市中病院
東京医療生活協同組合 新渡戸記念中野総合病院
にとべきねんなかのそうごうびょういん
市中病院
にとべきねんなかのそうごうびょういん
レジナビBook臨床研修版
44名
8名
卒後1年次 6名
卒後2年次 2名
卒後1年次(月給/年収)
月給 300,000円
卒後2年次(月給/年収)
月給 336,000円
1年次 4回/月
2年次 4回/月
2023年11月現在、病院見学を随時再開しています。
詳しくは当院HPをご覧ください。
2名
3名
(令和6年度の研修医募集は終了しました。)
応募締切(小論文含む) 令和5年8月12日(土)17:00必着。
筆記試験・個人面接 令和5年8月26日(土)午前中。
新渡戸記念中野総合病院は基幹型研修病院であるとともに、東京医科歯科大学、山梨大学及び埼玉医科大学の臨床研修プログラムによる臨床研修病院群に属している協力型臨床研修病院です。当院は日本内科学会認定医制度教育病院であり、日本専門医機構認定の新内科専門医制度基幹施設として、平成30年度より『新渡戸記念内科専門研修プログラム』での専攻医の専門研修も行われています。
令和5年度の当院の臨床研修医は、2年次2名と1年次6名の計8名です。1年次のたすき掛けとして今年度は、東京医科歯科大学より4名が初期研修を行っています。令和6年度の当院基幹研修医の募集定員も2名でフルマッチしました。
令和6年度のプログラムでは、1年次はすべて必修となる内科24週、外科12週、麻酔科12週で現行のプログラムで変わりありません。うち、麻酔科4週分を救急部門のブロック研修期間(4週間)にあて、救急部門の残りの必修8週間を内科と外科研修中の日当直と救急当番の並行研修で行います。令和5年度より2年次の必修は内科12週・地域医療4週・小児科4週・産婦人科4週・精神科4週・救急8週(1年次より通算)となり、自由選択期間は約12週になります。2年間での内科必修期間は36週(9ヶ月)となり、一般外来研修は内科研修中に4週、地域医療研修中に1週、それぞれダブルカウントでの並行研修が行われます。2年次の必修となる小児科・精神科・産婦人科は、それぞれ都内の協力型病院である東京医科歯科大学病院(小児科)、精神科単科病院として急性期治療や司法精神医療(精神鑑定)も行う陽和病院(精神科)、立正佼成会附属佼成病院(産婦人科)にて4週以上の研修が予定されています。地域医療研修は中野区医師会所属の診療所(選択可能)の他に、中野クリニック(透析専門)でも行われます。なお、当院にも小児科(外来のみ)/精神神経科(外来のみ)/婦人科(産科なし)があります。令和2年度より医師臨床研修制度の仕組みが大きく変わりましたが、内科研修期間中の一般外来研修の新規導入はあるものの従来のプログラムの骨子は維持され、大きな変更はありません。内科は伝統的に一般内科診療と2次救急に重点を置いており、無理なく新制度への移行ができています。
当院は中央線のJR中野駅近く(歩4分)にある296床の2次救急の急性期病院(東京都指定二次救急医療機関)です。18標榜科の指導層が充実し、診療科間の垣根が低く風通しのよさが特長です、1人の患者さんに対して画像・検査で速やかに診断・病態解析を行い、各診療科で機動的に連携して迅速に治療することが可能です。中規模病院ならではのフットワークと風通しの良さが強みです。1997(平成9)年より臨床研修病院・東京都災害拠点病院であり、熊本地震では外科医を中心とするDMATを派遣した実績もあります。また、専門の各学会の認定施設・指導施設に加え、東京都肝臓専門医療機関・東京都脳卒中急性期医療機関にもなっています。6年前の2017(平成29)年12月に電子カルテ(富士通Gx)を導入し、2018(平成30)年2月より心臓カテーテル検査室が稼働、心臓リハビリテーション室も完備され、2019(平成31)年4月より日本循環器学会研修関連施設となり、循環器内科も大変充実してきました。内科は指導層も厚く、内科常勤医 26 名のうち総合内科専門医が13名、約2/3にあたる 17名が日本内科学会内科指導医で、総合内科的視点を持つGeneral志向のサブスペシャリストで構成され、総数が26名となった現在もその気風が色濃く残っています。内科医局は、腎臓内科・呼吸器内科・消化器内科・循環器内科・血液内科・脳神経内科が1つの医局として内科カンファレンス・抄読会・回診・日当直を行っており、日常一般臨床を伝統的に重視し各専門分野に加えて総合内科的診療も行ってきた歴史や風土があります。指導医はプライマリーケアに習熟しているとともに、内科サブスペ領域(脳神経・腎臓・呼吸器・循環器・消化器、血液)の各専門学会に所属する有能な医師で、専門医・指導医も多く在籍しています。従って、内科研修期間の36週間(1年次 24週+2年次 12週:計9ヶ月)研修医は各科横断的に、臨床研修に必要なcommon diseaseを幅広く実践的に学ぶことができ、各科の専門的な検査・治療も同時に研修することも可能です。日本神経学会認定教育施設、日本認知症学会認定教育施設、日本腎臓学会認定教育施設、日本透析医学会認定施設、日本呼吸器学会認定施設、日本循環器学会研修関連施設、日本心血管インターベンション学会研修施設群連携施設、日本肝臓学会認定施設、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設、東京都肝臓専門医療機関、東京都脳卒中急性期医療機関、東京都区部災害時透析医療ネットワーク正会員施設にもなっています。
