【例文あり】自己PR・志望動機の書き方やポイントとは

採用選考前に提出する必要があるエントリーシート(ES)では、応募者の強みや志望動機などがチェックされます。ここでエントリーシート(ES)の書き方の基本や記入例をご紹介します。

提出までのスケジュールって?

病院によって書類の提出期限や内容が様々で、入手するにも時間がかかります。中には「エントリーシートを入手しようと思ったら既に募集が終わっていた・・・」と後悔する方も…。まずは6年生に上がる前に、興味ある病院の採用スケジュールを事前に確認することが重要です。
基本的には病院HPで採用情報の確認が取れますが、病院によってはHPに掲載していないところもあります。その場合は積極的に病院に問合せて確認してみましょう。下記は提出までの目安のスケジュールです。

エントリーシート書き方のポイント

ここでは書き方のコツを2つご紹介します。病院によってはエントリーシート(ES)と履歴書に区別がない場合(どちらか一方の提出など)もありますが、自己PRや志望動機の書き方のポイントは同じです。
下記を意識して書くことでより相手に分かりやすく伝えることが出来ます。

 1⃣ アピールポイントを絞る

一つの設問に対して、採用担当者に伝えたいアピールポイントを一つに絞って考えてみましょう。つい沢山相手に知ってもらいたいからとエピソードを盛り込みたい気持ちも分かりますが、。エピソードを絞り、複数の設問の中でも一貫性を持つことで、あなたの魅力を明確に伝えることができます。

 2⃣  結論から書く

エントリーシート(ES)は「結論ファースト」にすることでより的確・効果的にアピールポイントを伝えることが出来ます。一般的には、下記の順番で伝えるとさらに説得力が増すといわれています。
①【結論】結論を書く
②【事例】①の理由・具体例を挙げる
③【結論】最後に結論となる内容を繰り返す。

\ 自己分析」で書く内容を整理しよう /

自己PR・志望動機の書き方について

エントリーシート(ES)でも面接でも必ず確認されるのが「自己PR」と「志望動機」です。ここでは一例を元に書き方について解説していきます。

 自己PR 例文

私には、何事にも最後まであきらめずに努力を重ねる力があります。

大学時代はテニス部に所属していたのですが、最初の頃はどんなに練習してもなかなか上達せず、何度も挫折しそうになりました。しかし、諦めずに、練習日以外でも自主練習に励んだり、部活の仲間からアドバイスをもらい自分の弱点を直していくことを5年生まで続けていきました。
結果、部内上位者5人に入ることができ、また、全国大会まで出場することが出来ました。このように、私はどんなに苦しくても投げ出さずに、努力を積み重ねる力があります。

この強みを活かし、貴院でも努力することを決してあきらめずに研修に励み、患者様に信頼される医師を目指していきたいです。

私の強みは「臨機応変に対応できる」ことです。

私は大学生時代に飲食店のホールでアルバイトをしていました。毎日多くのお客様が来店する中で、相手に合わせてお勧めする料理を変えたり、年配の方には座敷よりも椅子の席をご用意したりと臨機応変に対応しました。その結果、リピーター客が増え、お客様から感謝の言葉を度々いただくこともありました。

貴院でもこの強みを活かし、何が起きても臨機応変に患者様に診察できる医師を目指していきたいです。

 ポイント 

自分の長所・アピールしたい強みを最初に伝えよう

ダラダラと長い文を続けるのではなく、まず最初に「私の強みは~~です」と結論を伝え、続けてその理由や裏付けを繋げていく形にすることでより相手に伝わりやすくなります。

 ポイント 

最後に研修先でどう活かしていくかを述べよう

最後に自分の長所・強みがどのように研修先で活かせるのかを記載することで、あなたが入職したらどのように活躍できるか採用担当者にアピールできるので効果的です。

 志望動機 例文

貴院であれば、救急医療に強い病院で豊富な臨床経験を積めると思い志望いたしました。

私は、将来、救急科に進もうと考えているため、救急車の搬送台数が県内でもトップクラスである貴院であれば初期研修のうちから救急医療の臨床経験を積めると感じました。
また、これまで2回見学をさせていただいた中で、研修医の先生が常に上級医の先生方に手厚くご指導されている光景を拝見し、貴院の研修環境に大変魅力を感じました。

入職の際には広い知識と経験を身に付け、貴院の救急医療の一端を担う医師に1日でも早くなれるよう、精進してまいります。

ここから先の情報を見るためには、
会員登録が必要です
レジナビには、医学生・研修医の
皆さんのための役立つ情報がたくさん。
レジナビで自分に合った病院を見つけてください!

 ポイント 

できるだけ具体的に記載しよう

採用担当者は"なぜあなたが自院を志望したのか"理由を知りたいと考えてます。「これだけ」等"こそあど言葉"は使わず具体的な内容を入れ込みましょう。例文のように実際見学した内容を入れ込むと具体的で説得力ある文章になりやすいです。

 ポイント 

研修先でどう活躍していきたいかを述べよう

最後に「研修先で、具体的にどのように活躍していきたいか」まで落とし込んで書きましょう。採用担当者はあなたが自院で成長し、活躍できる素養があるかどうかも見ています。

他の設問はどう考えたら良いの?

下図はいくつか病院のエントリーシート(ES)の設問項目をまとめた表です。前述したようにエントリーシート(ES)の設問は病院によって様々ですね。

ただ、実は設問内容を整理すると採用担当者が聞きたいことは下記の3つに分類できることが多いんです。

①一緒に働きたいかどうか
②自分自身で成長できる人か
③自院と合っている人材か

エントリーシート(ES)の設問には、病院によっては意表をつかれるような変わったものもあります。たとえ変わった設問であっても焦らず設問の意図を考えてじっくり取り組みましょう。

\ 履歴書の書き方を知りたい方はこちら /

\ 実践的な面接の練習方法はこちら /

今回は、よく医学生の皆さんから質問いただく「エントリーシートの書き方」について紹介してみましたがいかがでしたか?面接・採用試験対策でお悩みの方は、レジナビでセミナーも定期的に開催してますので、こちらも参加してみて下さいね🌟