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国立病院機構東京医療センター

市中病院

国立病院機構東京医療センター

とうきょういりょうせんたー

国立病院機構東京医療センター 救急科専門医養成研修プログラム

更新日:2024/07/02

東京医療センター救急科では、地域住民に救急医療へのアクセスを保証し、良質で安心な標準的医療を提供できる救急科専門医を育成することを目的に、専門研修プログラムを提供しています。

病院の早見表はこちら!

  • 指導医数(2017年度時点)

    4名

  • 給与

    卒後3年次(月給/年収)
    月給 381,100円

    卒後4年次(月給/年収)
    月給 381,100円

    卒後5年次(月給/年収)
    月給 381,100円

    詳細はこちら

  • 当直回数

    3年次3回/月・4年次3回/月・5年次3回/月

採用関連情報

専門研修・サブスペシャルティ

診察科救急科
基幹施設/連携施設
基幹施設
連携施設
国立病院機構 高崎医療センター、独立行政法人国立病院機構熊本医療センター
サブスペシャルティ
【サブスペシャルティ領域との連続性について】
1.サブスペシャルティ領域として予定されている集中治療領域の専門研修について、国立病院機構東京医療センターにおける専門研修中のクリティカルケア・重症患者に対する診療において、集中治療領域の専門研修で経験すべき症例や手技、処置の一部を習得していただき、救急科専門医取得後の集中治療領域研修で生かしていただけます。
2.集中治療領域専門研修施設を兼ねる救急領域専門研修施設では、救急科専門医の集中治療専門医への連続的な育成を支援します。

この研修プログラムの特徴

・本研修プログラムの目的は、「地域住民に救急医療へのアクセスを保障し、良質で安心な標準的医療を提供できる」救急科専門医を育成することです。
・本研修プログラムを修了した救急科専門医は、急病や外傷の種類や重症度に応じた総合的判断に基づき、必要に応じて他科専門医と連携し、迅速かつ安全に急性期患者の診断と治療を進めるためのコンピテンシーを習得することができるようになります。
・また急病で複数臓器の機能が急速に重篤化する場合、あるいは外傷や中毒など外因性疾患の場合は、初期治療から継続して根本治療や集中治療においても中心的役割を担うことが可能となります。
・さらに地域ベースの救急医療体制、特に救急搬送(プレホスピタル)と医療現場との連携の維持・発展、加えて災害時の対応にも関与し、地域全体の安全を維持する仕事を担うことも可能となります。

【専門研修プログラム履修期間を終了した専攻医の雇用について】
専門研修プログラムの研修期間は3年ないしは4年であり、当該プログラムに準拠して研修を行う研修医が当院期間職員として雇用される期間も原則的には研修期間と同じ期間です。現在の制度では、通常当該機関の専門研修プログラムを終了した翌年度に、専攻医の皆さん自らが専攻した基本診療領域の専門医試験を受験することになります。また、現在は具体的な制度には至っていませんが、基本領域の研修プログラムを修了した後にはサブスペシャルティ領域の研修を行うという進路も考えられます。
そこで東京医療センターでは、基本専門領域の研修が終了した専攻医に対して、ある一定の要件の中で引き続き東京医療センターでの期間職員としての雇用が可能な制度を設けています。
<制度運用の詳細>
以下の要件を満たした場合、専攻医は東京医療センターでの被雇用期間を延長することができる。
専門研修プログラム最終年度開始時点において、研修修了の見込みが立ち、さらに専攻医自身が雇用期間の延長を希望する場合、原則として1年間の期間延長
専門研修プログラム最終年度開始時点において、東京医療センターにサブスペシャルティ領域研修プログラムが用意されており、専攻医が当該サブスペシャルティ領域プログラムの研修開始を申請し、なおかつ当院がそれを承認した場合は、当該研修期間分の期間延長
その他、学位取得等特段の事情のために専攻医が雇用期間の延長を希望する場合、特段事情に応じた期間延長
身分は専門研修時と同等(期間職員)

週間スケジュール例

新入院カンファレンス、ECU/HCU回診新入院カンファレンス、ECU/HCU回診新入院カンファレンス、ECU/HCU回診新入院カンファレンス、ECU/HCU回診新入院カンファレンス、ECU/HCU回診
午前病棟/2次救急診療病棟/2次救急診療病棟診療病棟診療病棟診療
午後病棟/2次救急診療病棟/2次救急診療病棟診療、カンファレンス病棟診療、カンファレンスJournal Cluc、カンファレンス
夕方カンファレンスカンファレンス一般病棟カンファレンスサマリーカンファレンス月1回ERカンファレンス
 午前午後夕方
新入院カンファレンス、ECU/HCU回診病棟/2次救急診療病棟/2次救急診療カンファレンス
新入院カンファレンス、ECU/HCU回診病棟/2次救急診療病棟/2次救急診療カンファレンス
新入院カンファレンス、ECU/HCU回診病棟診療病棟診療、カンファレンス一般病棟カンファレンス
新入院カンファレンス、ECU/HCU回診病棟診療病棟診療、カンファレンスサマリーカンファレンス
新入院カンファレンス、ECU/HCU回診病棟診療Journal Cluc、カンファレンス月1回ERカンファレンス

研修環境について

責任者
栗原 智博  救命救急センター 医長
当科病床数
30床
当科医師数
13.0名
当科平均入院患者数
19.9名/日
在籍指導医(2017年度時点)
4名

