自治医科大学附属病院　耳鼻咽喉科

この研修プログラムの特徴

【自治医科大学耳鼻咽喉科　研修プログラム】
　当科における専門研修プログラムの特色は、自治医科大学の総合医を育成する環境を最大限に活用し、総合的な医療と医学の知識を吸収しつつ、耳鼻咽喉科専門医としての資質、技量、人格を育てることにあります。本プログラム終了後は医育機関における診療・教育・研究、がん専門病院や地域中核病院における診療、大学院進学による研究など、本人のキャリアアップに継なげていきます。本プログラムの指導医と専門医には複数の女性医師も含まれ、きめ細やかな女性医師へのキャリア支援も可能です。男女を問わず、将来の日本の耳鼻咽喉科医療を担う優れた医師の育成を目指しています。

【自治医科大学　耳鼻咽喉科学講座の特色】
１、幅広い症例を経験
　common diseaseから重篤な疾患まで、悪性疾患から良性疾患まで、新生児から高齢者までと、幅広い症例を多数経験することができます。研修修了時には基本的疾患に対する診療が独り立ちできるプログラムとなっています。
２、積極的な手術参加
　再建手術から短時間手術まで手術症例も幅広く、時間外の緊急手術も多いことから、積極的に外科的手技を身に着けることができます。より多くの執刀経験を持つことにより、緊急時にも適切な判断と処置ができる耳鼻咽喉科専門医の育成をしています。
３、独立した小児耳鼻咽喉科
　子ども医療センター内にある小児耳鼻咽喉科にて、小児耳鼻咽喉科の診療をしています。小児科、小児外科、小児形成外科、小児麻酔科とも連携し、NICU、PICU症例も経験することができます。
４、喉頭機能外科の併設
　附属病院内に全国的に初の喉頭機能外科が併設されいます。ここでは機能温存型の喉頭癌治療や音声改善手術、嚥下改善手術が行われています。また，声帯の再生治療の標準化も行われています。
５、連携施設が豊富
　都会型の連携基幹病院での研修の他、がん専門病院、喉頭科専門病院など、より専門性に特化した研修施設での研修も可能です。
６、研究支援
　基礎研究では学内の分子病態治療研究センターと連携し頭頸部癌の遺伝子治療やエピジェネティクス研究が行われており例年高いレベルの英文雑誌に報告しています。このような経験から講座内での研究は勿論のこと国内外の留学、大学院での研究の支援も行っています。

　自治医科大学の特色として、自治医科大学の卒業生は出身県での義務研修があり、基本的には当院に残ることができません。そのため、各講座に所属する医師は、日本全国、さまざまな大学から集まっています。他大学出身者が、同じ条件で新たにスタートし、自由闊達な環境で研修に励むことができるということも、当院の特色の１つです。耳鼻咽喉科・頭頸部外科にご興味のある方は、是非一度、当科へ見学にいらして下さい。医局員一同、お待ちしております。

自治医科大学　耳鼻咽喉科学講座
E-mail: jichi-jibi@jichi.ac.jp