日本医科大学付属病院 麻酔科・ペインクリニック

この研修プログラムの特徴

やりがいを感じながら経験を積める毎日を目指しています
　忙しい中にも，やりがいを感じながら働いてもらいたい！
　そして，幸せを感じながら，経験値を積み重ねてもらいたい！
　そう考えながら，環境整備を続けています．
　職場に求めるもの（お給料，経験値，やりがい，人間関係など）は，人それぞれ異なります．
　個人個人と日々の会話を繰り返すことで，『あななたが職場に求めるものは，何ですか？』『どのようなビジョン，描けていますか？』を掘り下げながら，皆が幸せを感じながら働ける組織運営を目指しています．

　共に働いてみませんか？共に技術を磨き，経験値を積み上げていきませんか？
　先生方の見学希望，心よりお待ちしております☆

1.急性期の治療に参加する機会が多い
　日本医科大学付属病院は，救命救急センター，Cardiac Care Unit(CCU)，Surgical Intensive Care Unit(SICU), Stroke Care Unit(SCU) といった急性期の治療施設が充実した診療を行っており，緊急手術や重症症例の麻酔を担当する機会に恵まれています．緊急手術や重症症例の麻酔は型どおりに進めることが困難であることが多く，ときに瞬時の判断を迫られ，その経験は麻酔科医師として成長する糧となります．本研修プログラムではそうした緊急手術や重症症例の麻酔を上級医の確実な指導のもとに担当することができます．
2.外科系集中治療室のローテート
　麻酔管理のみならず，術後管理と集中治療を学ぶことが可能です．外科系集中治療室は現在麻酔科医師を含めた常時7名の医師が勤務しており，侵襲の大きな手術後の全身管理，重症呼吸不全症例，敗血症症例に対してチームで診療にあたっています．上級医の指導のもと，きめの細かい集中治療を学ぶことができます． 将来的な専門分野として急性期診療を視野に入れていない場合でも，一人前の麻酔科医師となるためには急性期医療および集中治療の経験はかけがえのないものとなります．
3.疼痛・緩和医療を学べる
　当院にはペインクリニック外来があり，3年次以降はペイン外来のローテーションを組み込んでいます．さらに，がん診療連携拠点病院でもある当院では，麻酔科医師が中心となり，呼吸器内科医師，精神科医師，看護師，薬剤師でチームを構成し，非常に丁寧な緩和ケア診療を行っています．専門研修コースにはペインクリニック外来および緩和ケア科のローテーションが組み込まれており，癌性疼痛および慢性疼痛の診療に参加することが可能です．
4.サブスペシャリティーの取得
　心臓血管手術麻酔を学ぶことができる公益財団法人 日本心臓血圧研究振興会 附属榊原記念病院(以下，榊原記念病院)，小児麻酔を学ぶことができる国立研究開発法人 国立成育医療研究センター(以下，国立成育医療研究センター)へのローテーションが可能なコースもあります．
5.妊娠中・育児中の女性医師支援
　女性医師の妊娠・出産に伴う離職を医師不足へつながる大きな問題ととらえて，妊娠中・育児中の女性医師支援に力を入れています．妊娠中・育児中であり当直が困難な場合でも専門医を取得できるようなコースを作成し，女性医師が育児と仕事を両立できるように体制を整備しております．本年も，育児中の女性医師2名が，専門医試験を受験する予定です．