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国立病院機構東京医療センター

市中病院

国立病院機構東京医療センター

とうきょういりょうせんたー

東京山の手泌尿器科専門研修施設群専門研修プログラム

更新日:2024/04/01

病院の早見表はこちら!

  • 指導医数

    4名

  • 給与

    卒後3年次(月給/年収)
    月給 381,100円

    卒後4年次(月給/年収)
    月給 381,100円

    卒後5年次(月給/年収)
    月給 381,100円

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採用関連情報

専門研修・サブスペシャルティ

診察科泌尿器科
基幹施設/連携施設
基幹施設
連携施設
川崎市立川崎病院琉球大学病院埼玉医科大学国際医療センター、東京都立小児総合医療センター
サブスペシャルティ
専門研修施設群の構成要件として、専門研修プログラム管理委員会においてサブスペシャルティ領域の専門医数についての報告を行っています。

この研修プログラムの特徴

当科のモットーは「団結」で、皆が協力し合って多くの仕事をこなしています。手術が多く(月~金、毎日が手術日)、外来患者も多いため、この協力がないとやっていけません。現在、常勤する泌尿器科医は10人(うちレジデント4人)、その他、泌尿器科には臨床研究のためのデータ管理や医局員のサポートをする専属秘書が2人、診断書の作成などを行う文書支援係が1人いて、この人達も団結のメンバーです。また、泌尿器科の外来は受診する患者数が多く、月曜日や水曜日は1日250人を超します。外来看護師は5人、外来クラークも2人いますが、全員で協力し合わないと溢れる患者さんをさばくことができません。患者さんをなるべくお待たせすることなく、業務を時間までに終わらせるのもやはり団結があってこそ叶うことです。
当科は小児の先天奇形、腎移植、不妊を除く泌尿器科疾患を扱いますが、大きな特徴は前立腺癌の患者が非常に多いことです。全国でも前立腺癌治療に関しては屈指の施設になっています。ロボット手術、小線源治療、外照射治療、いずれの治療も高いレベルで実施しており、遠方からも多くの方が当院での治療を希望し来院しています。
毎年若い専攻医が新たに団結の輪に加わっています。是非君も!定員は毎年2名です。

○本専門研修プログラムの連携施設は地域、大学の枠を超えた研修施設群が形成されています。
○独特な医療圏にあり、本土とは異なった疫学性のある琉球大学が加わっている点も特色の一つです。
○4年間の専門研修期間の間、基幹施設のみならず、連携施設である大学病院においても先進医療を経験し、都市型大病院と大学病院の両方において知識と技術を習得できる機会をもうけ、泌尿器科医としての経験をより深いものにすると同時に、将来進む方向を決める上で広い視野を育成できるようなプログラムになっています。
○連携施設である都立小児総合医療センターにおいては先天性疾患をはじめ、小児泌尿器科の専門性の高い診療を経験することになります。
○研修期間中には必ず研修協力施設である地域の病院やクリニックにおいても診療を経験し、地域医療の意義や病診連携の重要性を理解できるようになっています。将来開業や地域医療への従事を考えている医師には貴重な経験になるはずですし、病院に勤務していく医師にとっても病診連携の重要性を理解するいい機会になるはずです。
○泌尿器科医は外科医でありその真髄は手術です。本専門研修プログラムの目標は一般的な目標に加え、「手術が得意な泌尿器科医の育成」を挙げています。手術が得意になるためには若い頃から多くの手術を経験することが重要です。基幹施設の東京医療センターでは常に若い医師が上級医の指導のもと手術を執刀しています。研修開始と同時にダヴィンチのライセンスをとり、ロボット手術も実施しています。
○連携施設は全て症例数の多い施設であり、そこにおいても同様のポリシーで専攻医の育成にあたります。4年間の研修期間を終了し、専門医になる時点では泌尿器科領域の一般的な手術は全て独り立ちできる技量を獲得しているはずです。
○基幹施設においては臨床に従事すると同時に臨床研究も経験してもらうことになります。東京医療センターは悪性腫瘍の症例数が多く、とくに前立腺癌診療に関しては国内屈指の施設です。多くの症例から得られる臨床データは今後の医療の発展に不可欠なものですので、臨床研究を通してそれを公に示していくことは、臨床医の責務の一つになります。
○4年間の研修期間中、連携の大学病院を1施設は経験してもらうことになります。その間は必ず基礎研究の一端にも触れ、医師の学者としてのリサーチマインドを認識してもらうことになります。
○東京医療センターのような都市型大病院は大学病院に匹敵した臨床症例数があり、先端医療を経験できることに合わせ、大学病院にはない自由度を兼ね備えています。そのような施設で専門研修を行うことは将来に向けての視野が広がることになり、専門医になった際の方向性を見極める上で貴重な経験になるはずです。
○連携施設の腎センターと小児病院での専門領域の研修、大学病院での臨床と研究を経験することができ、「東京山の手泌尿器科専門プログラム」は充実した内容で理想的なものとなっています。

