茅ヶ崎市立病院

この研修プログラムの特徴

地域の中核病院として様々な患者が来院しており、諸疾患の診断や治療を体験できる。
当院では平成16年度より基幹型臨床研修病院として臨床研修医の指導を開始した。プログラムAにおいては基本研修科目として内科、外科、麻酔科、必修研修科目として小児科、産婦人科、精神科、地域保健・医療を設定した。夜間・休日の当直での業務を通して救急医療についても研修を行った。平成18年度よりプログラムBにおいては、内科研修は6診療科を研修するように増やし、整形外科を必修研修に加えた。平成22年度臨床研修制度の見直しによりプログラムCにおいては、1年次に救急研修1ヶ月を追加、内科は7診療科を研修。プライマリ・ケア研修のため整形外科、麻酔科、小児科、産婦人科、精神科を研修すること強く推奨した。また、2年次保健所研修も継続した。
本プログラムEにおいては、改正省令で示された「臨床研修病院の指定の基準」と当院での臨床研修の基本方針を元に、これまでの臨床研修状況を分析し、研修医・指導医の意見を取り入れてプログラムの整備・変更を行い、新たに横浜市立大学市民総合医療センターでの三次救急研修が可能となった。
その他、本プログラムEの主な特徴は次のとおりである。

（１） 週単位にローテーションを組み、4週1ブロックを基本としている。このため、自由度が高くなり、本人の希望や進路を考慮して、1年次から選択診療科をローテーションすることも可能。
（２） プライマリ・ケア研修のために1年次に内科7診療科、麻酔科および整形外科を研修することを継続する。
（３） 小児科は原則1年次に8週間研修とする。外科は原則2年次に8週間、産婦人科、精神科、地域医療は2年次に4週間研修する。
（４） 2年間を通して、救急部での診療に参加及び休日夜間の救急外来での夜勤・日当直により、救急医療研修の充実を図ることは従前通りである。
（５） 一般外来研修は、２年間を通じて総合内科、小児科、一般外科、地域医療などで並行研修として行う。
（６） 保健・医療行政の研修のために、2年次の保健所研修を継続する。