私が所属する琉球大学医学部皮膚科学教室は一般的な皮膚科疾患に加え、「成人T細胞白血病」、「頭部血管肉腫」、「古典型カポジ肉腫」といった沖縄県で多い悪性疾患や「強皮症」、「皮膚筋炎」、「SLE」といった膠原病を中心とした自己免疫疾患まで幅広く診療しています。
多彩な臨床に加えて、臨床から生じた疑問を解決するために、2016年4月に教授に就任された高橋健造先生の指導の下、研究にも勤しんでいます。
現在、琉球大学皮膚科には子育て中の女性医師が多く所属し、子育てと仕事を両立しながら頑張っています。これは、当教室所属の女性医師が特別な「スーパーウーマン」ではなく、医員同士が助け合い、お互いの仕事をカバーしているから両立できるのです。カバーしあえる仲間が多いほど、日常診療や日頃の生活に余裕を生み、それがさらなる質の高い診療や研究につながることになると思います。そのため、常に琉球大学皮膚科はより多くの仲間を必要としています。
沖縄の方言で「ゆいまーる」という言葉がありますが、これは相互扶助、助け合いを意味する言葉です。当教室では「ゆいまーる」精神の下、お互い頑張ろう!!・・・と誰かが号令を発したわけではないのですが、自然と「ゆいまーる」の状態になっているのが穏やかな南国沖縄にある当教室の最大の特徴かもしれません。そのような当教室でともに「ゆいまーる」を実践し、医師としても家庭人としても充実した生活を送りたい方をお待ちしております。