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国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院

市中病院

国立研究開発法人国立国際医療研究センター国府台病院

こくりつこくさいいりょうけんきゅうせんたーこうのだいびょういん

国立国際医療研究センター国府台病院内科専門研修プログラム

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更新日:2024/05/23

病院の早見表はこちら!

  • 指導医数(2024年度時点)

    19名

  • 在籍研修医数(2023年度時点)

    14名

    卒後3年次 3名

    卒後4年次 4名

    卒後5年次 7名

  • 給与

    卒後3年次(月給/年収)
    月給 447,000円

    卒後4年次(月給/年収)
    月給 447,000円

    卒後5年次(月給/年収)
    月給 447,000円

    詳細はこちら

  • 当直回数

    2回/月

    1または2回/月(平均)

採用関連情報

専門研修・サブスペシャルティ

診察科内科
基幹施設/連携施設
基幹施設
連携施設
江戸川病院、 東京ベイ・浦安市川医療センター、国立国際医療研究センター病院、九州大学、国立がん研究センター中央病院
サブスペシャルティ
日本消化器病学会認定施設
日本肝臓学会認定施設
日本糖尿病学会認定教育施設
日本リウマチ学会教育施設
日本老年医学会認定施設
日本消化器内視鏡学会指導施設
日本アレルギー学会専門医教育研修施設
日本呼吸器学会専門医制度関連施設
日本循環器学会専門医研修関連施設
日本心療内科学会認定研修施設
日本心身医学会認定研修診療施設
日本消化管学会胃腸科指導施設
日本超音波医学会認定超音波専門医制度研修施設
日本がん治療認定医機構認定研修施設
日本動脈硬化学会認定教育病院
日本静脈経腸栄養学会NST稼働認定施設
日本救急医学会救急科専門医指定施設

診療科情報

診療科名病床数医師数指導医数平均外来患者数平均入院患者数
内科- 床11名6名73名/日37名/日

内科

病床数医師数指導医数平均
外来患者数
平均
入院患者数
- 床11名6名73名/日37名/日

その他の診療科情報はこちら

この研修プログラムの特徴

 当院は基幹型臨床研修指定病院かつ内科学会認定教育病院として、以前から初期研修医や内科レジデントの教育・研修に力を入れており、新・内科専門医制度においても当院を基幹施設とし、東京都の国際医療研究センター病院と江戸川病院と国立がんセンター中央病院、千葉県の東京ベイ・浦安市川医療センター、福岡県の九州大学附属病院を連携病院とした研修プログラムを運営しています。また、国際医療研究センター病院、江戸川病院、東京大学、九州大学、都立墨東病院を基幹施設とする内科プログラムの連携病院にもなっています。
 旧制度では1から3年間の希望研修期間で3から8名のレジデントを毎年採用しておりました。現在12名がプログラムに所属しています。
 新制度における内科指導医資格をもつ常勤医は19名おり、うち11名は総合内科専門医も取得しています。また内科系診療科で臨床研修指導医を取得している常勤医は16名と、レジデント・専攻医に対して十分な指導医が確保されています。
内科は大きく3つに分かれ、肝炎・免疫研究センターを併設し、診療・研究体制の充実した消化器・肝臓内科、摂食障害や心身症を中心とした診療で我が国有数の心療内科、各内科系診療科が垣根を低く連携して総合的に診療する統合内科(リウマチ膠原病、糖尿病内分泌代謝、総合、循環器、呼吸器)があります。
 また国立研究開発法人国際医療研究センターに属しており、臨床研究に力を入れており、研修医・レジデントへの指導や費用面のサポートも充実し、国内学会に限らず、国際学会で発表したり英語論文を書いたりすることができます。

 基幹病院である国府台病院で原則として3年間のうち2年間に渡って研修をします。専攻医がSubspecialtyとして志望する消化器・肝臓内科、心療内科、統合内科のいずれかから研修を開始する予定です。
 連携施設での外部研修は1か所3-6か月間で合計1年間、原則2年目以降を予定していますが、状況により前後する可能性はあります。連携施設では主に江戸川病院で血液・腫瘍内科や糖尿病・腎臓・神経内科、東京ベイ・浦安市川医療センターで腎臓・内分泌・糖尿病内科を研修し、国際医療研究センター病院では、当院のみでは十分な専門研修を受けられない領域の研修または自分の志望する領域について研修することができます。また九州大学では心療内科の専門研修が受けられますが、基本的には採用前の段階で当院心療内科や九州大学との調整が必要になります。国立がんセンター中央病院では癌診療の専門研修ができます。2年間の研修で内科専門医を取得するための症例数などは満たせると見込んでいます。
 基本的には以下のようなローテートになります。
・統合内科コース:江戸川病院6か月、東京ベイ・浦安市川医療センター3か月、国際医療研究センター病院3か月
・心療内科コース:九州大学1年間
・消化器肝臓コース:江戸川病院3か月、国際医療研究センター病院6か月、国立がんセンター中央病院3か月

