国家公務員共済組合連合会大手前病院

この研修プログラムの特徴

心臓血管疾患に関する診断・検査・治療を習得し、循環器内科学会専門医の取得をめざしています。
当院循環器センターは現在、3名の医師、レジデント2名の5名体制で、過去5年間350例以上の血管内治療を実施しています。
救急については24時間365日、専門医が治療できる体制を取り、第三次救急レベルの治療に対応しています。多くの患者を治療しながら毎年後期研修医を大学医局、一般公募で受け入れ、循環器専門医の育成に力を入れています。

当院は血管内治療（ＰＣＩ）に力を入れており、後期研修1年目から助手について積極的に技術を学んでいただきます。また、外来診療（週1回）、レントゲン写真の読影、心電図診断、冠動脈ＣＴ、心臓カテーテル検査など循環器疾患に必要な検査の迅速かつ正確な診断能力を養います。さらに治療方針を決定し、最適な治療を実施できるように指導いたします。
虚血性心疾患、心不全、不整脈など循環器疾患全般を学ぶ。特に虚血性心疾患の対応を多数経験するため、循環器内科独自で当直体制を取っており、週1、2回の当直に入るほか、循環器疾患のＣＣＵ、病棟管理も同時に学んでいきます。
また、循環器内科では知識・技術の習得も重要ですが、患者や家族の心情を理解できるヒューマンな医師を育てたいと考えています。近年は他職種で構成されたチーム医療の導入により、同僚の医師、看護師、薬剤師、理学療法士等と情報共有し、患者の早期回復と社会復帰をめざす医療を実践していきたいと考えています。
また、地域医療機関との勉強会や症例検討会を年間多数企画し、症例発表の機会も多くあります。
プログラムの目標として、卒後4年目に認定内科医を取得し、さらに循環器内科専門医に向けて豊富な臨床経験を積み、総合力と確かな実力を備えた医師の育成をめざします。当科は医局、出身大学を一切問いません。体力と向上心のある研修医を望んでいます。