武蔵野赤十字病院

この研修プログラムの特徴

基本理念 ：武蔵野赤十字病院の基本理念を踏まえて、患者中心の医療を担いうる医師としての基本となる態度を習得し、専攻する診療科の専門医として求められる知識・技能を習得する。
一般目標 ：
・患者の人権を尊重し、適切なコミュニケーションの上に患者・医療従事者と良好な関係を保ち、チーム医療を実践する。
・幅広い知識で患者の病態を深く把握し、医療者間での真摯な協議を経た的確な治療を立案、実施する。
到達目標 ：　
・各診療科の定めるプログラムに沿った経験すべき疾患、その症例数および手技を修得する。
・初期臨床研修医の指導を行う。
・医療安全、診療録管理を適切に行う。
・学会発表、論文投稿、治験などの臨床研究活動を行う。
・当該科専門医、認定医の資格を取得する。

＜外科　プログラム＞
研修期間の4年以内に外科専門医を取得する事を目標とする。消化器・一般外科を中心に、乳腺科、心臓血管外科、呼吸器外科をローテーション研修する事で十分な症例が経験出来る。初期臨床研修時に経験が少なければ救命救急科などの研修も可能である。
地域医療支援病院として予定手術症例はもちろんの事、救命救急センターを有する三次救急医療施設として緊急手術症例も多数経験できる(年間手術数:消化器・一般外科1000件、乳腺外科210件、心臓血管外科230件、呼吸器外科140件)。また、地域がん診療拠点病院に指定されており、平成25年度は大腸癌220例、胃・食道癌110例、肝胆膵領域癌 60例、乳癌170例、肺癌100例の手術を行った。外科、乳腺科、心臓血管外科、呼吸器外科はお互いに協力しあっており、さらにそれぞれ消化器内科、腫瘍内科、循環器内科、呼吸器内科と密接に連携して治療を行っている。これらをローテーションすることで外科医として基本的な知識・技能が身につく。また、麻酔科、救命救急科とも密接に連携しており、重症例がICU入室時に共同で管理を行うなど先進の救急医療、全身管理を習得することが出来る。
日常診療ではメディカルスタッフとの連携を重視しており、毎朝病棟でのミーティング、定期的な多職種ミーティングなど職種を越えて相談し合えるのが当科の特徴である。
ワークライフバランスを実現するため交替制勤務を導入するなどアフター５の充実にも配慮している