レジナビ流「自己分析」の効率よいやり方とは

「マッチング対策で自己分析もやった方がいい」と先輩方からアドバイスされた方もいるのではないでしょうか?ただ、いざ「自己分析をする」といっても具体的に何をすればよいのか。また、やったことでどのようなメリットが得られるのか、分からない方も多いのではないでしょうか?実際、マッチング対策として最初に「自己分析」することでより効率よく研修先探しや、面接対策の近道になります。

 

今回は、複数ある自己分析の中から2つご紹介します。また、自己分析をした後、どう行動に移していけばよいのかをレジ子ちゃんと一緒に学んでみましょう。

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レジ子

名前:佐藤 レジ子(22)

学年:医学部4年生

居住地:千葉県

ライフスタイル土日のどちらかは都内に出て友人や恋人と買い物やご飯を食べて過ごすことが多い。平日は朝から16時まで授業。週2回飲食店でアルバイトをしている。

 STEP1:自分を知ろう 

2つの自己分析のやり方について

1) 価値観・研修先に求める条件が分かる「なぜなぜ分析」

「なぜなぜ分析」はトヨタ自動車で生まれた問題解決の手法です。「なぜ?」 を繰り返すことで自分の価値観や行動指針、根本にある思いを深堀することが出来ます。テーマによって得られる情報は変わります。

今回は「自分が研修先に求める条件」を探ることを目的としたテーマに沿って深堀していきます。

 

⚠️「なぜなぜ分析」の注意点

①自己分析中は正直に答える

「なぜなぜ分析」により、自分の本当の価値観や思考を探り出すのが目的なので、嘘や建前で答えを出さずに自分の本音で答えを出しましょう。

 

②「なぜ」だけでなく「なに」も使ってより具体的な内容につめる

「なぜ」だけだとどうしても抽象的な答えになってしまう場合も。「なに」を加えて深堀することでより具体的な回答を得ることができます。

項目:自分の中で譲れないもの3つ

①たくさん経験を積める環境かどうか

②仕事とプライベートどちらも充実させたい

③小児科に強い病院か

①たくさん経験を積める環境かどうか

  ※今回は3つの内1つを例にあげます。

 具体的に何か? 

教えてもらうだけでなく手技を積極的にやらせてもらえる。しっかり指導してもらえる体制か。

 なぜそれがいいのか? 

早く成長したいから。

 なぜそう思うのか? 

早く患者さんや先輩医師の役に立ちたいから

 なぜ早く役に立ちたいのか? 

人の役に立てることで自分自身への自信につながる。やりがいを感じるから。

2) 自分の強み・弱みが明確に分かる「他己分析」

「他己分析」とは、家族や友人があなたの性格や日頃の行動などを客観的に分析することです。自分ひとりでやるとついつい主観的な視点が入りがちですが、他己分析をすることで、 客観的な視点での「長所」や「欠点」を発見でき、説得力のある自己PRにつながることができます。

 

他己分析は誰に聞けば良い?

聞く人によって、あなたへの印象は様々です。できるだけ以下、3つのパターンそれぞれに聞いてみましょう。

① 家族
一番長く近くで見てきた存在です。自分があまり表には出ていない弱みや強さを聞き出せるかもしれません。

② 親しい友人や恋人
あなたの表立った活躍や失敗したところを間近で見ている人からなら、最近の強みや弱み、価値観を聞き出すことが出来ます。

③ ゼミやバイト先の人
①・②に比べると面識が浅いため、より客観的な視点で意見を聞き出すことできます。

 自分の長所 

私が活躍していると感じるのはどんな時?

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友人A子

バイトで働いているのを見たとき!常連さんが前に何を頼んでたのか覚えてたり、人に合わせて接客しているところみて、すごいなと思った!コミュニケーション力が高いよね!

 自分の価値観 

私がどんな時に不満を感じていそうか?

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昔から頑固で負けず嫌いなところがあるわね。これから先輩からの指導がたくさんあると思うからそこでは素直に意見を聞くようにしなきゃね!

 自分の短所 

私が直したほうが良いところは?