 研修3年目はsubspecialtyに重点を置いた研修となりますが、ローテーションを継続して内科全般を広く学ぶことも可能です。また症例数等が十分に経験でき、より早くからsubspecialtyを重点的に研修することを希望すればフレキシブルに対応して専門医取得にスムーズにつなげることも可能です。病院規模と比較して総合内科専門医の取得者が多いことも、当院で総合的な内科研修が受けられることを示しています。

 統合内科では各臓器別というほど細分化されていないので、受け持ち症例の過不足の調整などもフレキシブルに行いやすく、複数領域の疾患を合併した患者も含めて、内科を総合的に研修できます。短期間の各臓器別内科ローテートを繰り返すことなく、落ち着いて働くことができます。レジデントに対して指導医も十分に擁していることから、個々の興味やスキルに応じてきめ細かい研修が受けられます。医長以外は研修医も含めて全員同じ医局にデスクが用意されているので、各科との相談もスムーズで気軽に行えます。

 仕事の量にはある程度ゆとりがあり、主治医制ではなく当直医制であり、自己学習の時間や臨床研究の時間も比較的十分にとれますし、自身や家庭のための時間もとれます。院内には保育所もあり、当科にも利用しながら勤務しているレジデントもいます。

 前身が国立精神神経センターであり、現在も精神科が外来・入院の大きなウェイトを占める総合病院であり、日本有数の摂食障害治療の実績があって千葉県摂食障害治療支援センターも設置している心療内科もあることから、近年増加していて厚労省の指定する5大疾病に含まれる精神疾患を合併した身体疾患の診療の経験を積むことができます。精神疾患患者では生活習慣病や循環器系疾患が一般集団よりも多く、そのため生命予後が短いということもあり、精神疾患のある患者の内科疾患は非常に重要です。認知症も含めた精神疾患に苦手意識を持つ医師は多いと思いますが、当院で内科研修をすることで精神科の専門家になるわけではないものの、統合失調症などの精神疾患のある患者さんに慣れて普通に診療できるようになることは医師として大きな強みになると思います。

 臨床研究治験センターに臨床研究支援・相談のスタッフやデータベースがあり、さらに特定研究開発法人である国立国際医療研究センターや肝炎・免疫研究センターのリソースを使うこともでき、アカデミックな研修を積むための環境が整っています。症例報告だけでなく、希望する研修医やレジデントには積極的に臨床研究に取り組んでもらっています。2021年度に初期研修医と卒後3-6年目の内科専門研修中の医師が筆頭演者の内科系学会での発表数は11演題であり、他に研究会等での発表機会もあり、コロナ以前はアジア糖尿病学会などの国際学会にもレジデントが演題を出しており、筆頭著者として英文の原著論文をまとめたレジデントも複数います。

 千葉県市川市は豊かな自然環境のある文化都市で住環境もよく、また東京都に隣接し、市川駅から東京駅まで20分、新宿駅まで35分と都心へのアクセスも良好です。

こだわりポイント

  • 指導体制が充実

    特に消化器・肝臓、糖尿病、リウマチ、心療内科は症例も多く、指導体制も充実し、専門医取得もスムーズです

  • 女性医師サポートあり

    女性医師に限らず、院内保育所を利用しながらレジデント、フェロー、常勤として働いています。

  • on off がハッキリ

    主治医制ではなく当直医制となっており、自分の時間がとれます。

  • その他

    臨床研究に力を入れており、研修医やレジデントも国内・国際学会での発表や英語原著論文の作成が可能です

統合内科のスケジュール例

カンファレンスカンファレンスカンファレンスカンファレンスカンファレンス
午前総合内科外来救急当番超音波病棟業務病棟業務
午後病棟業務病棟業務リウマチカンファレンス救急当番外勤
夕方糖尿病カンファレンス抄読会入院症例カンファレンス外勤
 午前午後夕方
カンファレンス総合内科外来病棟業務糖尿病カンファレンス
カンファレンス救急当番病棟業務抄読会
カンファレンス超音波リウマチカンファレンス
カンファレンス病棟業務救急当番入院症例カンファレンス
カンファレンス病棟業務外勤外勤

