地方独立行政法人　奈良県立病院機構奈良県西和医療センター

この研修プログラムの特徴

【後期1年次】
・各種画像診断の特徴を理解し、基本的読影力を修得する。
・Vascular及びNon-vascular IVRの基本的な事項（適応、方法、合併症の回避並びに対策）を理解する。
○修得手技等：
　　消化管造影検査、CT・MRIの一般的な検査法。
　　腹部・骨盤・大血管の血管造影手技、腹部実質臓器の経皮的穿刺。

【後期2年次】
・代表的な疾患・病態に対し、適切な画像診断法を選択・施行し、総合的な画像診断を行う。
・頻度の高いIVR（TAE、リザーバー留置、腸骨動脈ステント留置、PTCD、PTGBD、RFA等）
○修得手技等：
　　特殊造影検査（嚥下造影、小腸2重造影、造影超音波、下肢静脈造影、アンギオCT等
　　肝動脈塞栓術、静脈・動脈リザーバー留置術、腸骨動脈PTA・ステント留置術、PTCD等）

【後期3年次】
・すべての画像診断に関して、より高度な知識を習得する。希望者は、奈良県立医科大学放射線科の関連分野においても研修が可能である。
・稀な疾患・病態、複雑な病態に対し、適切なIVRを選択・組み合わせた複合IVRのプランを立案でき、指導者の監督下に行える。
○修得手技等：
　　脳・神経領域、心を除くすべてのIVR（大動脈ステントグラフトを含む）