市中病院
新渡戸記念中野総合病院
にとべきねんなかのそうごうびょういん
市中病院
にとべきねんなかのそうごうびょういん
レジナビBook臨床研修版
2名
卒後3年次 2名
4回/月
病院見学をご希望の方は、HPをご確認のうえご連絡をお願いいたします。
2人
当院内科研修はプログラムタイプ(サブタイプ)が3種類あり、その1つは内科専門医・サブスペシャリティ専門医をともに3年間で取得可能な、「内科サブスペシャリティ混合タイプ [3年間型] 」を用意しています(エントリー条件あり)。専門研修当初より並行研修(連動研修)ができるタイプとなっています。
また、当院は東京科学大学内科専門研修プログラムの連携施設にもなっており、互いに基幹施設であるとともに連携施設となっています。日本内科学会認定医制度教育病院であり、日本専門医機構の認定する新内科専門医制度基幹施設(認定番号117130033)として初年度より承認され、平成30年度より『新渡戸記念内科専門研修プログラム』による専門研修も開始されています。
当院は中央線のJR中野駅近く(歩4分)にある296床の2次救急の急性期病院(東京都指定二次救急医療機関)です。標榜科は17ありますが、中規模病院ならではのフットワークと風通しの良さが強みです。1997(平成9)年より臨床研修病院・東京都災害拠点病院であり、熊本地震では外科医を中心とするDMATを派遣した実績もあります。また、専門の各学会の認定施設・指導施設に加え、東京都肝臓専門医療機関・東京都脳卒中急性期医療機関にもなっています。2017(平成29)年12月に電子カルテ(富士通Gx)を導入し、2018(平成30)年2月より心臓カテーテル検査室が稼働。「心臓リハビリテーション室」も完備され、2019(平成31)年4月より日本循環器学会研修関連施設となり、循環器内科も大変充実してきました。
新渡戸稲造博士を創立者とする当院は、2015年10月病院の正式名称を中野総合病院から「新渡戸記念中野総合病院」へ変更しました。英文表記の「 Nitobe Memorial Nakano General Hospital 」が英語論文等に掲載 され、「新渡戸記念」の名前を世界に発信しています。PubMedでNitobe Memorial Nakano General Hospital で検索すると、2021年 5月時点で、2015年10月以降に英語論文 58件(2020年 20件、2021年 3件)がヒットし、First Author 所属先として 27 件、うち初期研修医が First Author のものが 7 件(2017年 1件、2018 年 2件、2019年 1件、2020年 3件)掲載されています。最近では2020年度の日本内科学会関東地方会で発表した基幹とたすき掛けの1年次研修医2名がそれぞれの発表で地方会奨励賞を受賞するという朗報ももたらされました。
内科は症例数のみならず指導層も大変充実しており、内科常勤医 26 名のうち半数以上の 15名が日本内科学会内科指導医です。総合内科的視点を持つGeneral志向のサブスペシャリストで構成され総数が26名となった現在もその気風が色濃く残っています。内科医局は、腎臓内科・消化器内科・循環器内科・血液内科・脳神経内科が1つの医局として内科カンファレンス・抄読会・回診・日当直を行っており、日常一般臨床を伝統的に重視し各専門分野に加えて総合内科的診療も行ってきた歴史・風土があります。指導医はプライマリーケアに習熟しているとともに、内科サブスペ領域(脳神経・腎臓・循環器・消化器、血液)の各専門学会に所属する有能な医師で、専門医・指導医も多く在籍しています。従って、専攻医として各科横断的に、専門研修に必要なcommon diseaseを幅広く実践的に学ぶことができるとともに、各科の専門的な検査・治療手技も同時に修得することが可能です。日本神経学会認定教育施設、日本認知症学会認定教育施設、日本腎臓学会研修施設、日本透析医学会認定施設、日本呼吸器学会認定施設、日本循環器学会研修関連施設、日本肝臓学会認定施設、日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設、東京都区部災害時透析医療ネットワーク正会員施設にもなっています。
週3回 (火・水・金)早朝に開催されるmorning conference(水曜日はNEJM等の英文輪読会)、水曜午後の内科全体カンファレンス・抄読会 ・回診等の内科行事と夕刻には、各内科医師が分担して研修医・専攻医のために行うmini-lectureに夏休み関係なく出席していただくことになります。また当院は中規模ながら17標榜科があり、各診療科の風通しの良さを生かして臨床経験豊富な指導層のもと多くの症例を幅広く経験することが出来ます。
また、当院の研修は実臨床とともにCPCにも力を入れています。内科系CPC以外にも外科系CPC(1回/2か月)が行われています。内科剖検数は2022年度はコロナ禍の影響で14体(剖検率10.4%)でしたが、2019年度18体(15.8%)、2018 年度は24体、剖検率18.6%は全国有数で、剖検率は日本内科学会の2018年度の統計で大学病院を除き全国第2位を占めています。CPCは、実臨床を行う医師にとって、病態解析や疾患の真実を明らかにし、research mindも学べる絶好の機会となっています。コロナ禍においては、HybridでCPCを開催し、Web開催の利点を生かして国内各地や海外からの参加者もありました。当番制のCPC担当研修医は、事前の臨床・病理(全身病理と脳神経病理)の予習とともに司会進行を務め、症例を深く掘り下げて実臨床での病態解析力を養うとともに、担当症例から学ばせていただく姿勢を体得し、自ら教えを乞うて新たな知見を学ぶことを目標としています。一方で、規模は大きくないものの、学術的に高いレベルにありながら、どのような基本的な質問に対してもやさしく、フランクな当院CPCのdiscussionの伝統的気風は、臨床医としての土台作りに今も欠かせないものであり、当院の宝物と考えています。
当院CPCは、不定期で最終水曜日の夕刻17:30より開催していますので、是非参加して当院の雰囲気の一端を味わってください。詳しい日程や手続きは渉外・広報課へお問合わせください。
ここまでお読みいただいて誠に有難うございました。
詳しくは、病院HP 「【特設コンテンツ】新渡戸記念中野総合病院の臨床研修」 をご覧ください。
(http://www.nakanosogo.or.jp/resident/recruit-83782-19074/)
東京医科歯科大学連携施設
中規模病院ならではの特長。
各種認定施設・指導施設取得。日本内科学会認定指導医15名。
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