社会福祉法人　三井記念病院

上級医師の指導のもと、患者やご家族への説明などにも1年次からかかわっていく中で、依頼書を書いてコンサルティングするだけにとどまらず、臨床医として自分の考えでどう患者を捉えていくか、その力を早い段階から身につけていただきます。プレッシャーがかかる場面が多々ありますが、それだけにやり甲斐も大きく感じられるはずです。また、幅広い診療科目を経験できますので、医師としての総合的な力を磨くことができ、3年目、4年目から、専門領域を掘り下げられます。週1回のカンファレンスでは専門領域のレクチャーやレポートの発表、学会発表のための予行演習を行っていますので、自分からどんどん挑戦する気持ちがあれば、身につくことも多いと思います。たくさんのご応募をお待ちしております。

当院の研修の特徴は、指導医の影に隠れるのではなく、そのサポートのもと、前面に立って診療にあたるという点にあります。前面に立つと、ひとりの人を身体的に、あるいは心理社会的に、トータルでマネジメントすることがいかに難しいことかを痛感します。研修を通じてさまざまな患者と出会い、ときには悩み苦しむこともあると思います。しかしその過程で、医師として目の前の人を良い方向に導いていくためには、いかに「ひとりの人間」として、その人と対等な立場で向き合えるかが重要である、ということが学べると思います。また、諸先輩方からの手厚い指導は当然として、自分自身で考える力を養い、疑問点を解決するための手法をしっかりと身につけられます。経験を積んでいく過程では、先輩のサポートを得ず自分で切り開いていかなければならない局面ももちろんありますが、医師であれば何年経験を積んでもわからないことはあり、その際に自分自身で解決できる能力を身につけることはとても重要です。そういったことが自然と身につくように研修できることは大きな特徴だと思います。