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東京労災病院

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東京労災病院

とうきょうろうさいびょういん

東京労災病院群卒後臨床研修プログラム

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  • 指導医数(2017年度時点)

    42名

  • 初期研修医(2017年度時点)

    10名

    卒後1年次 5名

    卒後2年次 5名

  • 給与

    卒後1年次(月給/年収)
    月給 290,000円/年収 3,700,000円

    卒後2年次(月給/年収)
    月給 326,000円/年収 4,100,000円

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  • 当直回数

    1年次 3回/月
    2年次 3回/月

    約3回/月

採用関連情報

  • 病院見学実施日

    随時

  • 採用予定人数

    5名

  • 昨年度の受験者数

    18名

  • 試験日程

    未定(決定次第ホームページ上に掲載しますが、毎年7月下旬から8月中旬の期間に2日間試験日を設けます)

この研修プログラムの特徴

●医師としてスタートする最初の2年間
 医学教育の新しい考え方として、「アウトカム基盤型教育」が提唱されています。これは、まずどういう医者を目指すのか、という青写真を作り、そのために必要な行動目標を設定していく方法です。医学的な知識・技術、医療人としての態度は測定可能で評価しやすいものですが、我々が最も重視するのは「医師としてのプロフェッショナリズム」です。最初の2年間でプロフェッショナリズムが完成されるわけではありませんが、どういう医師になるのか、その基礎を形成するのはこの時期なのです。

●研修医一人一人の存在の大きさ
 当院の研修プログラムの最大の特徴は、同一診療科に同時に複数の研修医がローテートしないように配慮する点です。研修医の数が多いとどうしても複数の研修医が同時に同じ科をまわるため、一人一人の存在意義が薄れがちです。当院では、指導医、上級医の目が常に一人の研修医に注がれ、手厚く指導を受けることができます。その結果、多くの症例や手技を学ぶ機会が増え、医師としての責任感も自然に養われます。

●当直の回数は多い方がよいのでしょうか?
 当院の当直は内科・外科系・脳卒中センター(脳外科と神経内科)・産婦人科・ICUの5名と研修医1名です。研修医はそのときのローテートしている科にあわせて、内科・外科系・脳卒中のいずれかの当直にあたります。平均して平日が月に3回、土日が2回程度です。希望すれば回数を増やすこともできますが、あまり回数を増やして睡眠不足の状態で平日の勤務を行うことは勧められません。研修医の健康面への配慮も必要です。

●オリエンテーション、院内行事
 研修開始の初めの1週間はオリエンテーションです。病院内のルール、感染対策、安全対策、電子カルテの使い方、カルテの書き方などの説明と共に、メンタルヘルスの話、看護師や薬剤師など他の職種からの話などを聴きます。 研修医勉強会を毎週1回朝7時30分から行っています。当番の研修医が発表を行い、経験した症例や関連して勉強した知識をプレゼンします。年度末には、研修医の発表会を行い、多くの医師が研修医のプレゼンを評価します。その他、月1回のCPC、放射線科カンファレンス、安全対策や感染対策の院内研修などに研修医は出席を義務付けられています。

〈メッセージ〉
医学部学生の皆さんが病院選びに役立つように当院の特徴をいくつか述べます。
①とにかく実践重視です:研修医の数が多いと、一人あたり担当する患者数が少なくなり、外科系・内科系を問わず手技を経験する回数も減ってしまいます。当院では少数の研修医に十分な研修を受けていただくため、一学年5人となっています。当院の研修医に意見を聞いても、他病院の研修医と比較し、経験する症例数が多いことや技術を習得する機会が多いと好評です。それに加えてシミュレーション器具を用いた実技指導を、診療時間とは別に全体学習として行っています。これらにより研修期間中に必要な手技を難なく習得することが可能です。
②研修プログラムの自由度が高い:一年次は必修のローテーションが組まれていますが、2年次研修についてはほとんどの期間が選択です。そして、2年次になってからも、もし選択した診療科を変更したいという希望があれば配慮します。研修を続けていく中で、何かのきっかけから当初全く考えていなかった診療科を研修したいという希望が出てくることがあります。当院ではそのような要望にも応えられるように、自由度の高いプログラムとなっています。
③診療科同志の垣根が低い:当院では研修医と上級医が机を並べ、同じ医局で仕事をしています。大病院のようないわゆる診療科の派閥などはなく、診療科同志仲が良いことが特徴です。そのため、当該科で困った症例がある場合には気軽に他科に相談することができます。
以上が当院の特徴です。やる気のある方は是非当院での初期研修を受けてください。
臨床研修プログラム責任者 酒井俊彦

研修病院タイプ
基幹型
URL

http://www.tokyoh.johas.go.jp/recruit/rinsyo.html

こだわりポイント

  • 特徴あるプログラム

  • 指導体制が充実

  • 施設設備が充実

  • 少数精鋭の研修

東京労災病院群卒後臨床研修プログラムローテーションの例

4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
1年次循環器科呼吸器内科消化器内科外科内科選択麻酔科精神科救急科
2年次産婦人科小児科地域医療選択研修
  1. 1年次
  1. 4月
  2. 5月
  3. 6月
  4. 7月
  5. 8月
  6. 9月
  7. 10月
  8. 11月
  9. 12月
  10. 1月
  11. 2月
  12. 3月