【専門研修プログラム履修期間を終了した専攻医の雇用について】
専門研修プログラムの研修期間は3年ないしは4年であり、当該プログラムに準拠して研修を行う研修医が当院期間職員として雇用される期間も原則的には研修期間と同じ期間です。現在の制度では、通常当該機関の専門研修プログラムを終了した翌年度に、専攻医の皆さん自らが専攻した基本診療領域の専門医試験を受験することになります。また、現在は具体的な制度には至っていませんが、基本領域の研修プログラムを修了した後にはサブスペシャルティ領域の研修を行うという進路も考えられます。
そこで東京医療センターでは、基本専門領域の研修が終了した専攻医に対して、ある一定の要件の中で引き続き東京医療センターでの期間職員としての雇用が可能な制度を設けています。
<制度運用の詳細>
以下の要件を満たした場合、専攻医は東京医療センターでの被雇用期間を延長することができる。
専門研修プログラム最終年度開始時点において、研修修了の見込みが立ち、さらに専攻医自身が雇用期間の延長を希望する場合、原則として1年間の期間延長
専門研修プログラム最終年度開始時点において、東京医療センターにサブスペシャルティ領域研修プログラムが用意されており、専攻医が当該サブスペシャルティ領域プログラムの研修開始を申請し、なおかつ当院がそれを承認した場合は、当該研修期間分の期間延長
その他、学位取得等特段の事情のために専攻医が雇用期間の延長を希望する場合、特段事情に応じた期間延長
身分は専門研修時と同等(期間職員)

週間スケジュール例

病棟総回診病棟総回診病棟総回診泌尿器科術後カンファレンス泌尿器科術後カンファレンス

病棟総回診
午前手術・入院患者処置

病棟カンファレンス
入院患者処置・手術入院患者処置・手術手術

小線源治療
手術
午後小線源治療

泌尿器科外来専門検査(膀胱鏡、エコー検査など)
手術泌尿器科外来専門検査(膀胱鏡、エコー検査など)

手術(女性骨盤手術)
手術

小線源治療
手術
夕方病棟スタッフ回診

勉強会
病棟スタッフ回診

放射線科合同カンファレンス
病棟スタッフ回診
トレーニングセンターでのロボット/腹腔鏡 hands-on-training
病棟スタッフ回診病棟スタッフ回診
 午前午後夕方
病棟総回診手術・入院患者処置

病棟カンファレンス
小線源治療

泌尿器科外来専門検査(膀胱鏡、エコー検査など)
病棟スタッフ回診

勉強会
病棟総回診入院患者処置・手術手術病棟スタッフ回診

放射線科合同カンファレンス
病棟総回診入院患者処置・手術泌尿器科外来専門検査(膀胱鏡、エコー検査など)

手術(女性骨盤手術)
病棟スタッフ回診
トレーニングセンターでのロボット/腹腔鏡 hands-on-training
泌尿器科術後カンファレンス手術

小線源治療
手術

小線源治療
病棟スタッフ回診
泌尿器科術後カンファレンス

病棟総回診
手術手術病棟スタッフ回診

研修環境について

責任者
門間哲雄
当科病床数
28床
当科医師数
10.0名
当科平均外来患者数
132.7名/日
当科平均入院患者数
21.5名/日
在籍指導医
4名

研修修了後の進路
4年間の専門研修修了後はそれぞれの進路において泌尿器科専門医として臨床に携わり、また後輩の指導にあたることになる。進路としては、①東京医療センターでの勤務を継続(その時点での状況による)②希望する他の施設での勤務(各自で応募)③大学の医局員となる(各自で応募)などがあり得る。また、泌尿器科領域のサブスペシャリストの分野は多数あるが、特に腎移植、小児泌尿器科はその特殊性が高い。4年間のプログラム内にこれらの専門分野の研修は含まれているが、研修修了後さらにスペシャリストとして研鑽を専門施設で積むことは可能である。研修4年目以降には東京医療センターに在籍して勤務を行いつつ連携大学院(慶應義塾大学、東邦大学)に進学することは可能であるが、その時点での状況をふまえ、相談することになる。
留学の可能性
あり
海外の関連施設
国立病院機構のプログラムで米国退役軍人病院(VA)への2ヶ月間の研修(ロサンゼルス)に行くことができます。研修プログラム上の細かいルールもありますので、詳細は直接お問い合わせください。

