愛媛県立中央病院

この研修プログラムの特徴

愛媛県立中央病院の外科専門研修プログラムの目的と使命は以下の５点です。
１．専攻医が医師として必要な基本的診療能力を習得すること。
２．専攻医が外科領域の専門的診療能力を習得すること。
３．上記に関する知識･技能･態度と高い倫理性を備えることにより、患者に信頼され、標準的な医療を提供でき、プロフェッショナルとしての誇りを持ち、患者への責任を果たせる外科専門医となること。
４．外科専門医の育成を通して国民の健康･福祉に貢献すること。
５．外科領域全般からサブスペシャルティ領域（消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科）またはそれに準じた外科関連領域（乳腺や内分泌領域）の専門研修を行い、それぞれの領域の専門医取得へと連動すること。
各年次毎の研修内容は以下の通りです。
１）専門研修1年目：当院で、緊急症例を含め、初期対応、基本的手術手技の習得など修練し、次年度以降の連携施設研修（選択）にも対応できる臨床能力を養います。経験症例200例（術者30例）以上。
２）専門研修2年目：基幹病院の場合はさらなる症例の蓄積と臨床能力のアップを、連携施設の場合は、その施設に応じた症例を1例1例さらに深めた経験を通し、地域医療を含めた臨床能力アップに務めます。経験症例350例（術者120例）以上。
３）専門研修3年目：2年間の基幹（連携）施設での修練を基に、総合的外科臨床能力のアップに務めます。希望者には、サブスペシャルティ領域の選択や大学院（社会人大学院）進学も可能です。