大学病院
学校法人 藤田学園 藤田医科大学病院
ふじたいかだいがくびょういん
大学病院
ふじたいかだいがくびょういん
レジナビBook臨床研修版
8名
9名
卒後3年次 5名
卒後4年次 3名
卒後5年次 1名
2回/月
大学病院の時間外指導医は1回/2か月程度あります.医局から派遣される当直は希望に応じて頻度を調整します.
随時行っております.お気軽に問合せて下さい.
10人
学園規程に準じております.詳細は個別にお伝えします.
随時行っております.お気軽に問合せて下さい.
診療科名 | 病床数 | 医師数 | 指導医数 | 平均外来患者数 | 平均入院患者数 |
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リハビリテーション科 | - 床 | 16名 | 7名 | 582名/日 | 62名/日 |
病床数 | 医師数 | 指導医数 | 平均 外来患者数 | 平均 入院患者数 |
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- 床 | 16名 | 7名 | 582名/日 | 62名/日 |
活動の臨床:考え抜いた専門性
藤田リハでは,リハビリ医学・医療を活動の臨床と捉えています.リハビリ医学の専門性が分かりにくいのは,その視線の方向が既存の臓器科と直交していて,さらに,既存の医学的枠組みから「理由があってはみ出している」ためでもあります.活動に注目した介入は,不動や廃用を防ぎヒトの「生存」を守る治療手段となると同時に,活動関連の症状・問題を包括的に解決し,臓器系医療の成果を社会復帰へと繋ぐキーワードでもあります.藤田リハでは,このユニークな活動という観点に必要な臨床を徹底して追求します.私たちの姿勢は,学内外の多くの診療科から高い評価を受けるとともに,療法士,看護師,義肢装具士,などの一緒に働く専門家たちからも強い支持を得ています.私たちは,数多くの実用的な臨床システムを開発してきました.私たちが2000年に開発した脳卒中回復期のFITプログラム(Full-time Integrated Treatment program)は今や回復期リハビリ病棟の優れた標準モデルになっています.また,科学的カンファレンスを実現するデータベース(Clover)が効率的なチームワークを保証しています.急性期では,摂食嚥下回診システム,療法士病棟専従システムなどの新システムが,効果的リハビリ介入を実現しました.2013年にスタートした藤田保健衛生大学地域包括ケア中核センターは,豊明団地でのまちかど保健室や学生教員の団地内居住など先進的な取り組みに発展して注目されています.活動というはっきりとしてぶれない臨床的切り口のなかで,急性期から生活期まで豊富な症例を,先進の診断・治療技術環境のなかで,経験豊かな優れたメンターのもとに学ぶプログラムを提供します.プログラムに参加する関連施設は,長年の連携のもと互いにその特徴を十分に理解しあっている仲間です.プログラム全体が一貫性を持って体験できるように工夫されています.急性期,回復期,生活期,そして大学のいずれでも優れた臨床家として活躍できる専門家になるために是非,私たちと一緒に体験し,学びましょう.
チームワーク:しなやかな「小の如く大」の組織
1995年に60名弱であった藤田リハは,2016年現在,総勢500名を超える大規模な専門家集団に成長しました.医学部,医療科学部,3つの大学病院,研究所,包括ケアという様々な部署にいるリハビリ専門家が一体となって藤田リハを形成しています.私たちが年間に治療する延べ患者数は36万人を超えます.また,藤田リハは,55を超える国内臨床施設と連携し,11の海外大学・研究所と臨床や研究で協力関係にあります.
私たちが大規模を目指すのは,大組織でしか出来ないことが沢山あるからです.けれども大組織の欠点は要りません.そのために私たちはしなやかなチームワークを目指し,「active flat(小の如く大)」という考え方を基本方針として,運営上,種々の工夫をしています.多層のピラミッド構造は,個人が全体を見るのには不都合です.私たちは単なる組織の歯車になることを望みません.実質的な組織階層を4段以内に抑え,成員全てが全体の動きを実感しながら活躍できるチームを目指しています.リハビリ医療では,明るく精緻なチームワークが必須です.リハビリ科医にとって優れたチームワーク,リーダーシップの技術とその実践は必需品です.複雑な課題を習得するには「形から入る」のが基本です.そのた めには,実際に中に入って学ぶのが一番です.しなやかなチームワークを学ぶことも研修プログラムの目的のひとつです.リハビリ科医の集合体である当科は,2名の医局長がそれぞれ臨床と運営をマネージしています.男女,既婚未婚など,それぞれの生活や思考様式に柔軟かつ配慮をもって対応することで,個々の人生にあった研修が行えるよう工夫しています.