給与・処遇について

給与
卒後3年次(月給/年収)
月給 381,100円
卒後4年次(月給/年収)
月給 381,100円
卒後5年次(月給/年収)
月給 381,100円

手当:通勤手当、時間外手当、宿日直手当(20,000円/回)等
賞与:年2回支給(6月、12月)
【賞与実績】
R3.4採用者
R3.6賞与額 136,379円
R3.12賞与額 510,262円
R3.4以前の採用者(初期研修医から当院の場合)
R3.6賞与額 454,597円
医師賠償責任保険
個人加入していただいています
宿舎・住宅
あり
敷地内に寮あり。宿舎費は単身用14,000円、世帯用24,000円(変わる可能性があります)
希望者多数の場合は抽選など
駐車場あり

社会保険
健康保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 など
福利厚生
健康診断(年2回)
学会補助
あり

筆頭演者の場合旅費の支給有(規程範囲内)
休日・有給
年次有給休暇:20日/年
その他の休暇:慶弔休暇・夏季休暇・産前産後休暇・介護休暇・看護休暇・病気休暇 など(無給の制度もあり)

病院見学・採用試験について

病院見学
病院見学実施日
【見学について】
詳しくは当院公式サイトをご確認ください。
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/tour_for_residents.html
当院が提供する専門研修プログラム及び定員については募集要項に記載しております。以下のリンクよりご確認ください。
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/late_resident_recruitment_guide.html
見学時交通費補助:なし

試験・採用
試験日程
【専攻医募集要項】
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/late_resident_recruitment_guide.html
採用予定人数
2人

応募関連
応募書類
詳しくは募集要項をご参照下さい。
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/late_resident_recruitment_guide.html

応募連絡先
東京医療センター後期研修管理室
TEL:03-3411-0111
E-mail215-kokikenshu@mail.hosp.go.jp

研修医の方へメッセージ

専攻医の声

    泌尿器科は外科系の科であって手術が最も重要な要素と考えている。東京医療センターの「東京山の手泌尿器科専門研修プログラム」が目指す「手術の得意な泌尿器科医の育成」に共感を持ちこのプログラムに応募した。研修が始まり数ヶ月が経過したが、癌治療を中心に多くの手術例があり、充実した日々を送っている。特に今後手術手技の中心なると思われるロボット手術も症例が多く、高い技術で治療が行われている。ロボット手術を始め、研修早期から全ての種類の手術に参加できることが嬉しく、さらに1年目から技術に見合った手術も執刀させてもらっている。
    東京医療センターは泌尿器科専門医が6名、そのうち4人が指導医であり、教育環境としては恵まれている。毎年専攻医が入っているが各年の人数が多くないため、自身で経験できる症例数の多いところであり、実際そこに出張している先輩の話を聞いても日々の充実ぶりがうかがえる。
    東京医療センターでは前立腺癌をはじめ癌治療に関し多くの臨床研究がなされており、国内外の学会で発表されている。学会への参加も奨励されており、専攻研修を始めてまだ数ヶ月だが、日本泌尿科学会、アメリカ泌尿器科学会に参加して勉強ができ、とてもいい経験になった。

    指導医の声

      泌尿器科における専門研修プログラムの多くは大学病院が基幹病院になっているが、東京医療センターの「東京山の手泌尿器科専門研修プログラム」は数少ない一般病院を基幹病院としたプログラムである。4年間の専門研修のうち、原則2年半を連携病院で研修するが、連携病院には大学病院も含まれておりそこでは基礎研究も経験できることになっている。他の連携病院も地域の拠点病院となっているような症例数の多い施設であり、4年間の研修で数多くのロボット手術や開創手術を経験することができる。当プログラムが目指すものは「手術が得意な泌尿器科の育成」であり、専攻医1年目から全ての手術に参加して技術の修得をうながしている。
      専攻医にとって手術と同等に臨床研究も重要である。医師は科学者でもあり、教科書や文献を通じて病態を深く理解することが重要であると同時に、臨床研究を通じて新たな見解を見いだし、その成果を学会で発表してさらには論文としてより多くの人に知らしめることも必要である。東京医療センターおよび連携病院はいずれも症例数の多い病院であり、臨床研修を行うには適した環境にある。
      「東京山の手泌尿器科専門研修プログラム」に参加する者は優れた臨床医であると同時に優れた科学者でもあるような医師として成長し、有能な泌尿器科専門医になってもらいたいと考えている。

      この病院の見学体験記

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