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金沢医科大学病院

大学病院

金沢医科大学病院

かなざわいかだいがくびょういん

    病理専門研修プログラム

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    更新日:2023/05/17

    この研修プログラムの特徴

    1.プログラムの理念
    金沢医科大学病院を基幹施設とする病理専門研修プログラムでは、豊富な指導教官による充実した指導と多彩な症例を経験することにより、安定して確実な診断を行える技能を習得し、将来にわたり継続的に地域医療に貢献、あるいは世界に羽ばたく病理専門医を育成することを主眼とします。一人の専攻医を複数の指導医が指導・評価を行うことにより、専攻医の技能習得状況を正確に把握しながら、適切な症例数を偏りのない内容で提供することが可能であり、各専攻医を信頼に足る病理専門医に確実に育てることを目指しています。さらに、生涯にわたりリサーチマインドをもって診療に携わる病理専門医の育成も目指します。

    本プログラムでは、各研修医のニーズにあったテーラーメードプログラムを心がけています。金沢医科大学病院を基幹型施設とし、3 年間は金沢医科大学氷見市民病院、石川県立中央病院、富山県立中央病院、金沢医療センター、市立砺波総合病院、富山市民病院、城北病院、公立松任石川中央病院、恵寿総合病院、公立能登総合病院、石川県済生会金沢病院、長崎大学病院の連携施設の適宜組み合わせをローテートして病理専門医資格の取得を目指します。各施設をまとめると症例数は豊富かつ多彩で、剖検数、指導医数も十分に確保されています。カンファランスの場も多くあり、病理医として成長していくための環境は整っています。本病理専門研修プログラムに是非参加し、知識のみならず技能や態度にも優れたバランス良き病理専門医を目指してください。


    2.プログラムにおける目標
    病理専門医は病理学の総論的知識と各種疾患に対する病理学的理解のもと、医療における病理診断(剖検、手術標本、生検、細胞診等)を的確に行い、臨床医との相互討論を通じて医療の質を担保するとともに患者を正しい治療へと導くことを使命としています。また医療に関連するシステムや法制度を正しく理解し社会的医療ニーズに対応できるような環境作りにも貢献し、さらに人体病理学の研鑽および研究活動を通じて医学・医療の発展に寄与するとともに、国民に対して病理学的観点から疾病予防等の啓発活動にも関与することが必要です。本病理専門研修プログラムではこの目標を遂行するために、病理領域の診断技能のみならず、他職種、特に臨床検査技師や他科医師との連携を重視し、同時に教育者や研究者、あるいは管理者など幅広い進路に対応できる経験と技能を積むことも望まれます。

    本病理専門研修プログラムで専門研修を修了した病理専門医は、まず、臨床所見の解釈、肉眼所見の観察と記載、手術材料の切り出し、剖検・生検・手術材料の病理学的診断や細胞診断およびそれらのレポート作成、臨床医とのコミュニケーション、CPC でのプレゼンテーションなどが十分に行える能力を獲得することを目標とする。さらにそれらの医療行為に習熟するのみだけではなく、病理学的研究の遂行と指導、研究や医療に関する倫理、医療安全や院内感染、専門医の社会的立場などについても理解と実践ができる能力を獲得することを目標とする。


    3.プログラムの実施内容
    ⅰ)経験できる症例数と疾患内容
    本研修プログラムの専門研修施設群では年間約 136 例の剖検数があります。組織診断が約57,000 件、迅速診が約 2,400 件、細胞診が約 59,000 件あるため、病理専門医受験に必要な症例数は余裕を持って経験することが可能です。

    ⅱ)カンファレンスなどの学習機会
    本専門研修プログラムでは、各施設におけるカンファランスのみならず、石川県や富山県全体の病理医を対象とする各種検討会や臨床他科とのカンファランスも用意されています。これらに積極的に出席して、希少例や難解症例にも直接触れていただけるよう配慮しています。また学会等で開催される医療倫理、医療安全、院内感染対策の講習会のみでなく、各院内で行われる医療倫理、医療安全、院内感染に関する講習会に関しても最低年 1 回は参加していただきます。

    ⅲ)地域医療の経験(病診・病病連携、地域包括ケア、在宅医療など)
    本専門研修プログラムでは、病理医不在の病院への出張診断(補助)、出張解剖(補助)、迅速診断、標本運搬、テレパトロジーなどによる診断業務等の経験を積む機会を用意しています。

    ⅳ)学会などの学術活動
    本研修プログラムでは、3 年間の研修期間中に最低 1 回の病理学会総会もしくは中部支部交見会における筆頭演者としての発表を必須としています。さらに、発表した内容は極力国内外の医学雑誌に投稿するよう、指導も行います。

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