マナーレッスン 面接

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ちょっとした言葉づかい、立ち居振る舞いで、あなたの印象は良くもなり悪くもなり、信頼できる人物だと思われたり思われなかったりします。職業、性別、年齢に関係なく、身につけておくべきマナーをご紹介します。

面接

面接は、書類や筆記試験等では判断できない人物像や能力、雰囲気などを実際に会って見極めるために行なわれます。また、コミュニケーション能力や意欲、適応性なども重要なポイントとして見られています。
自分自身をアピールする絶好の場でもありますので、良い印象を持ってもらえるよう、事前準備からアフターフォローまでしっかり行なっていきましょう。

面接に行く前にチェック

面接当日、落ち着いて面接に臨めるように事前準備をしっかりしましょう。
提出書類は、揃いましたか?スーツのボタンは外れていませんか?鞄、靴は汚れていませんか?

必須アイテムをご紹介します。忘れ物がないように注意しましょう。

履歴書(提出物)
履歴書や他書類などを当日持参する場合は、絶対に忘れないように!!
履歴書(提出物)のコピー
面接前に志望動機や自己PRなどをもう一度確認しておきます。気持ちを落ち着かせる上でも役に立つ必需品。
筆記用具
重要な連絡事項があればいつでもメモできるように必携。抜き打ちの筆記試験や、その場で書類を記入する場合にも対応できます。
ハンカチ・ティッシュ
汗ダラダラでは、清潔感のある身だしなみとはいえません。
時計
正式な場で時間を確認する場合は、携帯電話ではなく時計を使います。
財布
電車が遅れても、タクシーを使えば間に合うこともあります。現金はいつもより多めに持っておきましょう。
携帯電話
交通アクシデントなど、万一遅れそうな時に、早めに先方に連絡を入れるかどうかで遅刻の印象は大きく変わります。面接中の電源OFFは常識。
面接先の連絡先
万が一の事があった場合を考え、連絡先は必ず持っておきましょう。
印鑑
面接会場までの交通費が支給される場合、印鑑を求められることがあります。サインでもOKですが、なるべく印鑑を使用するようにしましょう。指示がなくても、持っていくほうがよいでしょう。
折りたたみ傘
雨にぬれてしまっては、身だしなみも台無し。急な雨に備え、常に携帯しておきましょう。
(女性)ストッキング
女性の身だしなみとしては必携。
伝線してしまった場合に備え、必ず替えを用意しておきましょう。

面接の当日

時間には余裕を持って、10分前には面接先(病院)に到着するようにしましょう。
遅刻は絶対にNG。遅刻しそうだとわかった時点で必ず連絡をしましょう。遅刻する理由はもちろん、どのくらい遅れるかも伝えること。伝えた時間よりも更に遅れてしまうといけないので、余裕を見た時間を伝えるようにしましょう。

控え室

応接室、または控え室がわりの会議室などに通された場合、原則としては出入り口近くの椅子に腰を下ろすようにしましょう。
大きな声でおしゃべりをしたり、携帯をいじったりせず、姿勢を正して待ちましょう。
携帯電話の電源は切りましたか?身だしなみのチェックは行ないましたか?

入室

ノックをして「どうぞお入り下さい」と言われたら、入室しましょう。
ノックは、ゆっくりと3回。2回は空室確認、3回は入室確認を意味します。
入室したら、扉の方に向き直り、扉を閉めましょう。閉めたら、面接官の方に向き直り、扉の前で「失礼いたします」と一礼して椅子へ向かいましょう。
椅子の左側に立ち、「○○大学の×××と申します。宜しくお願いいたします。」と元気に挨拶し一礼。指示があるまで、着席してはいけません。着席する際は、「失礼いたします」という一言を忘れずに。

知って得する?!
Q扉がない!どうやって入室すれば・・・
A

パーテーションで区切られていたり、既に扉が開いていたり、扉がない場合は、入室前に「失礼いたします」と言い、入室しましょう。

Q鞄の置き場所はどこ?
A

自分の足下に置くようにしましょう。

Q冬、コートを着ている場合は?
A

鞄の上にかぶせるように置くor 椅子の背もたれにかけましょう。コートは面接会場の入口で脱ぐのがマナーです。

面接

座ったら、男性は、足を軽く開き手を握った状態、女性は、足を少し斜めにし手は右手の上に左手を重ねるようにしましょう。背もたれにもたれるのは、姿勢が悪くなり、また、立ち上がる時に時間がかかるため、NGです。姿勢を正し、面接官の目を見ながら、笑顔で受け答えをしましょう。
簡潔に話せるように事前にまとめておきましょう。「あー」とか「えっと・・・」などの口癖にも十分気をつけましょう。早口になったり、慌てたりすると自信がないように捉えられがちです。落ち着いてゆっくり話すように心掛けましょう。

知って得する?!
Q緊張しすぎて、何を言っているのかわからなくなってしまった。どうすれば?
A

話を続けても逆効果。「緊張しすぎて、まわりくどくなってしまいました。申し訳ございません。」と正直に伝え、一呼吸をおいて気持ちを切り替えましょう。

Q知らないことを聞かれてしまった。何と答えれば・・・
A

知ったかぶりは後々自分を苦しめることになります。「わかりません。勉強不足でした。これからすぐに調べたいと思います。」とわからないことを正直に認めましょう。

Qうちの病院の順位は?と聞かれた・・・正直に答えてもいい?
A

受験した病院は、希望順位第1位という気持ちで面接には臨みましょう。また、「私は、○○科が研修プログラムに含まれている貴院を第1志望にしています。」と具体的に述べると印象がいいでしょう。

退室

着席したまま。「本日は、ありがとうございました」と一礼しましょう。
椅子の左側に立ち、再度「ありがとうございました」と一礼しましょう。
ドアの手前で面接官の方に向き直り、「失礼いたします」と挨拶をし、退出しましょう。

知って得する?!

面接終了後、いきなりロビーなどで携帯で話をするのはやめましょう。
誰がどこで見ているかわかりません。

面接終了後

面接が終わった後は、出来ればその日のうちにお礼のメールを送るようにしましょう。
あまり時間が経ってしまうと、誰だか分からなくなりますので、早めに送るようにすると良いでしょう。
メール手紙の書き方を参考にしてみてください。

お礼のサンプルメール

お礼のサンプルメール

面接で印象に残った言葉やお話を加えると、さらによい印象を与えることができるでしょう。

知って得する?!
Q面接官が複数だった場合、全員別々にメールをしなきゃダメ?
誰宛にメールをすればいいの?
A

この場合の宛名は、「採用ご担当者様」または「人事ご担当者様」としましょう。

集団面接での注意!
集団面接の場合、どうにかして自分の印象を残したい、目立ちたいと思いがち。自己主張するのはもちろん大事ですが、他の方の意見にも耳を傾け、他の方の話を踏まえて話せるようにしましょう。自分の意見と全く同じことを前の方に言われても、「○○さんと同じです。」で終わらせずに、自分の言葉でもう一度言い、さらに別の意見も付け加えるなど発言を工夫しましょう。

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