公益社団法人福岡医療団千鳥橋病院

私たちの病院は、全日本民医連に所属し、いつでも、どこでも、誰でも、親切で良い医療と介護を受けられるような体制をめざして、救急医療、慢性疾患管理、リハビリテーション、通所リハビリ、施設介護、検診まで、幅広く医療・福祉活動に取り組んでおります。また、患者様の負担が増加の一途をたどる中、差額ベッド・初診特別料金など、通常の診療報酬を超えるいっさいの過剰な負担を求めず、現行制度で可能な限り受療権を損なわないように努力してまいりました。1997年には「患者の権利章典」を策定し、カルテ開示やがん告知など患者様の人権を守る取り組みを積極的に行っております。さらに、医療・福祉を良くしていくことを目的とした健康友の会と連携し、自らの医療を市民の目から点検されるよう、開かれた運営にも努力しております。2000年4月からは厚生省卒後臨床研修病院の指定を受け、医師研修にも活発に取り組んでいます。単に技術研修にとどまらず、施設体系を生かして、臓器別ローテーションから中小規模病院、診療所医療、介護保険への対応など総合的な研修をめざしています。

千鳥橋病院での研修のお勧めポイントは、各科の先生たちの垣根が低いことです。各専門分野の先生に、直接いろいろな相談ができます。熱心で楽しい先生方が、やさしく、ときに厳しくいろいろなことを教えてくださいます。また、研修委員長の先生をはじめ、各科の先生、スタッフの方々が研修医の意見を積極的に取り上げてくれるので、ありがたいです。研修医のメンタルヘルスにも気を配ってくれて、個人個人の状況に応じた配慮をしていただけるので、安心して研修・仕事をさせていただいています。千鳥橋病院に来られる患者さんは持っている病気はもちろん、暮らしている生活・社会環境もいろいろ。その患者さんのために何がいちばん良いか、治療方針や退院後の生活まで上級の先生をはじめスタッフの皆さんと相談できる環境もたいへん気に入っています。