市立貝塚病院

この研修プログラムの特徴

　消化器内科の後期研修の第一目標は、消化器内科専門医として活躍できる知識と技術の習得です。
当科では消化器内科疾患（食道から大腸までの全消化管・肝臓・胆嚢・膵臓など）の診断から各種検査、治療まで幅広く研修することが可能です。専門医については日本内科学会認定内科医、日本肝臓学会専門医、日本内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医など様々な資格取得可能な研修施設です。
　平成24年4月より大阪大学消化器内科の新たな関連施設として新設された消化器内科ですが、山田副院長を中心に、「チーム医療」を大切にして日々診療にあたっています。
　泉州南大阪地域では、消化器内科は非常に少なく、今後ますます当院への症例集積が予想され、充実した少数精鋭の研修が可能です。上下部消化管内視鏡、逆行性膵胆管造影（ERCP)関連手技、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD)、内視鏡的ポリープ切除術や内視鏡的止血術、内視鏡的食道静脈瘤治療、吐下血に対する緊急内視鏡治療などの消化管内視鏡手技、腹部エコー、肝生検、肝細胞がんのラジオ波治療（RFA)、肝動脈塞栓術（TACE)などの肝疾患検査、治療手技すべてを当科で習得することが可能です。また抗がん剤治療は入院加療以外に外来化学療法室を活用し、胃がん膵がん胆管がんなどの化学療法を施行しています。
　研修の過程で、各種学会での発表や、症例報告などの論文作成も可能ですし、後期研修の集大成として臨床経験を整理し上記の認定医・専門医の取得を目指していただきます。
　厳しい研修生活だとは思いますが、その中でも常に楽しさを感じながら、我々とともに成長していただければ幸いです。