大阪府済生会野江病院

この研修プログラムの特徴

大阪府済生会野江病院救急科専門医プログラム（以下、当プログラム）は、大阪市北東部に位置する地域医療に密着した二次救急医療機関です。
ER 診療としては、2 次救急症例を中心に1 次から3 次救急症例に近い重症度の高い症例まで幅広く受け入れております。
また、入院診療として、敗血症性ショックや敗血症性DIC など重症感染症や急性臓器不全、多発外傷などの急性期集中治療から病態不明患者の総合診療を行います。
400 床の中規模総合病院であり、他の専門診療科との結びつきが強く、縦割り型ではないシームレスな救急医療を提供できる体制にあります。
このため、専修医のニーズにあわせた研修として具体的に以下のようなニーズに応えることができます。
例１：循環器内科や内視鏡治療に特化した内科系救急医
例２：急性腹症など消化器外科疾患や四肢骨折あるいは切断性など整形外科 形成外科疾患に対する緊急手術・A cute care surgeon に特化した外科系救急医
例３：将来的にクリニック診療を目指した内科外来診療や病棟診療を中心とした内科系救急医ないし総合内科医（内科専門医取得のためには別途研修が必要）
例４：放射線科IVR や心・脳血管内治療まで幅広く対応する救急I VR 医
例５：集中治療を特化した集中治療医

当院はスタッフが少ないながらも症例が多いく複数ないし全ての手技的研修を平行して経験することで、将来的に独立型救命センターでのOperator/Surgeonを目指す専攻医のニーズにも対応することができます。
救命救急センターではないため、研修期間中に連携医療機関（要望があれば、それ以外の）の3次施設での研修をすることが可能です。
当プログラムの目標は、「専攻医のあらゆるニーズに応え、幅広い救急医療に貢献できる専門医の育成」としており、多くを学びつつ、楽しく研修できる環境づくりを目指しています。