研修環境について

責任者
酒匂赤人 総合内科診療科長、医療教育・臨床研究支援副部門長
責任者の出身大学
北海道大学
当科病床数
100床
当科医師数
34.0名
当科平均外来患者数
277.8名/日
当科平均入院患者数
93.7名/日
在籍指導医(2024年度時点)
19名

主な出身大学
北海道大学, 秋田大学, 群馬大学, 順天堂大学, 東京慈恵会医科大学, 東京女子医科大学, 東京大学, 横浜市立大学, 山梨大学, 福井大学, 名古屋大学, 三重大学, 岐阜大学, 山口大学, 鳥取大学, 愛媛大学, 高知大学

内科学会新専門医制度での指導医が21名で、そのうち11名が総合内科専門医を取得しています。また臨床研修指導医は16名が取得しています。

専攻医・後期研修医(2023年度時点)
合計 14名

卒後3年次の専攻医・後期研修医数
3名(男性 1名:女性 2名)
主な出身大学
秋田大学, 東京女子医科大学

卒後4年次の専攻医・後期研修医数
4名(男性 2名:女性 2名)
主な出身大学
岩手医科大学, 東京大学, 山梨大学, 広島大学

卒後5年次の専攻医・後期研修医数
7名(男性 4名:女性 3名)
主な出身大学
福島県立医科大学, 筑波大学, 東邦大学, 東海大学, 広島大学, 高知大学

カンファレンスについて
各科で症例カンファレンス、抄読会、勉強会などを開催しています。
研修修了後の進路
当院のフェローや常勤医師、他の市中病院や大学病院など

給与・処遇について

給与
卒後3年次(月給/年収)
月給 447,000円
卒後4年次(月給/年収)
月給 447,000円
卒後5年次(月給/年収)
月給 447,000円

税込、手当は含まない
※賞与:年2回(6月・12月)数万円程度支給
宿舎・住宅
なし
社会保険
健康保険・厚生年金
福利厚生
院内保育所あり
学会補助
あり

臨床研究に力をいれており、学会発表や論文作成の機会も多く、国内学会の参加費や旅費だけではなく、国際学会の参加費や旅費、英文抄録や論文の校正や論文投稿料などにもサポートが充実しており、個人の負担はあまり心配いりません。
当直回数
2回/月

1または2回/月(平均)
当直料
21,000円/回

+時間外手当

病院見学・採用試験について

病院見学
病院見学実施日
随時  
当直・救急見学:なし
見学時交通費補助:あり

NPO法人千葉医師研修支援ネットワークの病院見学サポート(一部交通費補助)を受けることができます。以下のページを確認のうえご利用ください。
https://www.dcs-net.org/career/fieldtrip_entries/
試験・採用
試験日程
当院ホームページに詳細記載 
※令和7年度採用情報公開中※  https://www.ncgmkohnodai.go.jp/boshu/065/new-resident.html
選考方法
面接
採用予定人数
11人

学会が認めているプログラム上の定員は統合内科、消化器肝臓内科、心療内科あわせて11名ですが、実際は他の医師の異動等の人事の問題を踏まえて採用人数を決めています。
応募連絡先
管理課 庶務係長
TEL:047-372-3501
E-mailkouedu@hospk.ncgm.go.jp

