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~タイミングや聞いておくべき内容~
病院見学では、どのような質問をすればよいのでしょうか。
基本的には自分が聞きたいことを質問するという形で問題ありませんが、マナーと常識ある対応が求められます。
今回は、病院見学の質問について、マナーや注意点を解説。
質問のポイントや例などもご紹介しますので、病院見学を控える医学生のみなさんはぜひチェックしてみてください。
病院見学中だからといって、いつでも質問してよいわけではありません。
病院の先生たちや周囲の様子をよく確認し、質問するタイミングや聞き方に気をつけましょう。
質問をするときは、患者さんやそのご家族が近くにいる現場から離れたタイミングがベスト。
その際マナーとして、自分の名前や学校名を先に名乗り、対応していただいたことに対してお礼を伝えることも忘れないようにしましょう。
病院見学では、どのような内容でも自由に質問してよいわけではありません。
ここでは、注意しておきたい質問内容についてご紹介します。
病院見学の際に、病院長やプログラム責任者の先生に労働環境や休暇などの待遇面を聞くと、悪い印象を与えてしまうことがあります。
しかし、実際に働くことを考えると、残業時間や有休消化の状況については気になる方もいらっしゃるでしょう。
「有休をきちんと取得できるかどうか」「当直代込みの実際の給与はどのくらいになるか」などの質問をしたい場合は、初期研修医と現場の実情について個別に話ができるタイミングなどを探してみましょう。
「レジナビFair」では各病院のブースで研修医が説明していることが多く、待遇面を直接聞けるチャンスです。
また、「レジナビFairオンライン」では、匿名で聞きづらい質問をしたりカメラオフで参加することも可能です。是非ご活用ください。
病院の特徴や基本方針など病院のホームページに載っているような内容は、事前に調べておきましょう。
見学に来ているにも関わらず、その病院について調べていない、ホームページも確認していないことが病院の担当者に伝わると、マイナス印象を与えかねません。自分でわかる範囲のことは調べておき、さらに深掘りしたい内容については質問するという形がおすすめです。
働く際に参考になることであっても、相手の失礼にあたる質問は控えましょう。
たとえば、病院の経営状態や離職者の数、個人の待遇に関する年収やボーナスの金額などの質問が挙げられます。
相手の立場をよく考えて、「答えにくい」と思える質問は避けた方が良いでしょう。
病院見学の限られた時間を有意義に使うために、質問したいことは事前にまとめておきましょう。
先生方に質疑応答のための時間を割いていただいていることを忘れず、要点を絞って端的に質問すると好印象です。
そのためには、絶対聞きたい点、時間があれば聞きたい点など、質問項目に優先順位をつけてノートに書いておくのがおすすめ。
また、病院側の担当者は、自分の話がきちんと見学者に伝わっているかどうか気になっています。質問だけでなく、病院見学を通して得られた体験や感想も一緒に伝えるとなおよいでしょう。
病院見学の際は、積極的な姿勢を見せるためにも進んで質問することが大切です。
ここでは、4つのテーマに絞っておすすめの質問例をご紹介します。
どんな医師が働いているか
【質問例】
・若手の先生はどのくらい活躍されていますか?
・研修医の出身大学はどちらが多いでしょうか?
・どのような方が活躍されていますか?
・(研修医に)どうしてこの病院を選ばれたのですか?
働いている医師に関する質問をすることで、病院側が求める人材の情報を得られます。
また、その病院を選んだ理由について聞く場合、研修医に質問する形がおすすめです。専門医よりも研修医の先生の方が比較的年齢が近い分、参考になる回答をもらえる可能性が高いでしょう。
どんな働き方をしているか、待遇はどうか
どんな働き方をしているか、
待遇はどうか
働き方についての質問では、実際に働くイメージを得られます。
しかし、「有給休暇が取得しやすいか」「残業がないか」などの待遇に関することは、聞き方によってはやる気がないと捉えられてしまうことも。
マイナス印象にならないよう、「長く働きたい」「実際の働いている状況をイメージして備えたい」などポジティブな聞き方で質問するよう心がけましょう。
また、直接的に質問しなくても、「残業があるかどうか」は1日のスケジュールを聞くことで、「休暇の取得状況」は休暇の過ごし方を聞いてみてはいかがでしょうか?
【質問例】
・どのような症例の患者さんが多くいらっしゃいますか?
・1日の診察件数について、ホームページには○件と記載されていましたが、診療科ごとに診療件数に大きな差はありますでしょうか?
