公益財団法人湯浅報恩会　寿泉堂綜合病院

当院は、郡山駅から徒歩数分の距離にあり、郡山市の一次・二次救急を担う約300床の中規模病院です。1867年に開業以来、「患者さん第一」の理念のもと、各診療科が協力して外来・入院診療にあたっています。
当院の募集定員は6名（他に歯科研修医1名）で、原則的に各科をローテートする研修医は一人ですので、指導医からマンツーマンの指導を受けるとともに豊富な臨床症例・手技を経験できます。郡山地区の救急輪番制のなかで、木曜日の内科、金曜日の全科と一部日曜日の救急診療を常勤医とともに担当することで、多種多様な患者さんのプライマリ・ケアを学ぶことができます。それ以外の日には自己研鑽に励む時間的な余裕もあり、メリハリのある研修医生活を送ることができます。隔週の症例検討会、抄読会、CPC、英会話クラブ、朝のミニ勉強会などによるスキルアップも可能で、学会や研究会への参加、論文作成のサポートもしています。当院には独立した研修医室はありませんが、医局の中で研修医同士は近い席に配置して情報交換をしやすくするとともに、研修医と常勤医が同室内で机を構え、診療科の垣根なく何でもすぐに相談できる環境です。
初期研修医はもう医師です。学生時代とは違う環境に戸惑うこともあるかもしれませんが、当院で1年間を過ごした研修医が見違えるようになって、後輩を指導するシニア研修医になっていく姿をみるのは大変嬉しいものです。コメディカルとのチームワークも良く、忙しいながらも活き活きと研修に励む先輩達の姿を実際に一度ご覧いただき、マッチングにご応募下さい。皆さんが「仲間」になってくれることを心より願っています。

寿泉堂綜合病院研修医の齋藤です。この病院で研修をはじめて早1年が経とうとしています。研修生活を送りながら過ごす1年間は学生時代の1年間よりも濃く、日々成長を感じながら過ごしています。
　寿泉堂綜合病院は郡山市の駅前(ここ重要)に位置する急性期病院であり、研修内容としては入院患者さんの治療や救急対応などを指導医の先生と行いつつ、各診療科に応じた手術や検査に入るという流れが多いです。寿泉堂綜合病院での研修は、選択期間が8か月と長く、比較的自由に研修できるため興味のある科を研修医時代より重点的に回ることができるほか、自己研鑽に励む時間的余裕があり比較的マイペースに研修生活が送れます。加えて郡山地区の2次救急指定病院であり、当直の際には多種多様な疾患の初期対応、処置を経験することができ、救急対応ができないまま研修生活を終えることはありえません。
　また病院の立地上、研修医全員が郡山市の駅前に住んでおり、大学時代と比べると周辺環境は大きく変化しました。蓬莱での生活に辟易している方にはおすすめです。
　この冊子を取ってくださっている医学生の方々に、寿泉堂綜合病院の魅力が少しでも伝われば幸いです。興味をもった病院は直接見学に行っていただき、研修医の先生方と直接お話しすることでより病院の特徴がわかると思います。皆様の今後の初期研修生活がより良いものになるよう心から願っております。