研修修了後の進路
当院は集中治療医学会の専門医指定施設なので、基幹領域専門医として救急科専門医取得後にはサブスペシャリティー取得も可能です。専門医取得を目指す臨床研修や、リサーチマインドの醸成および医学博士号取得(慶應大学、東邦大学)を目指す研究活動も選択が可能です。外傷学会や中毒学会の専門医取得も可能です。研修終了後は必ずしも救急医として働いている人ばかりではなく、当科の研修修了者は外科医、小児科医、眼科医、循環器内科医、集中治療医など様々な領域で救急医の経験を活かしながら活躍されています。
留学の可能性
あり
海外の関連施設
国立病院機構のプログラムで米国退役軍人病院(VA)への2ヶ月間の研修(ロサンゼルス)に行くことができます。研修プログラム上の細かいルールもありますので、詳細は直接お問い合わせください。

給与・処遇について

給与
卒後3年次(月給/年収)
月給 381,100円
卒後4年次(月給/年収)
月給 381,100円
卒後5年次(月給/年収)
月給 381,100円

手当:通勤手当、時間外手当、宿日直手当(20,000円/回)等
賞与:年2回支給(6月、12月)
【賞与実績】
R3.4採用者
R3.6賞与額 136,379円
R3.12賞与額 510,262円
R3.4以前の採用者(初期研修医から当院の場合)
R3.6賞与額 454,597円
医師賠償責任保険
個人加入していただいています
宿舎・住宅
あり
敷地内に寮あり。宿舎費は単身用14,000円、世帯用24,000円(変わる可能性があります)
希望者多数の場合は抽選など
駐車場あり

社会保険
健康保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 など
福利厚生
健康診断(年2回)
学会補助
あり

筆頭演者の場合旅費の支給有(規程範囲内)
当直回数
3年次3回/月・4年次3回/月・5年次3回/月
当直料
3年次20,000円/回・4年次20,000円/回・5年次20,000円/回
休日・有給
年次有給休暇:20日/年
その他の休暇:慶弔休暇・夏季休暇・産前産後休暇・介護休暇・看護休暇・病気休暇 など(無給の制度もあり)

病院見学・採用試験について

病院見学
病院見学実施日
【見学について】
詳しくは当院公式サイトをご確認ください。
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/tour_for_residents.html
当院が提供する専門研修プログラム及び定員については募集要項に記載しております。以下のリンクよりご確認ください。
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/late_resident_recruitment_guide.html
見学時交通費補助:なし

【専攻医(後期研修医)応募への事前病院見学について】
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/tour_for_residents.html
試験・採用
試験日程
東京医療センター 専門研修募集要項:https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/late_resident_recruitment_guide.html
採用予定人数
3人

試験方法:面接、書類(予定)
応募関連
応募書類
詳しくは募集要項をご参照下さい。
https://tokyo-mc.hosp.go.jp/recruit/late_resident_recruitment_guide.html

応募連絡先
東京医療センター後期研修管理室
TEL:03-3411-0111
E-mail215-kokikenshu@mail.hosp.go.jp

研修医の方へメッセージ

専攻医の声

    私が感じる当院での後期研修の魅力は「専攻医が主体である」ことだと思います。
    指導医、専攻医、研修医の3人が1チームで患者さんを担当しますが、その治療方針はカンファレンスでの議論を通して、専攻医が決定します。勿論、ロジックが不十分な場合は大炎上、枕を涙で濡らす夜もありますが…。いずれにせよ、日々の診療や進路についても非常に自由度が高く、大病院にありがちなトップダウン型の後期研修にならないことが、当科の魅力ではないかと思います。
    私自身の経験で言えば、専門医の申請に必要な症例や手技に関しては2年目で充足しており、PCPS挿入も後期研修1年目から経験させていただいております。他科の短期研修についても、循環器内科、放射線科(IVR)、整形外科をすべて自分の希望で選択し、今後は小児ERなども勉強させていただく予定です。プライベートに関しても自由が丘・渋谷・恵比寿などが近く楽しく過ごせます。都内は勉強会も多く開催されているのでそちらに参加しやすいのも魅力です。
    勉強会の参加や育児、冠婚葬祭などは最優先事項ですので専攻医、時には指導医の先生の協力を得ながら専攻医は頑張っています。(専攻医7人中3人が子育てをしながらの後期研修です。)
    当科の雰囲気を感じに是非一度見学に来ていただけたらと思います。(当科の施設見学はスーツでなくてもOKです!)

    指導医の声

      時代は医療界に効率を求めてきている。内科も外科も救急も、他のどの領域においても時間という制約をもって医師の行動を変えようという動きだ。あまりにもダイナミックな変革なので現場の我々には混乱もあるが、これも時代の流れと割り切って対応していくのだと前を向く姿勢が当科にはあるように思う。
      体制や仕組みは変われども、「重症患者を診る」というスキルにおいては、今も昔も修練の核となるところに変わりはない。目の前の瀕死の患者をみて、自分には何ができるのか、どんな発想が足りないのか、観察力や判断力はどうか、チーム編成はどうすればうまくいくのかなどといった、いわゆる総合的な臨床能力は一例一例に前向きにひたすらにぶつかっていくことでしか磨くことはできない。さまざまなOff-The-Job Trainingや講義やセミナーは成長の一助とはなろうが、核にはなりえない。重症初期、重症全身管理といった最も生命に直結するその瞬間に患者の前に立ち続けることこそが、救命に向き合うための核になると私は思う。当科でも多彩な症例に磨かれて、一人前の救急医が一人でも多く活躍し、救急医療の裾野を広げる仲間になっていただくと望外の喜びである。

      この病院の見学体験記

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