大学病院
公立大学法人福島県立医科大学附属病院
こうりつだいがくほうじんふくしまけんりついかだいがくふぞくびょういん
3名
2人
2020年度採用(予定)
1次募集:2019年12月頃
2次募集:2020年2月頃
現在、地域の病院や診療所の医師が地域医療を支えています。今後の日本社会の急速な高齢化等を踏まえると、健康にかかわる問題について適切な初期対応等を行う医師が必要となることから、総合的な診療能力を有する医師の専門性を学術的に評価するために、新たな基本診療領域の専門医として総合診療専門医が位置づけられました。そして、総合診療専門医の質の向上を図り、以て、国民の健康・福祉に貢献することを第一の目的としています。こうした制度の理念に則って、福島県立医科大学総合診療専門研修プログラム(以下、本研修PG)は病院・診療所などで活躍する高い診断・治療能力を持つ総合診療専門医を養成するために創設されました。福島県立医科大学は、全国の大学に先駆けて地域・家庭医療部(2006年)、地域・家庭医療学講座(2010年)を設立し、地域を基盤とした家庭医育成プログラムを開始しました。プライマリ・ケアの現場での診療・教育・研究を展開するため、他大学とは異なり大学病院内では診療しておらず、県内6か所の地域(へき地2か所を含む)に存在する医療機関へ当講座の家庭医療・地域医療を専門に学んだスタッフを派遣して、医学生、初期研修医、専攻医の臨床教育を行ってきた10年余の実績があります。この良く機能するネットワークをさらに質・量ともに拡大し、福島県庁の後援も受けつつ、県内の他専門研修プログラムとも連携して、「オール福島で家庭医・総合診療専門医を育成する」専門研修プログラム・コンソーシアムを構築していることが本研修PGの大きな特徴です。専攻医は、日常遭遇する疾病と傷害等に対して適切な初期対応と必要に応じた継続的な診療を全人的に提供するとともに、地域のニーズを踏まえた疾病の予防、介護、看とりなど保健・医療・介護・福祉活動に取り組み、絶えざる自己研鑽を重ねながら、地域で生活する人々の命と健康に関わる幅広い問題について適切に対応する総合診療専門医になることで、以下の機能を果たすことを目指します。
(1) 地域を支える診療所や病院においては、他の領域別専門医、一般の医師、歯科医師、医療や健康に関わるその他職種等と連携して、地域の保健・医療・介護・福祉等の様々な分野におけるリーダーシップを発揮しつつ、多様な医療サービス(在宅医療、緩和ケア、高齢者ケア、等を含む)を包括的かつ柔軟に提供
(2) 総合診療部門を有する病院においては、臓器別でない病棟診療(高齢入院患者や心理・社会・倫理的問題を含む複数の健康問題を抱える患者の包括ケア、癌・非癌患者の緩和ケア等)と臓器別でない外来診療(救急や複数の健康問題をもつ患者への包括的ケア)を提供
本研修 PG においては指導医が皆さんの教育・指導にあたりますが、皆さんも主体的に学ぶ姿勢をもつことが大切です。総合診療専門医は医師としての倫理観や説明責任はもちろんのこと、プライマリ・ケアの専門家である総合診療医としての専門性を自覚しながら日々の診療にあたると同時に、ワークライフバランスを保ちつつも自己研鑽を欠かさず、日本の医療やプライマリ・ケアおよび総合診療領域の発展に資するべく教育や学術活動に積極的に携わることが求められます。本研修 PG での研修後に皆さんは標準的な医療を安全に提供し、疾病の予防に努めるとともに将来の医療の発展に貢献できる総合診療専門医となります。
本研修 PG では、総合診療専門研修Ⅰ(外来診療・在宅医療中心)、総合診療専門研修Ⅱ(病棟診療、救急診療中心)、内科、小児科、救急科の5つの必須診療科と選択診療科で4年間の研修を行います。このことにより、1.包括的統合アプローチ、2.一般的な健康問題に対する診療能力、3.患者中心の医療・ケア、4.連携重視のマネジメント、5.地域包括ケアを含む地域志向アプローチ、6.公益に資する職業規範、7.多様な診療の場に対応する能力という総合診療専門医に欠かせない7つの資質・能力を効果的に修得することが可能になります。本研修 PG では、総合診療専門研修 Ⅰ と Ⅱ を合わせて 24 カ月と充実させるため、そして専攻医一人ひとりの希望に合わせて多彩な選択研修を提供して学習者中心の研修を実現させるため、専門研修期間を4年間としています。
本研修 PG は専門研修基幹施設(以下、基幹施設)と専門研修連携施設(以下、連携施設)の施設群で行われ、それぞれの特徴を生かした症例や技能を広く、専門的に学ぶことが出来ます。
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