循環器科

呼吸器内科

消化器内科

外科

内科選択

麻酔科

精神科

救急科

  1. 2年次
  1. 4月
  2. 5月
  3. 6月
  4. 7月
  5. 8月
  6. 9月
  7. 10月
  8. 11月
  9. 12月
  10. 1月
  11. 2月
  12. 3月

産婦人科

小児科

地域医療

選択研修

スケジュールを

①内科研修
 内科6ヵ月間は1年目の必修で、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科を各1.5か月ずつ、そして内科選択(糖尿病内分泌内科、腎臓代謝内科、神経内科の中から1科を選択)1.5ヵ月をまわります。
②救急研修
 1ヵ月間は救急科専属の研修、2ヵ月間は麻酔科の研修をします。当院の特徴は、2年間を通して、救急当番を行うことです。これは平日半日を1コマとして、1年次は週に2コマ、2年次は週に1コマ、各科の上級医とともに、全科の救急患者の初期診療にあたる研修です。1年目の前半と2年目の後半では医師としての実力もずいぶん異なりますので、2年間を通して救急診療にあたることで、自分の進歩を実感することができます。
③その他の必修研修
 当院では将来どの科を選択するにしても必要と考えられる、外科(2ヵ月間)、精神科(1ヵ月間)、産科(0.5ヵ月間)、小児科(0.5ヵ月間)は必修にしています。短期間であっても、それらの科の経験があるかどうかは、医師としてのプロフェッショナリズムを身につける上で重要だと考えるからです。精神科は当院では入院症例が少ないため、協力病院である東邦大学医療センター大森病院で研修を行います。
④地域医療研修
 地域医療研修の意義を正しく理解していない研修プログラムが多いようです。当院でも試行錯誤をしてきましたが、労災病院グループの強みを生かし、25年度からは富山労災病院での研修を行っています。1ヵ月間宿舎に泊まリ込んで、東京では経験できない地域医療を経験することは、医師としての見識を高めるものと確信しています。地方に1ヵ月間滞在するのはちょっと…という研修医には大田区内の開業医のところで、研修をしてもらいます。
⑤東邦大学医療センターでの研修
 協力病院である東邦大学医療センター(大森病院、大橋病院)での選択研修が可能です。原則として、精神科や地域医療研修の期間を除き、計3ヵ月間までの協力病院での研修が可能です。当院では経験できない3次救急などを選択する研修医が多いようです。大森病院は当院から近く、通勤も便利です。

研修環境について

在籍指導医(2017年度時点)
合計 42名

主な出身大学
札幌医科大学, 弘前大学, 岩手医科大学, 山形大学, 筑波大学, 群馬大学, 千葉大学, 埼玉医科大学, 順天堂大学, 昭和大学, 東京医科大学, 東京慈恵会医科大学, 東京女子医科大学, 東京大学, 東邦大学, 日本医科大学, 横浜市立大学, 聖マリアンナ医科大学, 東海大学, 山梨医科大学, 信州大学, 金沢医科大学, 岐阜大学, 和歌山県立医科大学, 兵庫医科大学, 久留米大学, 産業医科大学, 佐賀医科大学, 鹿児島大学

在籍初期研修医(2017年度時点)
合計 10名

卒後1年次の初期研修医数
5名(男性 3名:女性 2名)
主な出身大学
東北大学, 千葉大学, 日本医科大学, 山口大学, 産業医科大学

卒後2年次の初期研修医数
5名(男性 4名:女性 1名)
主な出身大学
旭川医科大学, 日本医科大学, 高知大学, 産業医科大学, 長崎大学

在籍専攻医・後期研修医(2017年度時点)
合計 2名(男性 1名:女性 1名)

主な出身大学
千葉大学

当直体制
対応医師数
研修医 1名、研修医以外の当直医 5名
カンファレンスについて
各診療科でのカンファレンス以外に、
研修医勉強会(毎週金曜日)、CPC(毎月1回)、放射線科カンファレンス(月1回)
協力型施設
東邦大学医療センター大森病院、東邦大学医療センター大橋病院、富山労災病院 他
研修修了後の進路
産業医科大学、順天堂大学 脳神経内科、中村記念病院 脳神経外科、井上眼科病院、東京医科歯科大学 整形外科、昭和大学病院 呼吸器内科、横浜市立大学付属病院 眼科、国立病院機構 水戸医療センター 消化器内科、大手前病院 循環器内科、東京医科大学 消化器内科、日本医科大学附属病院 循環器内科、京都大学医学部附属病院 循環器内科、荏原病院 放射線科、根岸病院 精神科、帝京大学医学部附属病院 循環器内科、東京医科歯科大学医学部附属病院 循環器内科
関連大学医局
千葉大学, 順天堂大学, 昭和大学, 東京医科大学, 東京慈恵会医科大学, 東京女子医科大学, 東京大学, 東邦大学, 産業医科大学