カッティングエッジ:留まらない先進性,道具もシステムも必要なら創る
臨床は科学的であるべきです.そして,科学は厳密な証明を是とします.けれども証明されたことは過去のものです.科学には進歩というもう一つの本質があります.留まってはいられないのです.
実際,臨床はいつでも不完全です.臨床現場では不十分で捨てさりたいモデルが沢山あります.また,存在しないけれども欲しい道具や知りたいことが沢山あります.私たちは,研究と臨床という区分法を好みません.両者は一体で切り離せないものだからです.昨日救えなかった患者を今日は救いたいし,今日救えない患者を明日は救おうと思っています.そのために研究します.
私たちの研究は,基本的に臨床研究です.特に,機器でもシステムでも新しく優れたものを作り出すこと,すなわち,開発研究をその中心に置いています.そのために多くの企業や外部の研究施設と共同での研究を行っています.そして,多くの成果が,国内はもちろん世界的に高く認められています.
研究プロジェクトには,新しい道具や知識を生み出すという直接的効果に加えて,新しいものを創り上げる方法を学ぶという重要な効果があります.心理学の用語でいう「メタ学習」,つまり,学習法を学習するという効果です.出来上がる前の不完全な姿とその解決過程のなかに自分を置くことで,「完成後にはすっかり覆い隠されてしまう舗装の下にある土台」を体感できます.これこそ,臨床力を磨く術を手にいれる重要な手段です.是非,研修中に,いくつかの研究プロジェクトに参加してください.より深く研究したい場合には,大学院を併願できるコースも準備してあります.藤田リハには,多数の優れた学位指導のメンターがいます.これまでにも多くの研修者が,専門医試験合格と学位取得を同時に達成してきました.
オープンネス:医局も国内も海外も
藤田リハはオープンです.私たちは進歩を望んでいます.また,広く社会に貢献したいと願っています.進歩にも社会貢献にも,オープンネスが要になります.さまざまな人が持つ多様性が次の進歩の種となります.周りとの有益な情報のやり取りは社会の富を増やします.藤田リハの医師の出身は多様です.おおよそ藤田保健衛生大学卒が1/4,他の私立大学卒が1/4,そして,国公立大学卒が1/2です.また,入局時の経歴も多様です.新人のみならず他科からの転向者も多数在籍しています.医師以外の社会経験をもつものも少なからずいます.藤田リハで学び,巣立っていった多くの先輩のネットワークが北海道から沖縄まで張り巡らされています.藤田リハを支えてくれる関連病院・施設が多数あります.これらの病院や施設では,藤田リハで学んだ医師,療法士など私たちの仲間が活躍し,また,後進の参加を心待ちにしてくれています.いつも沢山の臨床家・研究者と交流しています.例えば2015年には,国内臨床家・研究者17名,海外臨床家・研究者38名が,藤田リハを訪れ,見学・意見交換・講演をしました.この他,国内18施設,海外9施設の人たちが見学に訪れました.また,国内留学生4名,海外研修・留学生12名が在籍しました.もちろん,藤田リハから海外への交流も盛んです.2015年には, 26回以上の招待講演を含む国際学会への出席,14回の臨床指導や 意見交換のための海外訪問を行いました.常態的交流として,ジョンズホプキンス大学(米国),コンケン大学(タイ),マヒドン大学(タイ),チュラロンコン大学(タイ),北京首都医科大学(中国),中山大学(中国),ソウル大学(韓国),スイス脊髄損傷センター(スイス),ブリティッシュコロンビア大学(カナダ)などと共同研究・研究者交流を行っています.国内外の施設への留学も推奨しています.米国,カナダ,スイスなどが主たる候補地です.常態的に共同で開発研究を行っている企業も,トヨタ自動車,ブラザー,大塚製薬工場,キッセイコムテック,アスカ,東名ブレース,今仙技術研究所,日本精密測器など多数あります.
学会・研究会活動にも積極的に関与しています.主な現職として,才藤栄一(リハビリ医学I講座)が日本リハビリ医学会副理事長,リハビリ教育評価機構理事長,園田 茂(リハビリ医学II講座)が回復期リハビリ病棟協会会長,近藤和泉(国立長寿医療研究センター部長)が日本ニューロリハビリ学会理事長を務めています.また,才藤は,国際リハビリ医学会(ISPRM)の日本代表であり,2019年には同学会を主催することが決まっています.
