姫路赤十字病院

この研修プログラムの特徴

1） 目的
リハビリテーション科の専門医師を目指しておおいに羽ばたいて頂くために、すべてを経験し、自分で考え、判断し、行動できるよう十分に研鑽することを目的とする。
現在、全国的にはリハビリテーション専門医は1646名であり、ニーズは高いにも拘らず他の診療科に比べて専門医が非常に少ない。また、リハビリテーション研修施設は全国485病院で兵庫県内は当院を含め14病院である。大半は大学病院とリハビリ病院であり、当院のように急性期疾患を扱い、かつ市中の総合病院としてリハビリテーション認定施設として認められる病院は少ない。そこでまず、臨床認定医を修得し、次に専門医さらには指導責任者の認定をめざして頂くことを希望する。
2） 当院での考え方
リハビリテーションはこうでなければならないというものはない。他の診療科では内科とか外科とか臓器別診療とか、科としての領域や境界を敷いている場合が多いと思われるが、当院リハビリテーション科にはそのような境界はない。つまり、必要があれば手術もするし、いろいろな検査や注射等の治療も行う。リハビリテーション科に係わった患者様に十分理解され、早期に社会復帰や退院に寄与すると考えられた場合はできるだけできることはするというのが最大の方針である。