給与・処遇について

給与
卒後1年次(月給/年収)
月給 290,000円/年収 3,700,000円
卒後2年次(月給/年収)
月給 326,000円/年収 4,100,000円

<賞与>
1年次 142,560円(税込み)/年
2年次 166,000円(税込み)/年
医師賠償責任保険
病院が加入
宿舎・住宅
あり
住宅補助 0円/月
宿舎 17,000円/月

病院より徒歩1分 ワンルームタイプ
研修医は、原則、宿舎に入居していただきます。

社会保険
組合健康保険、厚生年金、確定給付型企業年金、雇用保険
学会補助
あり

特別研究費として年間5万円まで支給
当直回数
1年次 3回/月
2年次 3回/月

約3回/月
当直料
1年次 9,900円/回
2年次 9,900円/回

9,900円/回
休日・有給
土、日、祝日
年次有給休暇・夏季休暇・年末年始休暇・その他特別休暇

病院見学・採用試験について

病院見学
病院見学実施日
随時
当直見学:なし
見学時交通費補助:なし

日程等を調整いたしますので、見学希望日時の2週間前までに見学を希望する診療科、希望日(土日・祝日を除く)を第3希望まで記載の上【hisyo1@tokyoh.johas.go.jp(CC:info@tokyoh.johas.go.jp)】にご連絡ください。なお、見学可能な診療科は下記の通りで、1日1診療科のみの見学となります。 「消化器内科、腎代謝内科、呼吸器内科、糖尿病・内分泌内科、循環器科、小児科、外科、整形外科、リハビリテーション科、皮膚科、形成外科、脳神経外科、神経内科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、放射線科」
試験・採用
試験日程
未定(決定次第ホームページ上に掲載しますが、毎年7月下旬から8月中旬の期間に2日間試験日を設けます)
選考方法
面接、筆記、小論文
採用予定人数
5名

■選考方法:筆記試験、小論文、面接
昨年度の受験者数
18名
応募関連
応募書類
研修医申請書(当院ホームページよりダウンロード)、履歴書、卒業(見込み)証明書、成績証明書

応募締切
未定(試験日の10日前程度に応募締切)
応募連絡先
総務課庶務係 採用担当 あて
TEL:03-3742-7301
E-mailinfo@tokyoh.johas.go.jp

医学生の方へメッセージ

時に癒し、しばしば苦痛を和らげ、常に慰める

  • 院長杉山 政則
  • 出身大学:東京大学

医学部6年生のみなさん!
いよいよ来年からは臨床研修医としての生活が始まります。
皆さんは、臨床医の世界に古くから伝わるこのような言葉を知っているでしょうか?
「時に癒し、しばしば苦痛を和らげ、常に慰める」
医学医療は万全ではありません。ごく軽症の病気や怪我を除けば、完全に治癒できる例は決して多くはありません。しかし、患者さんの身体的苦痛を頻繁に除去してあげることはできます。一種の対症療法でしょうか。そして、医療において何より大切なのは、患者さんやご家族の心の苦しみを共感し、常に慰めるという姿勢です。 皆さんはどのような医師になりたいと思っているでしょうか? 基本的な技術をたくさん身につけて、広く地域住民の方々のお役に立ちたいと思っている人、高度な専門技術を習得して全国的に活躍したいと思っている人、臨床も研究もしたいと思っている人、医師には様々な働き方があります。どの場合でも、医師としての基本はあくまでも人としての患者さんを診ること、患者さんやご家族の心や身体の悩みを理解しながら自らの最善を尽くすということに尽きると思います。 東京労災病院は、最善の医療を温かい心で、という理念に基づき、少人数研修でこのような医療の本質を実感、体得してもらうことを教育方針としています。何事も最初が大切です。臨床医としての大切な最初の2年間を私たちと共有しませんか?
東京労災病院院長 杉山 政則

  • 2年次研修医駒井 侯太
  • 出身大学:日本医科大学

早いもので東京労災病院での研修生活も1年が過ぎました。この1年間を通し、本当に東京労災病院を研修先として選んで良かったと実感しています。私が東京労災病院を初期研修の場として選んだ理由としては、見学に行った際に感じた研修医の先生方と指導医の先生方との距離の近さ、病院全体の雰囲気の良さです。
研修医生活が始まり実際に働いてみると分からないことだらけで、不安でいっぱいだった私に指導医の先生方や2年目の先輩方、コメディカルの方々が丁寧に指導してくださり同期と切磋琢磨しながら少しずつ成長していくことが出来ています。現在2年目となり、まだまだ未熟ではありますが、1年前と比べると着実に成長を実感できています。
また、市中病院では手技などの機会が多いかわりに発表や勉強会への参加の機会などは少ないのではないかと思っていました。しかし、実際に働いてみると院内症例検討会での発表や院外勉強会の参加などの機会にも恵まれており、学会での発表の機会も頂くことができました。
他にも挙げたらキリがないですが、見学に来ていただければ当院の良さが伝わると思います。是非一度東京労災病院に見学にいらしてください。お待ちしております。

この病院の見学体験記

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