西脇市立西脇病院

この研修プログラムの特徴

当プログラムでは、次に掲げる医師の育成を目指します。
１）幅広い症状に対して診療ができる。
２）初期救急には必ず対応でき、まず患者さんをみることができ、かつ必要時に適切に紹介できる。
３）診療の場のニーズに応じて自らを柔軟に変化させることができる幅広い診療能力と適応力をもつ。

このために、救急初療から重症管理、一般病棟管理、療養・緩和医療、一般外来、在宅医療まで、医療の一連の流れを経験し、また保健・予防活動や、介護・福祉との関係を通じて地域全体で患者・住民を支えることを学びます。
西脇多可地域では、居住する地域住民、各種団体、ボランティアや当院の全職員などの理解と協力のもとで研修できる環境がすでに整っています。

2年間の初期研修終了後3年間で、
基幹病院である西脇病院と、連携病院・施設である多可赤十字病院、加東市民病院、ささやま医療センター、丹波医療センター、多可町立杉原谷診療所、丹波市ミルネ診療所にて、
①総合診療専門研修Ⅰ（外来診療・小規模病院中心）
②総合診療専門研修 Ⅱ（病棟診療、救急診療中心）
③内科
④小児科
⑤救急科
の 5 つの必須診療科と選択診療科（外科、皮膚科、脳外科、整形外科、眼科、精神科、麻酔科、放射線科）の研修を行います。

このことにより、１．人間中心の医療・ケア、２．包括的統合 アプローチ、３．連携重視のマネジメント、４．地域志向アプローチ、５．公益に資する職業規範、６．診療の場の多様性という総合診療専門医に欠かせない６つのコアコンピテンシーを効果的に修得することが可能になります。