岩手県立久慈病院

岩手県立久慈病院では、岩手県の医療を担う医師の育成を目標に、スムーズに岩手医大、他医療機関での専門医研修に進めるようにプログラムを組んでいます。特に、プライマリケアに必要な基本的診療手技、技法を、OJTを通じて学べるように配慮しています。将来、専門領域に進んだときに、役立つような、他領域に渡る基本知識、基本手技を身につけてほしいと考えながら指導に当たっています。１２ヶ月の自由選択期間では、同学年の研修医が重ならないように配慮しながら、全ての診療科を選択できるようにプログラムを組みます。また、当院は救急センターを併設した非常に忙しい沿岸部地域中核病院です。そのため、医師同士の連携が重要で、診療科間の垣根は低く、協力し合って働く環境です。地域医療、救急医療の最前線で、一緒に学び、働く、研修医を待っています。

岩手県立久慈病院は、久慈市・洋野町・野田村・普代村の医療を担う地域完結型の総合病院で、その面積は東京都23区の約1.5倍の広さです。そのため多様な疾患を多く経験することができます。久慈病院には救命センターが併設されているため、急性期疾患を経験することも多く、一般的な初期対応は確実に身につけることができます。また地域包括ケア病棟が併設されていることも特徴であり、退院支援について学ぶことができます。治療するだけではなく患者さんのその後の生活にも目を向けることの重要性を実感します。研修環境としては、医局内に各自のデスクはありますが、そのほかに一年次・二年次それぞれに研修医室があり、冷蔵庫やソファ、電子カルテも完備されていて非常に快適です。また診療科の垣根が低いためローテートしている科に関わらず、いつでも相談しやすい環境が整っていることも特徴の一つです。さらには社会人大学院、学会、資格取得にも積極的な病院であり、学術的な研鑽も自分次第でどんどん積むことができます。このように久慈病院での研修は、医師としての土台を築き上げるのに最適だと思います。2年間という短い研修医期間をより充実させたい方は、ぜひ一度見学にいらしてください。