こちらもおすすめ
気になる病院を検索!
次にレジナビWebで
気になった病院を検索しましょう。
Bookにない情報もあるかも。
- 病院ページをブックマークしよう
- 病院情報を見比べてみよう
病院情報どこみたらいいの?という方は
「病院情報のチェックポイント」へ - 病院ページ、またはMyページから資料請求をしよう
医学生用の資料を作って資料請求を待っている病院もあるので、
Webだけではわからない情報を得られるかも!?
更新日時:2024年8月28日
エントリーシートの重要性
初期研修病院の採用試験を受験する際には、エントリーシート(ES)の作成が欠かせません。このエントリーシートは、自分自身を病院側にアピールする重要なツールであり、面接の前段階で自分を知ってもらうための重要な情報源です。
病院側はエントリーシートを通じて応募者の志望動機や自己PRといった事項を把握し、選考の参考にします。そのため正確で魅力的なエントリーシートの書き方をマスターすることは、希望する初期研修病院へのマッチングに不可欠と言えます。
エントリーシート基本情報の書き方
エントリーシートを書く際、基本情報は最初に記入する重要な部分です。氏名や住所、メールアドレス、電話番号、生年月日などの情報は、病院が応募者を認識し、連絡を取るための基本的なデータとなります。次に、各項目の具体的な書き方とポイントについて説明します。
氏名や住所の書き方
氏名は正式なフルネームを記入します。住所は都道府県名から詳細まで正確に記入します。建物名や部屋番号も省略せずに書きます。
メールアドレスと電話番号の重要性
メールアドレスは、プライベートなアドレスではなく、研修先応募専用のアドレスを用意することをおすすめします。また、電話番号は普段使用する携帯電話番号を記載し、日中連絡が取りやすい状態にしておくことが重要です。
生年月日や履歴の記載方法
生年月日は年号と共に正確に記載します。和暦と西暦のどちらでも良いですが、自分が使いやすい形式を選び統一することがポイントです。履歴については、学校名、学部・学科名、入学・卒業年月を順番に記載します。インターンシップ経験などがある場合は、具体的な期間と内容を明記すると良いでしょう。
このように、基本情報の部分では正確さと丁寧さが求められます。これはエントリーシート全体の信頼性にもつながりますので、しっかりと時間をかけて記入しましょう。
写真の選び方と貼付の注意点
エントリーシートに貼る写真は、応募者の第一印象を大きく左右するため、慎重に選ぶ必要があります。写真はなるべく、3か月以内に撮影したものを使用するようにしましょう。
まず、写真を選ぶ際のポイントとしては、清潔感とポジティブな印象を与えることが重要です。背景は白や明るい色が望ましく、無地の背景が推奨されます。これにより、顔がはっきりと見え、企業側に良い印象を与えることができます。
また、表情は自然な微笑みを心掛けると良いでしょう。過度に緊張した表情だと硬く見えるため、リラックスした状態で撮影することが大切です。
次に、服装についてですが、スーツやオフィスカジュアルのようなフォーマルな服装を選びましょう。これにより、ビジネスシーンにふさわしい印象を与えられます。色は白や紺、黒などの落ち着いた色が無難です。
写真の貼付に関しては、きれいに切り取り、写真の余白をあまり残さないようにしましょう。また、剥がれてしまった時のために、写真の裏面に氏名を記載しましょう。 写真は糊や両面テープでしっかりと貼付けることが大切です。
志望動機・自己PRの書き方
志望動機・自己PRは、エントリーシート全体の中でも特に採用担当者が注目する部分です。病院の特色や研修プログラムを理解し、なぜその病院を志望するのか、自分の長所がどのように活かせるのかを具体的に記述することが重要です。
志望動機・自己PRを作っていくには以下のステップで実施していくことをおすすめします。
ステップ1:病院が重視するポイントを理解する
初期研修病院によって重視するポイントはさまざまです。病院によっては学歴や成績が重要視されることもあれば、人柄やコミュニケーション能力が重視されることもあります。そのため、エントリーシートの書き方も病院の特色に応じて調整し複数用意する必要があります。
例えば、ある病院では症例数や設備の充実度に重点を置いている一方、別の病院では研修医のチームワークや指導体制に重点を置いている場合があります。このようなポイントを理解するために病院見学をうまく活用し、見学中に研修医・上級医の先生と話す時間を設け、病院が求める人物像や強み・特色をしっかりと把握することが大切です。
また、それ以外にも「自分が病院を選ぶ時に重要視している基準に合致しているか」「2年以上継続して働ける環境か」など初期研修が始まってからのアンマッチを避けるために気になる点、不安な点は解消できるようにしましょう。
ステップ2:自分の将来の目標を決める
自分はどのような人生を歩んでいくのかを考えます。この部分が一番難しいところですが、5年後、10年後に具体的にどうなっていたいかを書き出してみましょう。
やりたいことが思いつかないという人は、今後やりたくないことを書き出してみるのも一つの方法です。あくまでも現時点で思っている将来像なので、気楽に書き出してみましょう。
ステップ3:自分の長所・短所を決める
今まで人生で経験してきたことを振り返りましょう。自分が得意だと感じたこと、苦手だと感じたこと、人から褒められたことを思い出し、自分の長所・短所を洗い出しましょう。友達に自分の長所・短所を聞いてみるのも参考になるのでオススメです。
ステップ4:ステップ3までの内容をまとめ、志望先の内容にカスタマイズする
志望動機を書く際には、自己PRと関連付けることが重要です。例えば、これまでのアルバイト経験や取り組んだ内容を通じて得られたスキルや考え方が、どのようにして志望する病院で役立つかを明確にしましょう。