研修会や研究会など情報発信も盛んです.常態的な公式の会だけで,藤田リハビリ研修会,七栗リハビリ研修会,2つの関連施設研修会,そして,愛知・三重がんリハビリ研修会,藤田リハADL講習会,動作解析実習研修会,摂食嚥下機能評価実習講習会,嚥下実習講習会,ポストポリオ検診,医学生と研修医向けのリハ体験セミナーなど,数多くの情報発信を行っています.日常の生活のなかで,複数の組織を眺めること,学外・海外の臨床家・研究者を見ること,同じ目的を持ち違う環境で働く人たちと接することは,必ずや皆さんに専門性を学ぶための有力な糸口を与えてくれるでしょう.藤田リハで,オープンネスを味わい,そして,身につけてください.
藤田リハで研修をした医師は北海道から沖縄まで広く活躍しています.
大学病院や関連病院(回復期リハ病院など)で全領域の症例を経験します.
リハ科専門医に必要な症例・手技を全て経験することができます.
産休育休取得は当然のこと,医師として家事・育児と臨床・研究・教育を両立することができます.
リハ科医師としては初めての経験ばかりですが,指導医の下,臨床チームの一員として頑張っています.
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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朝 | 病棟で担当患者の診察 | 病棟で担当患者の診察 | 論文抄読会で発表 | 病棟で担当患者の診察 | 病棟で担当患者の診察 | 次の当直者に申し送り | |
午前 | 訓練室で担当患者の訓練状況を確認 | 嚥下回診の補助 | 臨床チームのミーティング | 外勤先の病院で回診 | 医学生の臨床実習を担当 | 訓練室で担当患者の訓練状況を確認 | 自宅で過ごす |
午後 | 嚥下造影検査を実施 | 痙縮外来(ボツリヌス)の補助 | 教授回診の後,他科との合同カンファランスの司会 | 外勤先の病院で嚥下造影検査を実施 | 嚥下造影検査を実施 | 外勤先の当直 | |
夕方 | 研究ミーティングに参加 | 同期と食事会 | 検査ミーティングで発表 |
朝 | 午前 | 午後 | 夕方 | |
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月 | 病棟で担当患者の診察 | 訓練室で担当患者の訓練状況を確認 | 嚥下造影検査を実施 | 研究ミーティングに参加 |
火 | 病棟で担当患者の診察 | 嚥下回診の補助 | 痙縮外来(ボツリヌス)の補助 | 同期と食事会 |
水 | 論文抄読会で発表 | 臨床チームのミーティング | 教授回診の後,他科との合同カンファランスの司会 | 検査ミーティングで発表 |
木 | 外勤先の病院で回診 | 外勤先の病院で嚥下造影検査を実施 | ||
金 | 病棟で担当患者の診察 | 医学生の臨床実習を担当 | 嚥下造影検査を実施 | |
土 | 病棟で担当患者の診察 | 訓練室で担当患者の訓練状況を確認 | 外勤先の当直 | |
日 | 次の当直者に申し送り | 自宅で過ごす |
大学病院であるので規模が大きく、様々な症例が集まるのはもちろんのことであるが、心臓血管外科ではオペをしてる日にちが多いので、術やに入ることで間近で様々なことを見て学べる環境であることがおすすめポイン …続きを読む
大学病院であり様々な疾患が経験できる点、3次救急で重症症例もある点、市内で唯一の大病院であり救急に様々な患者さんがやってきてオーダーや検査などを研修医が行える点、専攻医になってからは積極的に手術の執 …続きを読む
はばひろい診療科がそろう大学病院で、かつコモンな疾患も経験できる。進路に迷っていて広く経験しながら考えたい人にもお勧めできる。 …続きを読む
ここの最大のおススメは救急だと思います。ERで研修医が指導医の監督下で診察したり検査をオーダーしたりしています。最初から色々とやらせてもらえる環境であり指導もしっかりしていると思います。軽症から重症 …続きを読む
大学病院ではあれど、豊明市の市民病院としての役割を担っているため、commonな疾患もそこそこ見ることができる印象でした。一方で、患者の治療方針などは上級医がほとんど決める印象なので、スキルアップを …続きを読む
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