市中病院
東京労災病院
とうきょうろうさいびょういん
37名
8名
卒後1年次 4名
卒後2年次 4名
卒後1年次(月給/年収)
月給 290,000円/年収 3,700,000円
卒後2年次(月給/年収)
月給 326,000円/年収 4,100,000円
1年次 3回/月
2年次 3回/月
約3回/月
随時
5名
18名
未定(決定次第ホームページ上に掲載しますが、毎年7月下旬から8月中旬の期間に2日間試験日を設けます)
●医師としてスタートする最初の2年間
医学教育の新しい考え方として、「アウトカム基盤型教育」が提唱されています。これは、まずどういう医者を目指すのか、という青写真を作り、そのために必要な行動目標を設定していく方法です。医学的な知識・技術、医療人としての態度は測定可能で評価しやすいものですが、我々が最も重視するのは「医師としてのプロフェッショナリズム」です。最初の2年間でプロフェッショナリズムが完成されるわけではありませんが、どういう医師になるのか、その基礎を形成するのはこの時期なのです。
●研修医一人一人の存在の大きさ
当院の研修プログラムの最大の特徴は、同一診療科に同時に複数の研修医がローテートしないように配慮する点です。研修医の数が多いとどうしても複数の研修医が同時に同じ科をまわるため、一人一人の存在意義が薄れがちです。当院では、指導医、上級医の目が常に一人の研修医に注がれ、手厚く指導を受けることができます。その結果、多くの症例や手技を学ぶ機会が増え、医師としての責任感も自然に養われます。
●当直の回数は多い方がよいのでしょうか?
当院の当直は内科・外科系・脳卒中センター(脳外科と神経内科)・産婦人科・ICUの5名と研修医1名です。研修医はそのときのローテートしている科にあわせて、内科・外科系・脳卒中のいずれかの当直にあたります。平均して平日が月に3回、土日が2回程度です。希望すれば回数を増やすこともできますが、あまり回数を増やして睡眠不足の状態で平日の勤務を行うことは勧められません。研修医の健康面への配慮も必要です。
●オリエンテーション、院内行事
研修開始の初めの1週間はオリエンテーションです。病院内のルール、感染対策、安全対策、電子カルテの使い方、カルテの書き方などの説明と共に、メンタルヘルスの話、看護師や薬剤師など他の職種からの話などを聴きます。 研修医勉強会を毎週1回朝7時30分から行っています。当番の研修医が発表を行い、経験した症例や関連して勉強した知識をプレゼンします。年度末には、研修医の発表会を行い、多くの医師が研修医のプレゼンを評価します。その他、月1回のCPC、放射線科カンファレンス、安全対策や感染対策の院内研修などに研修医は出席を義務付けられています。
〈メッセージ〉
医学部学生の皆さんが病院選びに役立つように当院の特徴をいくつか述べます。
①とにかく実践重視です:研修医の数が多いと、一人あたり担当する患者数が少なくなり、外科系・内科系を問わず手技を経験する回数も減ってしまいます。当院では少数の研修医に十分な研修を受けていただくため、一学年5人となっています。当院の研修医に意見を聞いても、他病院の研修医と比較し、経験する症例数が多いことや技術を習得する機会が多いと好評です。それに加えてシミュレーション器具を用いた実技指導を、診療時間とは別に全体学習として行っています。これらにより研修期間中に必要な手技を難なく習得することが可能です。
②研修プログラムの自由度が高い:一年次は必修のローテーションが組まれていますが、2年次研修についてはほとんどの期間が選択です。そして、2年次になってからも、もし選択した診療科を変更したいという希望があれば配慮します。研修を続けていく中で、何かのきっかけから当初全く考えていなかった診療科を研修したいという希望が出てくることがあります。当院ではそのような要望にも応えられるように、自由度の高いプログラムとなっています。
③診療科同志の垣根が低い:当院では研修医と上級医が机を並べ、同じ医局で仕事をしています。大病院のようないわゆる診療科の派閥などはなく、診療科同志仲が良いことが特徴です。そのため、当該科で困った症例がある場合には気軽に他科に相談することができます。
以上が当院の特徴です。やる気のある方は是非当院での初期研修を受けてください。
臨床研修プログラム責任者 酒井俊彦
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1年次 | 循環器科 | 呼吸器内科 | 消化器内科 | 外科 | 内科選択 | 麻酔科 | 精神科 | 救急科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2年次 | 産婦人科 | 小児科 | 地域医療 | 選択研修 |
循環器科
呼吸器内科
消化器内科
外科
内科選択
麻酔科
精神科
救急科
産婦人科
小児科
地域医療
選択研修
①内科研修
内科6ヵ月間は1年目の必修で、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科を各1.5か月ずつ、そして内科選択(糖尿病内分泌内科、腎臓代謝内科、神経内科の中から1科を選択)1.5ヵ月をまわります。
②救急研修
1ヵ月間は救急科専属の研修、2ヵ月間は麻酔科の研修をします。当院の特徴は、2年間を通して、救急当番を行うことです。これは平日半日を1コマとして、1年次は週に2コマ、2年次は週に1コマ、各科の上級医とともに、全科の救急患者の初期診療にあたる研修です。1年目の前半と2年目の後半では医師としての実力もずいぶん異なりますので、2年間を通して救急診療にあたることで、自分の進歩を実感することができます。
③その他の必修研修
当院では将来どの科を選択するにしても必要と考えられる、外科(2ヵ月間)、精神科(1ヵ月間)、産科(0.5ヵ月間)、小児科(0.5ヵ月間)は必修にしています。短期間であっても、それらの科の経験があるかどうかは、医師としてのプロフェッショナリズムを身につける上で重要だと考えるからです。精神科は当院では入院症例が少ないため、協力病院である東邦大学医療センター大森病院で研修を行います。
④地域医療研修
地域医療研修の意義を正しく理解していない研修プログラムが多いようです。当院でも試行錯誤をしてきましたが、労災病院グループの強みを生かし、25年度からは富山労災病院での研修を行っています。1ヵ月間宿舎に泊まリ込んで、東京では経験できない地域医療を経験することは、医師としての見識を高めるものと確信しています。地方に1ヵ月間滞在するのはちょっと…という研修医には大田区内の開業医のところで、研修をしてもらいます。
⑤東邦大学医療センターでの研修
協力病院である東邦大学医療センター(大森病院、大橋病院)での選択研修が可能です。原則として、精神科や地域医療研修の期間を除き、計3ヵ月間までの協力病院での研修が可能です。当院では経験できない3次救急などを選択する研修医が多いようです。大森病院は当院から近く、通勤も便利です。
自由度が高く、お給料も良いので、ワークライフバランスを重視する方にはとても働きやすい病院だと思います。また雰囲気もとても穏やかでしがらみや気を遣うことなどは少なそうだと感じました。私生活と研修生活を …続きを読む
定員が4人と少なめなため、症例数をちゃんと割り振られ、しっかりとした研修を行えると感じました。また、当直回数が月に4から8回と選ぶことができ、自分のやりたいペースに合わせて学習できることもオススメで …続きを読む
給料重視の人、都内で研修したいがあまり立地にこだわらない人におすすめ。23区内の市中病院と比較するとかなり給料が良い。当直時には当直代にプラスして勤務時間に当たる時間外手当も付けることができる。病院 …続きを読む
一言で言えば、ちょうどいいゆるさ。かといって緩すぎるわけではなく、外科などは厳しいらしい。当直明けは基本午前で帰れるらしいが、科と上の先生によるらしい。様々な診療科が揃っているので、まだ将来を決めき …続きを読む
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