研修医は週3回 (火・水・金)早朝に開催されるmorning conference(水曜日はNEJM等の英文輪読会)、水曜午後の内科全体カンファレンス・抄読会 (回診)等の内科行事と、各内科医師が分担して研修医のために行う夕刻のmini-lectureへ夏休み関係なく出席しています。また当院は中規模ながら18標榜科があり、各診療科の風通しの良さを生かして、臨床経験豊富な指導層のもと多数の症例を幅広く経験することが出来ます。
新渡戸稲造博士を創立者とする当院は、2015(平成27)年10月病院の正式名称を中野総合病院から「新渡戸記念」中野総合病院へ変更して8年になりました。英文表記の「 Nitobe Memorial Nakano General Hospital 」(NMNGH)が英語論文等に掲載され、「新渡戸記念」の名前を世界に発信しています。PubMedでNitobe Memorial Nakano General Hospital で検索すると、2023年2月時点で80件がヒットし、うち臨床研修医の論文が7件(2020年3件、2019年1件、2018年2件、2017年1件)掲載されています。臨床研修医による学会発表も毎年積極的に行われ、日本内科学会関東地方会(2021年3月、2020年12月)では奨励賞(Young Investigator’s Award)を受賞しています。基幹の研修医は毎年2名ずつと少人数ですが、東京医科歯科大学と山梨大学医学部からのたすきがけ研修医(1年次、令和5年度4名)とともに研鑽を積む機会にも恵まれています。また、令和4年度には埼玉医科大学研修医2名(2年次)が各4週間内科・外科研修を行いました。
また、当院の研修は実臨床とともにCPC(臨床病理検討会、令和4年度11回開催)にも力を入れています。内科系CPC以外にも外科系CPC(1回/2ヶ月)が行われています。内科剖検数は2022年度はコロナ禍の影響で14体(剖検率10.4%)でしたが、2019年度18体(15.8%)、2018 年度は24体、剖検率18.6%は全国有数で、剖検率は日本内科学会の2018年度の統計で大学病院を除き全国第2位を占めています 。2023年 9月に開催回数 537 回を迎えたCPCは、実臨床を行う医師にとって、病態解析や疾患の真実を明らかにし、research mindも学べる絶好の機会となっています。コロナ禍においてもHybridでCPCを昨年は11回開催し、Web開催の利点を生かして国内各地や海外からの参加者もありました。当番制のCPC担当研修医は、事前の臨床・病理(全身病理と脳神経病理)の予習とともに司会進行を務め、症例を深く掘り下げて実臨床での病態解析力を養うとともに、担当症例から学ばせていただく姿勢を体得し、自ら教えを乞うて新たな知見を学ぶことを目標としています。一方で、規模は大きくないものの、学術的に高いレベルにありながら、どのような基本的な質問に対してもやさしく、フランクな当院CPCのdiscussionの伝統的気風は、臨床医としての土台作りに今も欠かせないものであり、当院の宝物と考えています。当院病理診断科の北川 昌伸部長(東京医科歯科大学名誉教授・副学長、日本病理学会前理事長)より、全国の医学生の皆様へ宛てたメッセージを以下に掲載いたします。CPCの趣旨とともに病理解剖への臨床医の心構えが分かりやすく具体的に記されていますので、ご一読ください。
病理解剖とCPC 医師としての総合的な能力を高めます
「医師臨床研修制度では、CPC研修(CPCへの症例呈示とレポートの提出)が必修とされています。臨床研修のCPC(臨床-病理検討会:Clinico- Pathological Conference)では病理解剖(剖検)例を対象としています。病理解剖は不幸にして病気で亡くなった患者さんに対して,疾病の原因・本態,病名,治療効果判定の究明のために行う解剖で、CPCは患者さんの診療に当たった臨床医と、病理診断を行う病理医を含めた医療スタッフが集まり、症例検討を行う会です。このCPC研修は一人の人間の全身臓器にみられる様々な病態をどのように考えるかを実際の剖検の結果から学ぶためのものです。病理解剖で得られた所見に早く気が付いて適切な治療をしていれば死に至ることはなかったのではないか、そのために何をしたら良かったのか、なども振り返りながら検証していくことになり、総合的な臨床力を高めることに大いに役立つものと考えられます。
また、病理解剖・CPC研修を通じて医師としての倫理観や人間性を醸成することもできると考えています。病理解剖を行う前にはご遺族にご遺体を解剖させていただくことを承諾していただかなければなりません。それはご遺族のみならず担当医にとってもストレスのかかることかもしれませんが、ここを乗り越えることで、ご遺族の気持ちに応えるためにもその剖検からできるだけ多くを学び取らなければならないという考えが生まれ、医師として人を思いやる気持ち、さらに症例から学ぶ真摯な態度を育成することにつながるものと考えられます。
