ちょっとした言葉づかい、立ち居振る舞いで、あなたの印象は良くもなり悪くもなり、信頼できる人物だと思われたり思われなかったりします。職業、性別、年齢に関係なく、身につけておくべきマナーをご紹介します。
履歴書
履歴書とは、自分をアピールする最大のツールです。あなたがどんな人なのかわかるように、自己PRすることが大切です。面接の資料にも活用されますので、わかりやすく、丁寧に作成しましょう。
以下は、作成例です。参考にしてください。
履歴書を記入する
- 記入する前に覚えておこう!
印鑑
印鑑は、履歴書の内容を記入する前に押しておきましょう。印鑑を押すのは、履歴書の書き間違いよりもはるかに多いミスです。押し間違いをしてしまうと、また1から書き直さないといけなくなるので、先に押しておくことをお勧めします。
修正液はNG
見直しをして誤字を見つけてしまったときは、思い切って書き直しましょう。
線で消して訂正印を押すことはもちろんNGですが、たった1ヶ所の間違いであっても修正液の痕跡はあまり良い印象は与えません。
スピード写真ではなく、プロに撮影してもらいましょう。服装はフォーマルです。
写真がはがれて紛失する恐れがあるので、裏には必ず大学名・氏名を記入します。
履歴書には、3ヶ月以内に撮影したものを使用しましょう。
郵送の場合は、投函日を書きます。持参する場合は、持参する日付を記入しましょう。
「ふりがな」と書かれている場合はひらがな、「フリガナ」とあればカタカナで記入しましょう。
省略せずに、都道府県から記入し「○丁目○番○号」と正確に書きましょう。
アパート・マンション名の部屋番号も忘れずに。
学歴・職歴の1行目には、「学歴」と記入します。
学校名は「高校」と省略せずに「高等学校」と正確に記入します。
卒業年月等は間違えないように注意しましょう。数字は全て算用数字を使います。
正式名称で書きましょう。「取得見込み」など、現在取得のために勉強中のものも記入できます。
志望動機と自己PRは、面接の資料として一番活用されます。
志望する病院の特徴を理解し、「どうしてここで研修をしたいか」を具体的に書きましょう。
病院の資料を参考にするのは問題ありませんが、そのまま丸写しはしないように気をつけましょう。
自分の言葉で書けば、面接の際に質問されても言葉に詰まらないはずですし、何より熱意が伝わります。
自己PRでは、読んだだけで印象付けられるような、ポイントとなる一言を入れると良いでしょう。
記入枠は狭いのでだらだらと長く書かず、伝えたいことを絞って簡潔にまとめることが大切です。
趣味・特技、長所・短所など、記入する場合があります。
自身のアピールポイントとして、裏付ける経験談を基に書いてみましょう。
- 履歴書の記入が終わったら・・・・
- 完成した履歴書はコピーしておきましょう。これは次に履歴書を書くときに使うのはもちろん、郵送後も目を通すことで面接本番に備えるためです。
履歴書を送る
履歴書の記入が終わったら、いよいよ送ります。
履歴書はただ送ればいい、という訳ではありません。
相手に、より好印象を与えるために送付状、封筒の書き方も覚えておくと良いでしょう。
送付状
履歴書を送る際には、挨拶と履歴書を送る旨を書いた「送付状」を同封します。
手書きでもパソコンで作成しても、どちらでもかまいません。
マナーレッスン『手紙』の回も参考にして書いてみてください。
封筒
封筒は様々な種類のものがありますが、履歴書を購入すると、ほぼ同封されています。
大学指定のものがあれば、そちらを使用したほうが安心でしょう。茶封筒はNGです。
- 宛先は、略さず正確に記入しましょう。
- 宛名が長いと場合は、2行に渡って記入してもかまいません。
- 部署宛てに出す場合は「御中」を忘れずに記入しましょう。
- 履歴書用の封筒であれば必ず「履歴書在中」と赤字で記入されています。もしない場合は自分で記入しましょう。
- 裏に自分の住所、氏名を忘れずに記入しましょう。
- 封じ目に「〆」、投稿日なども忘れないようにしましょう。
封筒に書類を折りたたんで入れる際にはクリップでまとめ、折りたたまずに封筒に入れる場合はクリアファイルにはさむとさらに良いでしょう。
持参する場合、むき出しのまま持っていくのはよくありません。
クリアファイルに入れるだけというのも不十分ですので、封はしなくてもよいですが、きちんと封筒に入れて持参するように心がけましょう。