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恋人

自分が納得していないまま何か物事を進めなければいけない状況になった時かな。君は意見言えるタイプだから間違ったことは間違っているといえる環境が合っていると思う。

 自分の印象 

私の最初の印象はどうだったか?

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友人B子

ちょっと怖い人かと思った!仲良くなったらそう感じなくなったから、少し人見知りな部分あるかも

3) 2つの「自己分析」で分かった自分のことをまとめてみよう

①「なぜなぜ分析」で分かった自分が研修先病院に求めていること

・しっかり指導してもらえる体制
・手技を積極的にやらせてもらえるような環境
・仕事のON・OFFはっきりしている
・勤務地は今の居住地から通える範囲
・小児科が強い病院

②他己分析で分かった自分の強み・弱み

【強み】
・コミュニケーション力(人に合わせて対応を変える)
・向上心が強い
・真面目で誠実

【弱み】
・負けず嫌い
・人見知り
・柔軟性がない

 

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レジ子

よし、これで何となく私がどんな人なのか整理することが出来た!まずは、これを元にして研修先にしたい病院を探してみればいいんだね♪
でも、どうやって探せばいいんだろう・・・

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レジナビ君

レジ子ちゃんはじめまして!!
研修先の病院を探したいならレジナビがオススメ!レジナビなら病院の合同説明会やWeb上で病院検索やそのまま病院見学に申込みもできちゃうんだ♪今からやり方を説明するよ!

 STEP2:行きたい病院を見つける 

自己分析の結果を元にレジナビから研修先を探そう

自分が研修先の病院に何を求めているのか分かったら、次は実際に自分の希望に当てはまる病院があるのか調べてみましょう!また、条件が合っていても必ず自分に合う病院かどうかは分かりません。実際に見学をして院内の雰囲気や先輩方から詳しく話を聞いて自分に合うかどうかしっかり確認することが必要です。

1) レジナビWebで自分に合う病院を見つけよう

①レジナビWebにある「病院情報を探す」から自分の条件に当てはめて検索してみましょう。

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レジナビ君

病院検索するときに「なぜなぜ分析」で分かった自分の理想の研修先を条件に当てはめて探してみよう!ただし、すべての理想の条件を入れてしまうとかなり絞られた結果になってしまうから、色んなパターンに分けて条件を検索してみよう!

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レジ子

分かった!じゃあ、まずは勤務地とプログラムコースに絞って検索してみるね!

②条件に合う施設を見つけたら詳しくプログラム情報をみてみましょう。

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レジナビ君

病院の基本情報はもちろん、プログラムの特徴やスケジュール、採用情報など様々な情報が載ってるよ!
1つに絞らず、たくさんの病院ページをみて、気になる病院があったら上にある☆マークをタップしてブックマークしよう♪

20個を目標に気になる病院をブックマークしよう

マッチングに登録する平均病院数は3.25病院。最低3病院登録すると考えて、逆算してみましょう。
病院は後でどんどん絞られていくので、この段階での候補は多い方がいいですよ!

\  動画で施設のプログラム情報が分かる /

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2) レジナビFairに参加して「病院情報」に掲載されていない情報や、研修医と直接話してみましょう

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レジ子

やっと目標の20施設ブックマーク登録完了したよ!次は病院見学?でも20施設も行く時間ないよ・・・次は何をしていけば良いんだろう?

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レジナビ君

自分の条件に合う施設を見つけた後は、レジナビFairに参加することをおすすめするよ!Web上には載っていないプログラムの詳細情報や、研修医と直接話す機会もあるから、よりその病院のことを詳しく知ることが出来るんだ★

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レジナビ君

「詳細情報」を押下すると、この画面が表示されるよ。自分が興味ある施設が参加しているか確認したい場合は「参加病院一覧」からチェックしてみよう。

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レジ子

あ!私が興味ある病院がこのFairに参加するみたい!試しに参加してみよう!

3) Fairに参加して『もっと知りたい!』と思った病院は実際に見学してみましょう

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レジ子

レジナビFairに参加したり、レジナビ動画を観てみて、より自分に合いそうな施設は7施設に絞れたよ!次はいよいよ見学かー!き、緊張するなあ・・・見学って施設のHPからじゃなきゃ申込みできないのかな?