研修医の方へメッセージ

消化器レジデント2023入職

  • 消化器レジデント

消化器肝臓内科 後期研修医 2 年目です。私は他院で 2 年間初期研修終了後、消化器・肝臓内科志望として内科の後期研修を行っております。 私は初期研修の間に、悪性腫瘍を診療したいという思いと内視鏡の魅力に惹かれ、消化器内科医になりました。当院の消化器肝臓内科は、消化管・肝臓・胆膵チームに分かれており、全てのチームを順にまわるため、消化器・肝臓疾患の範囲を幅広く経験することが可能です。 1チーム約 2〜4 人のチーム制のため、日々他の先生方と意見を交わしながら治療方針を決めていくことができます。技術的な面では、内視鏡等の手技についてとても熱心な指導医に囲まれご指導頂き、日々自分の課題を見つけながら成長していると感じています。自分の手技の基礎を固めるのが後期研修の期間であると思います。その重要な時期に一貫した指導の下、内視鏡のしっかりとした型を身につけることが出来る当科は、とても魅力的な環境であると感じています。 また、腹部エコー、RFA、肝生検についても安定した症例数をコンスタントに担当することが出来るため、それぞれ第一線でご活躍される先生方から学び手技を身につけることが可能です。学術活動にも力を入れており、私も学会発表の準備を現在している最中です。
現在後期研修医は 2 人在籍しており、日々賑やかに楽しみつつ助け合いながら切磋琢磨しています。フェロー以上の先生方も含め、当科全体が暖かく一体感のある組織であると感じています。 日々楽しく有意義に過ごすことが出来る環境であると思いますので興味を持って頂けたら嬉しいです。そして是非一度、見学にいらして下さい。お待ちしています!

統合内科レジデント2021年入職

  • 統合内科レジデント

後期研修医2年目です。私は全くの外部から縁あって市川に住むこととなり、研修先として当院を選ばせて頂きました。実は研修先を選ぶ際、内科に進むことは決めていたのですが、糖尿病・代謝内分泌内科かリウマチ・膠原病科を決め切れておらず、研修することのできる病院を探して当院に辿り着いた形です。どちらの科も大変良くして頂いて非常に悩んだのですが最終的には糖尿病・代謝内分泌内科に進む形としました。
当院総合内科の特徴は異常なほど内科内で科の垣根が低い事だと思います。毎日糖尿病・内分泌代謝科、リウマチ膠原病科、総合内科、呼吸器科、循環器科、感染症科で朝カンファレンスを行っています。カンファレンスといっても非常に和やかな雰囲気で、若手も自由に意見を出しています。内科内では最早コンサルトをせず、直接専門家に意見を聞きに行っている状態です。
また、レジデントも含め、指導医の方々は皆人柄も良く、人間関係で困る事はほとんどないと思います。指導は手厚く、外来、当直含めてレジデントには常に指導医がサポートできる体制となっています。世話好きの方が多く、病棟で患者さんが重症化し、マネジメントに困る場面では呼ぶ前からあちこちから指導医が集まってきているという事もよくあります。ある意味守られている指導体制ではあるため、自分を窮地に追い込んでいきたいという方や上にとやかく言われずに方針を決めていきたい方には向かないかもしれません。逆に、指導医と方針をしっかり確認しながら診療を進めていきたい方には向いていると思います。
消化器内科は別の診療体制ですが、その他の科は総合内科として一緒に診療しているため、JOSLERの症例集めにはあまり困らないと思います。当院を腎臓内科、血液内科がありませんが、外部研修期間で回るため、十分に症例を集めることが可能です。私は1年目の時点でほぼ目途が立っています。
休日夜間は当直医体制であり、オンコールで呼ばれることは殆どありません。自分の患者さんが重症の場合は偶に休日見に行っている事もありますが、基本的に土日はフリーです。そのため自分の時間も十分に作ることができます。
また、私は給料面が病院を選ぶ際に考慮に入っていましたが、残業代の請求は問題なく可能ですし(法律上問題になるほど残業をしている人はいないです。)、外勤先も用意されており、給料に関しては特に困らないと思います。詳しい事は見学の際に聞いていただければと思います。
書きたいことを羅列で書いてしまいました。そこまで大きな規模の病院ではないですが、他の病院で研修している大学の同期の話を聞いていても、当院は恵まれた環境だと感じます。是非一度見学にいらしてください。

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心療内科レジデント

  • 心療内科レジデント

こんにちは。私は他院の精神科で後期研修を終了し、専門医取得後に当院の心療内科で研修を行わせていただいています。
当院の心療内科は、他科出身のスタッフもおり、他院からの研修も受け入れているオープンな雰囲気の職場です。精神科からきた私にも寛容に接してくださるため、相談しやすい環境で研修ができています。
当科は摂食障害の治療を専門的に行う数少ない病院の一つであり、他院ではなかなか経験することのない身体的にも精神的にも重症な症例を診ることがあります。治療方針や対応の仕方に悩むことは多いですが、経験豊富な指導医の下で治療ができるため、非常に勉強になります。
心療内科では心身両面から病態にアプローチするため、より患者さんの悩みに寄り添った治療ができる場だと思います。
心の悩みと身体症状との関連に興味を持った方は、ぜひ見学にいらして下さい。お待ちしております。

この病院の見学体験記

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