラム管理委員会について(外科専門研修プログラム整備基準6.4 参照)
基幹施設である藤田医科大学病院には、専門研修プログラム管理委員会と、専門研修プログラム統括責任者を置きます。連携施設群には、専門研修プログラム連携施設担当者と専門研修プログラム委員会組織が置かれます。藤田医科大学外科専門研修プログラム管理委員会は、専門研修プログラム統括責任者(委員長)、副委員長、事務局代表者、外科の6つの専門分野(消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺外科、内分泌外科)の研修指導責任者、および連携施設担当委員などで構成されます。研修プログラムの改善へ向けての会議には専門医取得直後の若手医師代表が加わります。専門研修プログラム管理委員会は、専攻医および専門研修プログラム全般の管理と、専門研修プログラムの継続的改良を行います。

12. 専攻医の就業環境について
1)専門研修基幹施設および連携施設の外科責任者は専攻医の労働環境改善に努めます。
2)専門研修プログラム統括責任者または専門研修指導医は専攻医のメンタルヘルスに配慮します。
3)専攻医の勤務時間,当直,給与,休日は労働基準法に準じて各専門研修基幹施設,各専門研修連携施設の施設規定に従います。

13. 修了判定について
3年間の研修期間における年次毎の評価表および3年間の実地経験目録にもとづいて、知識・技能・態度が専門医試験を受けるのにふさわしいものであるかどうか、症例経験数が日本専門医機構の外科領域研修委員会が要求する内容を満たしているものであるかどうかを、専門医認定申請年(3年目あるいはそれ以後)の3月末に研修プログラム統括責任者または研修連携施設担当者が研修プログラム管理委員会において評価し、研修プログラム統括責任者が修了の判定をします。



14. 外科研修の休止・中断、プログラム移動、プログラム外研修の条件
専攻医研修マニュアルVIIIを参照してください。

15. 専門研修実績記録システム、マニュアル等について
研修実績および評価の記録
外科学会のホームページにある書式(専攻医研修マニュアル、研修目標達成度評価報告用紙,専攻医研修実績記録,専攻医指導評価記録)を用いて、専攻医は研修実績(NCD登録)を記載し、指導医による形成的評価、フィードバックを受けます。総括的評価は外科専門研修プログラム整備基準に沿って、少なくとも年1回行います。
藤田医科大学外科にて、専攻医の研修履歴(研修施設、期間、担当した専門研修指導医)、研修実績、研修評価を保管します。さらに専攻医による専門研修施設および専門研修プログラムに対する評価も保管します。

プログラム運用マニュアルは以下の専攻医研修マニュアルと指導者マニュアルを用います。
◉専攻医研修マニュアル
別紙「専攻医研修マニュアル」参照。
◉指導者マニュアル
別紙「指導医マニュアル」参照。
◉専攻医研修実績記録フォーマット
「専攻医研修実績記録」に研修実績を記録し、手術症例はNCDに登録します。
◉指導医による指導とフィードバックの記録
「専攻医研修実績記録」に指導医による形成的評価を記録します。

16. 専攻医の採用と修了
採用方法
藤田医科大学外科専門研修プログラム管理委員会は、毎年9月から説明会等を行い、外科専攻医を募集します。プログラムへの応募者は、11月頃(不定期)に研修プログラム責任者宛に所定の形式の『藤田医科大学外科専門研修プログラム応募申請書』および履歴書を提出してください。申請書は(1) 藤田医科大学のwebsite (http://www.fujita-hu.ac.jp/medicine/resident/index.html)よりダウンロード、(2)電話で問い合わせ 臨床研修センター 0562-93-9254、(3) e-mailで問い合わせkenshu-1@fujita-hu.ac.jp、のいずれの方法でも入手可能です。原則として9月中に書類選考および面接を行い、採否を決定して本人に文書で通知します。応募者および選考結果については12月の藤田医科大学外科専門研修プログラム管理委員会において報告します。

研修開始届け
研修を開始した専攻医は、各年度の5月31日までに以下の専攻医氏名報告書を、日本外科学会事務局および、専門医機構外科研修委員会に提出します。
・専攻医の氏名と医籍登録番号、日本外科学会会員番号、専攻医の卒業年度
・専攻医の履歴書(様式15-3号)
・専攻医の初期研修修了証


修了要件
日本専門医機構が認定した外科専門研修施設群において通算3年(以上)の臨床研修をおこない、外科専門研修プログラムの一般目標、到達(経験)目標を修得または経験すること。