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レジナビ君

「レジナビWeb」から見学申込みすることができるよ!病院情報ページに飛ぶと「見学申込」ボタンがあるからそこから申込してみよう。
後日、施設の担当者から連絡が来るよ!

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レジナビ君

自分が行きたいと思う施設に見学するからこそ、相手に好印象持ってもらえるかどうか不安になるよね!見学する前に「マナーレッスン」を読んで備えよう★

\  施設の説明・見学・相談会に参加できる /

\  見学前に知っておこう! /

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レジ子

研修医の人たちとFairでは聞きづらいことも話せたり、院内の雰囲気を知ることが出来た!より行きたいって思った病院もあれば、思っていたイメージと違う病院もあったなあ。見学したことでより行きたい病院が明確になったよ!

 STEP3:面接準備 

志望動機・自己PRの書き方のコツ

1) 自己PRの書き方のポイント

自分を売り込むためのポイントをまとめたものが自己PRです。効果的な自己PRを作るポイントは、これまでの経験の中で自分の長所や強みとしてアピールできることがらを、具体的なエピソードを交えてまとめること。また、その長所や強みを、志望している病院でどのように活かせるのかを、採用担当者がイメージできるように表現することが重要です。

 

自己PRは面接時だけ使うわけではありません。病院見学時、応募書類、作文、面接、レジナビFair等病院ブース訪問時にも自分をアピールする上で必要となります。余裕をもって早めに作成することを心がけましょう。

自己PRを書く際は、上図のフレームワークに沿って書いていくと簡潔にエピソードと長所を伝えることが出来ます。また面接によっては、「1分間で自己PRして下さい。」といわれる場合もあるため、1分間用(300~350文字程度)の自己PRも用意しておいた方が安心です。

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レジ子

なるほど~!私は、「他己分析」で出た『コミュニケーション力』を強みにおいて作ってみよう。えーと、エピソードは…あ、アルバイトで後輩の接客態度が悪いってクレームが入ったとき、その子を指導して改善できたことがあったなぁ!それをエピソードに入れ込もう。
人に合わせて対応できる力は研修先で患者さんを診察するときにきっと役に立つはず!

2) 志望動機を書く上での注意点とは?

“なぜその病院に入りたいか”をまとめるのが志望動機です。エントリーシートや面接で、説得力のある志望動機が表現できるよう、レジナビの病院情報や病院ホームページだけでなく、リアルな情報を収集することを大切にしてください。そのためにも、積極的にレジナビFairや病院見学をして現場で働いている人たちの声をききましょう。
実際に先輩医師から聞いて共感したことや、学んだことを志望動機に織り交ぜることで、より説得力のある内容になります。

 

志望動機を書く際は、以下3つのポイントを押さえましょう。これらすべてがクリアされていないと、志望動機は説得力に欠ける弱いものとなってしまいます。

志望動機を書く上での注意点

1.なぜ他病院ではなくこの病院を志望したのか根拠ある理由を述べる。他の病院にも通じるような志望動機(○○科があるから等)は×

2.志望する病院の良さをただ伝えるだけでは×。自分がどう病院への貢献に結びつくかも説明(志望する病院と自分の相性の良さをアピール)

3.研修先で自分がどう活躍していきたいのか(できるか)まで述べる

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レジ子

“この病院”で働きたい理由かぁ・・・。というと、小児科が強いだけじゃ理由にならないな。あ、実際に見学したエピソードを入れよう!たしか、研修医のナビ田さんが教えてもらうだけじゃなくて実際に手技を早いうちからやらせてくれるから身に付くって言ってた!指導医数も多いし、ここなら私が希望する『たくさん経験をつめる環境』に当てはまるよね。それってこの病院・私ならではの志望理由になる!

\ 自己PR/志望動機の書き方が分かる /

\  面接の時に気をつけるべきマナーを説明/

いかがでしたでしょうか?今回は、「自己分析」のやり方を中心に説明いたしましたが、レジナビWebでは他にも研修探しをサポートするコンテンツがたくさんあります!
もちろん、いつでも無料でご利用いただけますので、ぜひ活用してみてください。