当院では、臨床研修医の皆様に剖検に立ち会っていただき、CPCの症例提示や論点整理を含めた詳細な検討さらには司会等の運営にも積極的に加わっていただくことを進めており、非常に有益かつ内容の濃い研修ができるものと確信しています。是非、当院のCPC研修を通じて医師としての高い見識と知識レベルを身に着けていただけると幸いです。」
当院CPCは最終水曜日の夕刻18:30より開催していますので、是非参加して当院の雰囲気の一端を味わって下さい(2023年11月時点で現地参加も可能です)。詳しい日程や手続きは渉外・広報課へお問合わせ下さい。
麻酔科の12週間の研修では、1人100例以上の気管内挿管や硬膜外ブロックを経験することができます。日本麻酔科学会麻酔科認定病院です。
外科は消化器外科も兼ねていますが、12週間の研修期間中に肺切除、肝臓切除、腹部大動脈瘤などもチャンスがあれば診ることができます。日本外科学会専門医制度修練施設、日本消化器外科学会専門医制度指定修練施設、日本乳癌学会関連施設です。
選択科である整形外科は、関節外科とスポーツを得意分野としています。日本整形外科学会認定医制度認定研修施設です。
他に、当院は日本脳神経外科学会専門医研修プログラム連携施設、日本医学放射線学会認定修練機関、日本泌尿器科学会専門医関連教育施設、日本皮膚科学会認定専門医研修施設、日本耳鼻咽喉科学会認定専門医制度研修施設、日本眼科学会専門医制度認定専門医一般研修施設、日本精神神経学会専門医制度研修施設、日本病理学会研修認定施設にもなっています。
ここまでお読みいただいて本当に有難うございました。
詳しくは、病院HPに新たに開設した、【特設コンテンツ】新渡戸に跳べ! をご覧ください。
(http://www.nakanosogo.or.jp/resident/recruit-83782-19074/)
臨床総合力重視。学びの機会多彩。充実した実臨床とCPCで病態解析力とリサーチマインドを養う。
内科常勤医26名。約2/3の17名が日本内科学会認定指導医。18標榜科の専門医・指導医も充実。
基幹型採用臨床研修医4名(1年次2名、2年次2名)+たすき掛け1年次研修医4名(東京医科歯科大学、令和5年度)。合計8名
1年次:内科24週、外科12週、麻酔科12週(救急部門ブロック研修4週含む)。2年次:内科12週、地域医療4週、小児科4週、産婦人科4週、精神科4週、救急8週(1年次より通算)、選択科目約12週。なお、必修の「救急部門」研修は麻酔科4週分に加えて、内科(36週)・外科(12週)での日当直及び内科研修期間の救急当番の並行研修にて残り8週分を充足。必修の「一般外来」研修は内科(36週)及び地域医療(4週)での並行研修(ダブルカウント)で4週分を充足。
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1年次 | 内科 | 外科 | 麻酔科/救急 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2年次 | 内科(12週) | 地域医療(4週) | 小児科(4週) | 精神科(4週) | 産婦人科(4週) | 救急研修 | 自由選択科(12週) |
内科
外科
麻酔科/救急
内科(12週)
地域医療(4週)
小児科(4週)
精神科(4週)
産婦人科(4週)
救急研修
自由選択科(12週)
2年次小児科、産婦人科、精神科、地域医療はそれぞれ4週間以上が必修。
2年次内科は12週間必修。一般外来研修は36週の内科研修期間と地域医療研修中にダブルカウントでの並行研修を実施。
有給休暇取得の際には、研修修了要件を満たすため、必修科目の研修期間を満たすこと(取得)に留意すること。
立地と手技の多さ …続きを読む
神経内科、腎臓内科に興味がある人で、都心で2次救急まで勉強したい人にお勧めです。特に神経内科については毎月神経病理解剖とCPCがあり、専門医も病院の規模を考えると比較的多いです。また、内科は診療科を …続きを読む
大学病院よりも病棟業務自体は多く、また人数が少ないため、率先して頼めば何でもやらせてくれるようでした。内科は複数同時にローテートし、カンファも合同です。忙しくも楽しようともできるので、成長できるかは …続きを読む
立地が良く新宿から1駅。指導医も優秀な先生が多くなんといっても雰囲気が良いと感じた。大学病院とは違い、色々と与えられる環境というよりは、自分で考えて積極的に参加していくことで力が身につく病院。手技も …続きを読む
病院は300床弱で小さい病院であり、医者の数も決して多くはないが、それが却ってじっくりと研修を行える環境なのではないかと思った。病院は綺麗ではないが、周辺には飲食店も多く新宿まで1駅と最高の環境が整 …続きを読む
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