こだわりポイント

  • 関連病院が多い

  • 症例数が多い

  • 福利厚生が充実

  • 指導体制が充実

週間スケジュール

術後肝胆膵カンファレンス、術後下部カンファレンス上部手術ビデオカンファレンス上部リサーチカンファレンス、下部カンファレンス下部手術ビデオカンファレンス
午前手術手術手術手術手術手術
午後手術手術手術手術手術
夕方上部術前、ケモカンファレンス。下部術前、ケモカンファレンス肝胆膵術前カンファレンス
 午前午後夕方
術後肝胆膵カンファレンス、術後下部カンファレンス手術手術上部術前、ケモカンファレンス。下部術前、ケモカンファレンス
上部手術ビデオカンファレンス手術手術
手術手術
上部リサーチカンファレンス、下部カンファレンス手術手術肝胆膵術前カンファレンス
手術手術
下部手術ビデオカンファレンス手術

研修環境について

責任者
須田康一 教授
責任者の出身大学
慶應義塾大学
当科病床数
120床
当科医師数
31.0名
当科平均外来患者数
138.6名/日
在籍指導医(2021年度時点)
42名

主な出身大学
慶應義塾大学, 藤田医科大学, 京都大学, 京都府立医科大学, 久留米大学

専攻医・後期研修医
合計 6名

卒後3年次の専攻医・後期研修医数
2名(男性 2名:女性 0名)
主な出身大学
藤田医科大学

卒後4年次の専攻医・後期研修医数
3名(男性 3名)
主な出身大学
聖マリアンナ医科大学, 金沢医科大学, 藤田医科大学

卒後5年次の専攻医・後期研修医数
1名(女性 1名)
主な出身大学
愛知医科大学

留学の可能性
あり

給与・処遇について

給与
卒後3年次(月給/年収)
月給 308,568円
基本給308,568円(週37.5時間の場合、みなし固定残業手当(残業25時間/月 相当を含む))
その他手当、賞与年2回別途支給あり
社会保険
健康保険(日本私立学校振興・共済事業団)、厚生年金
福利厚生
カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)

病院見学・採用試験について

病院見学
病院見学実施日
随時

応募連絡先
藤田医科大学病院 臨床研修センター
TEL:0562-93-2260
E-mailkenshu-1@fujita-hu.ac.jp

研修医の方へメッセージ

我らが総合消化器外科

  • 助教服部豊
  • 出身大学:愛知医科大学

総合消化器外科7年目の服部 豊です。私はもともと疾患に関し、診断から治療、緩和まで治療を行いたいと考えておりました。また、食事・栄養にも興味があり、消化器外科はそれら様々なことを学べる場であると初期研修時代に強く感じました。初期研修時代より手術手技や術後管理などを丁寧に優しく、時に厳しく教えてくださった先輩方の影響もあり、当科への入局を決めました。
我々が属する総合消化器外科に興味のある皆様方がおそらく考えるのは、症例数、症例の種類、執刀、専門医の取得などかと思います。当総合消化器外科では2020年1月~12月の期間に上部消化管領域185件、下部消化管領域343件、肝胆膵領域273件、計801件の手術が行われ、ヘルニア、虫垂炎などは含めていない件数です。総合消化器外科には上部、下部、肝胆膵のそれぞれに全国的にも知られている手術のspecialistがおり、このように多くの手術を行っています。若手医師も胆石、人工肛門造設、人工肛門閉鎖、ソケイヘルニア(前方、TAPP)、瘢痕ヘルニア、虫垂炎、CVポート挿入などの執刀ができるような体制が整っています。手術内容はロボット手術のような最先端治療から、開腹による緊急手術など多種多様な手術が行われています。専門医、認定医、博士号の取得なども医局としてサポートしています。このメッセージだけではお伝えしきれないほどの魅力があります。
我々の医者という仕事は一生涯続くものです。それにはやりがいがあり、充実したものにしなければなりません。しかし、もっとも大事なのは患者様を助ける尊い仕事をやり続けることで自分の幸福感が生まれることではないでしょうか。
是非見学に来てください。私が病院を案内しますので、連絡をいただきたいです!!
皆様と一緒に仕事ができることを楽しみにして待っています。
今回のメッセージが皆様方の一助になれれば嬉しいです。
                      
総合消化器外科 服部 豊

この病院の見学体験記

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