・1日の救急件数はどのくらいですか?
・患者さんと接する上で大切にしている事はありますか?
患者さんに関する質問をすると、その病院でどのようなケアや処置が多いのかを把握できます。その病院で働くために必要なスキルや、自分が身につけたいスキルを学べる職場であるかどうかを確認できるでしょう。
また、1日の診察件数など具体的な数字のある質問からは、実際に働いたときの忙しさがイメージできます。
【質問例】
・診察記録はどのように付けられていますか?
・院内勉強会はありますか?
・ 外部への研修会へ参加可能でしょうか?
診察記録は、日々の業務に大きく影響する部分です。電子カルテを導入していても、紙と併用しているケースもあります。実際に働いたときの業務を想像できるよう、聞いておくとよいでしょう。
また、院内勉強会や研修への質問では、知識やスキルを磨ける機会がどれぐらいあるかがわかります。また、外部の勉強会や研修への参加では、出張扱いになるなど勤務体系の情報を得られることもあるでしょう。
【質問例】
・研修医の裁量権はどの程度認められていますでしょうか?
・研修中に上級医の方からのフィードバックはいただけますか?
・研修が始まるまでに準備しておいたほうが良いことはありますか?
・初期研修医として任される手技を教えてください。
研修に関する質問は、学びたいという熱意を伝えられるでしょう。実際にどの程度研修中に仕事を任せてもらえるのか、フィードバックはもらえるのかなどはとくに気になる点です。スムーズに研修に入るために準備しておいた方がよいことも、ぜひ質問しておきましょう。
・見学はいつ申し込んだらよい?
・病院見学時の服装はどうしたらよい?
・将来の科目が決まっていないけれど、病院の方に聞かれたらどう答える?
・友達やパートナーと一緒に見学に行ってもよい?
病院見学についてよくある質問をまとめました。病院見学に申し込む前に、しっかりチェックしておきましょう。
Q:見学はいつ申し込んだらよい?
A:2週間前を過ぎて連絡してもNGではありませんが、病院の都合もあるため早めに申し込むようにしましょう。
大学の長期休暇の時期などは混み合う傾向があります。自分と病院双方の都合を考慮し、混み合う時期を避けて見学を申し込むのもよいでしょう。
Q:病院見学時の服装はどうしたらよい?
A:病院から指定がない場合は、男女ともに無地のスーツを着用しましょう。
病院見学の服装は、病院ごとに考え方が違うポイント。まず、「スーツ」や「私服」を指定された場合はその通りにしましょう。
病院見学は面接ではありませんが、もし指定がない場合は、ダークカラーのスーツに白ワイシャツを合わせる形が無難です。女性はパンツ・スカートどちらでもOK。
とくに服装について指定されていない場合も、ラフな格好は避けましょう。服装に迷う方は、以下の記事を参考にしてください。
Q:将来の科目が決まっていないけれど、病院の方に聞かれたらどう答える?
A:正直に「まだ決めていません」と答えましょう。
見学の段階では目指す科目が決まっていない人がほとんど。
正直にまだ決めていないことを伝えて大丈夫です。
もし興味のある科目がいくつかある場合は、その内容を伝えてください。
また、見学している診療科が気になった場合は、その旨も加えて伝えられると良いでしょう。
Q:友達やパートナーと一緒に見学に行ってもよい?
A:必ずしもNGではありませんが、病院側の都合を最優先しましょう。
基本的には一人の人が多いですが、友達やパートナーなどと一緒に行く人もいます。
日程調整等の迷惑がかかることもありますので、あくまでも病院側の都合に合わせるようにしましょう。
行けるようであれば一緒に行くという感覚でいることをおすすめします。
病院見学は、実際にその病院で働く先生や研修医に気になることを質問するよい機会です。
しかし、どのような内容でも質問してよいわけではなく、マナーと常識ある対応が求められます。
あらかじめ聞きたいことを考え絞っておくこと、タイミングや質問相手などを考えて質問することが大切です。
有意義な病院見学となるよう、紹介した質問のマナーや質問例を参考にしっかり準備を進めることがおすすめ。
気になる項目に優先順位をつけて、ノートに書いておくと見学の機会を有効活用できるでしょう。
ただ、忙しい医学生や研修医であれば、「病院見学にどうしても行けない」ということもありますよね。
また見学に行けた人も「他の医学生・研修医から見た病院の情報が知りたい」と感じることも多いでしょう。
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資料請求をされる医学生の方は、うちの病院に興味を持ってくれているんだなあと印象に残りますね。