また、病院見学時に聞いた情報と自己PR・志望動機が繋がるよう意識して記載しましょう。具体的なエントリーシートの例文を参考に、自分の強みをアピールしつつ、その強みが病院の求める人物像と合致する点を強調すると良いでしょう。このようにすることで、あなたの熱意と適性をより具体的に伝えることができます。
実際にステップ1~4を実践すると以下のようになります。
<実践例>
ステップ1:病院が重視するポイントを理解する
・将来リーダーシップを発揮できる医療人を求めている
・地域医療から国際診療までを担える視野を持つ医師を育てる
ステップ2:自分の将来の目標を決める
・アメリカの病院で勤務し、救急医として活躍したい
ステップ3:自分の長所・短所を決める
長所:柔軟な思考力、チームワーク
短所:心配性、マイペース
※エントリーシートには長所に関連した内容を記載し、短所は面接で聞かれる可能性があるため、具体例と共に説明できるように準備しておきましょう。
ステップ4:志望先の内容にカスタマイズする
志望動機の例文
「私は、初期研修先を選ぶ軸として、症例経験できる数と海外留学を見据え国際的な診療ができることを重視しています。
県全体から救急症例を受け入れている貴院では、重症患者の初期対応から集中治療まで一貫して学べることは、将来どの診療科に進むにしても貴重な経験になると確信しています。
また、空港が近いこともあり海外の方の診療も多くあるとのことで私の目指す、海外を見据えた診療経験を積めると考えております。
先日病院見学で伺った際に、上級医の先生方がかなり熱心に指導していらっしゃるのを拝見し、ここでなら確実な実力をつけることができると感じたため、志望いたしました。」
自己PRの例文
「私の強みは、多様な経験を通じて培った柔軟な思考力と、チームワークを重視する姿勢です。
医学部在学中、1年間の海外留学を経験し、異なる医療システムや文化的背景を持つ患者との接し方を学びました。
この経験は、多様な価値観を受け入れ、患者一人一人に寄り添う医療を提供する上で大きな糧となっています。
また、学生時代はバスケットボール部の主将を務め、チームをまとめる力とリーダーシップを磨きました。
実習などで医療現場に出た際も、多職種連携の重要性を理解していたため、円滑なコミュニケーションをとるよう心がけました。
今までの経験を活かし、患者さんの立場に立ち、チーム医療の一員として貢献できる医師を目指しています。
貴院での研修を通じて、さらなる成長を遂げたいと考えています。」
志望動機の例文集はこちら
エントリーシート提出時の注意点
志望動機・自己PRは、エントリーシート全体の中でも特に採用担当者が注目する部分です。病院の特色や研修プログラムを理解し、なぜその病院を志望するのか、自分の長所がどのように活かせるのかを具体的に記述することが重要です。
志望動機・自己PRを作っていくには以下のステップで実施していくことをおすすめします。
文字数とフォーマットの確認
エントリーシートを作成する際に、文字数とフォーマットは非常に重要です。文字数が規定を超えるか不足する場合、読み手に対する印象が悪くなるだけでなく、形式面での不備として評価が下がることがあります。
特に初期研修病院へのエントリーシートでは、記載内容が多岐にわたるため、適切な文字数で簡潔かつ要点を抑えた文章が求められます。病院側が指定しているフォーマットに従い、見やすく整理された文章を心がけましょう。
誤字脱字のチェック
誤字脱字はエントリーシート全体の信頼性を損ねる大きな要因となります。いくら優れた志望動機やアルバイト経験を盛り込んでも、誤字脱字が多ければ、それだけで評価が下がる可能性があります。
エントリーシート作成後は、必ず数回にわたり誤字脱字がないか確認しましょう。また、第三者に読んでもらうことで、自分では気づかないミスを発見してもらうことができます。
提出期限と方法
エントリーシートを提出する際には、提出期限と方法を正確に把握しておくことが重要です。多くの初期研修病院では、エントリーシートの提出期限が厳格に設定されていますので、遅れないように注意しましょう。
また、提出方法についても確認が必要です。郵送、メール、オンライン提出など、病院ごとに異なる可能性がありますので、公式な提出方法に従ってください。不明点があれば、事前に病院の事務局に問い合わせると安心です。
添付書類の確認
エントリーシートだけでなく、必要な添付書類の確認も怠らないようにしましょう。多くの初期研修病院では、エントリーシートと一緒に成績証明書やアルバイト経験証明書などの書類が求められることがあります。
これらの書類を用意する際には、発行に時間がかかる場合があるため、早めに準備を開始することが重要です。特に、大学やアルバイト先からの証明書の取得には時間がかかることがありますので、余裕を持って手続きを進めましょう。
まとめ
これまで、初期研修病院でのエントリーシートの書き方について詳しく説明してきました。エントリーシートは自分の取り組んだ内容や、大学生活での経験を具体的に表現する重要なものです。
初期研修病院で成功するためには、病院ごとの特別な要件やポイントを把握し、それに基づいた志望動機や自己PRを作成することが求められます。例文を参考に、先輩のエントリーシートを見て、作成することも効果的です。
これから初期研修を控える6年生の皆さんは、ぜひこのガイドを活用して、エントリーシートを書き進めてください。具体的な例文や取り組んだ内容を盛り込むことで、より魅力的なエントリーシートが完成します。
今後もこのガイドが皆さんの成功をサポートし、初期研修病院でのキャリアスタートが順調に進むことを心より願っています。
いかがでしたでしょうか?
レジナビWebでは他にも研修探しをサポートする
コンテンツがたくさんあります!
もちろん、いつでも無料で
ご利用いただけますので、
ぜひ活用してみてください。
資料請求をされる医学生の方は、うちの病院に興味を持ってくれているんだなあと印象に残りますね。