岡山医療生活協同組合総合病院岡山協立病院

私の好きな詩があります。第二次世界大戦中、ドイツとの国境近くのフランス・ストラスブール大学はナチスドイツにより弾圧されフランス語の使用を禁止され、学問の自由を奪われました。彼らは中仏のクレルモンに疎開して、学問をつづけます。しかし1943年ドイツ軍の侵攻により、多くの教官や学生が銃殺され数百人が逮捕されました。詩人ルイ・アラゴンは彼らを悼み、彼らの自由と自治を守る戦いを讃えて「ストラスブール大学の歌」を書きます。「教えるとは希望を語ること 学ぶとは誠実を胸にきざむこと かれらはなおも苦難のなかで その大学を再びひらいた…」 わたしたちはどんな希望を胸にいだいているのでしょう。誠実とは？ 誰にたいする、何にたいする「誠実」なのでしょう。今日も希望をもとめ、誠実をきざむ私たちの旅はつづいています。どうぞあなたもこの旅に一緒にでかけませんか。ようこそ協立病院へ。

私は元々総合診療医を目指していました。岡山協立病院では各科の垣根が低く総合的に勉強できることや、訪問診療研修なども様々な研修ができることなどから、私は初期研修先として岡山協立病院を選びました。実際に研修を通して、急性期から慢性期（リハビリや緩和ケアなど）まで患者さんや多職種と関わることができ、社会的な背景なども含めてしっかりと考える力がつき、大変良い初期研修でした。まだまだこの病院で勉強したい、すべきと思い総合診療の専攻医として残ることを決めました。総合診療を目指す人はもちろんのこと、専門科に進む人にとっても医師としての基本をしっかり学ぶことができる環境だと思います。是非一度見学に来てみてください。