社会福祉法人 聖隷福祉事業団 総合病院 聖隷浜松病院

私は聖隷浜松病院で初期研修の後に、そのまま脳神経外科の後期研修をしています。平成21年現在、後期研修2名、スタッフ3名の計5名です。（この他に当院の後期研修プログラムの後期研修医2名が他院にて1年間の研修中です。部長注）当院は市中病院ですが、その症例は多様で脳血管障害、頭部外傷や脳腫瘍はもちろん、小児、てんかんの外科も行っています。脳腫瘍に関しては化学療法も行い、定位放射線治療等は腫瘍放射線科と合同で治療にあたっています。血管内治療に関しては専門のスタッフは常勤していないため、適宜相談し当院で治療可能なものは当院で治療しています（コイル塞栓術、腫瘍血管塞栓術など）。脊椎・脊髄に関しては当院では整形外科が主に対応していますが、小児の二分脊椎や脊髄係留症候群、Chiari奇形に対する大孔減圧術、SSシャントなどは脳神経外科で行っています。またITB植え込み術も行っています。僕の脳神経外科での、各学年での経験した手術は３年目（後期研修１年目）で慢性硬膜下血腫の穿頭洗浄ドレナージ、水頭症に対する脳室ドレナージ、VPシャント、脳腫瘍の穿頭生検、脳膿瘍の穿剌排膿、後半で開頭術（開頭減圧術、急性硬膜外血腫の開頭血腫除去）、顕微鏡を使用しての脳出血に対する開頭血腫除去、小脳出血に対する後頭下開頭血腫除去術などです。４年目ではそれらの手技に加えて、内頚動脈狭窄症に対する血栓内膜剥離術（CEA）、小児のVPシャントやオンマイヤリザーバ挿入などを行いました。５年目の現在では脳動脈瘤に対するクリッピング術をトレーニングしているところです。少数精鋭で極めて多忙ですが、症例は充実しており手術を経験するチャンスにも多く恵まれています。もし私への質問事項があれば、当院人材育成センターへメールを送っていただければ、わかる範囲のことを返信させていただきます。やる気と体力がある方をお待ちしています！