社会医療法人　近森会近森病院

脳神経内科では、年間500人以上の入院者のうち、3分の2を脳卒中の患者さんが占めています。このため、脳卒中による運動障害や意識障害、高次機能障害、認知障害などへの対応や、高血圧・糖尿病などの慢性疾患のコントロール、コメディカルとの連携によるリハビリテーションなど、患者さんの全身管理を行っていくことが非常に重要です。こうした医療を提供していく上で、内科系全般の幅広い基礎知識を養い、さまざまな症例研究を重ねていくことが、私たち神経内科のドクターにとって一番求められていることだと言えるでしょう。

地域の中核を担う救急病院で数多くの症例を経験することから自分の医者人生を始めたい、という気持ちで近森病院に初期研修医として入職し、3年が経ちました。仕事は過酷ですが、たくさんの同僚と過ごすのが楽しく、3年の日々はあっという間に過ぎ去ってしまった印象です。結果、数多くの（本当にバラエティに富んだ）経験を積ませていただき、当院を選んだことはまさに慧眼であった、と自画自賛しています。また当院の両輪のもう一方はリハビリテーションです。日々の診療の中で全人間的に患者様に関わるリハビリテーションの思想に心うたれ、脳神経外科医としてその入り口の役目を果たしたいと思うようになりました。当院の脳神経外科は主に脳卒中や頭部外傷を専門としております。3名の脳神経外科専門医の先生方のご指導を完全に独り占めし、充実した毎日です。時間を戻してもう一度選択できる機会を与えられたとしても私は当院を選びたいと思います。