5点
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5点
5点
※5段階評価
夕食に薬説のお弁当をいただきました。
以下、研修医から伺ったお話。マッチングでは小論・面接・CBT・推薦状のそれぞれにA~Dで評価され合算されて順位がつけられる。順天堂研修医のCBT平均は8.4~8.5割ほどで9割はざらにいる、とのこと。高ければ高いほどいいらしい。小論・面接で順天堂への忠誠を誓うこと、留学に興味がある、研究がしたい、専攻医の間に大学院に行きたい、英語が得意アピールが大切らしい。大学病院でしかできないことを言うといいかも、とのこと。面接の部屋によって内容が変わり運ゲーらしい。面接は10分。内部生はUSMLEとっている人がわりといる。外部生でUSMLE取っている人はそんなにいない。正直、順天堂に受かる確定要素はない、しいて言うならCBT。1~3希望を市中病院を書き、第4希望で順天堂に来たと言う研修医もいたし、大学病院で埋めたという研修医もいた。大学病院で絞る人が多いらしい。
見学回数は重視されておらず、順天堂のアドミッションポリシーには「本学4附属病院それぞれの特色や役割を理解し、各病院での研修を通じて多様な医療ニーズに応える力を養おうとする意欲を有する人」とあるが見学は本院1回とか分院に行っていない人も全然いるとのことだった。
手取り35万―家賃6万=29万。寮は借りるより安いのでほぼ全員住んでいるとのこと。2025年から勤務形態が変わり、上級医の許可なしに残業ができなくなり時間外がつかなくなった。今までは制限なしに時間外をつけていてそれがおかしかった、という見解で特に不満はなさそうだった。研修医はめちゃホワイトらしい。
皮膚科の入局定員は本院で4人、静岡院で4人(静岡院の定員は年によって変わる)。本院では毎年MAX入局している。本院の皮膚科入局の序列としては①本院で研修した内部生②本院で研修した外部生③分院で研修した人
同期で皮膚科を希望する人の数にもよるが、入局できなかった人はほかの私大に行くか、皮膚科を諦めてほかのマイナー科に変える人もいるらしい。
外部生は本院で研修し、2年目に5か月ぐらい皮膚科を選択すれば入局できるんじゃないか、とのこと。
順天堂本院の皮膚科プログラムでは1年以上本院以外で研修することが決まっており、半年~1年は静岡に行くらしい。1年目は本院スタート。静岡院の皮膚科プログラムとは内容が違うらしい。
1~2年前に渡邉教授に代わり、2025年から医局長が野口先生になった。渡邉教授はアレルギー専門だから今後移行していくかも。
産休育休に関しては入局4月からいません、はやばいが、教授はいずれ帰ってきてくれたらOKという見解らしい。初期研修中に取った人はいないらしい。
大学の垣根を越えて優秀な学生を採用していることで大変人気の高い病院だと伺ったから。
13:00集合
カンファ、回診
14:30研修医1年目の先生方とお話
15:00専攻医1年目の先生とお話
15:30外来見学
16:50カンファ、薬説
18:00解散
御茶ノ水駅降りたら目の前。医局棟の場所もすぐわかった。40分前に着いて医局棟1階のロビーで製薬会社らしき方と立って待つことになったのでもっと遅く来てもよかったかなと思う。
外観からは想像できないほど病院内はかなり広くて驚いた。病院と医局はつながっておらず一回外に出なければならない。回診で特別室を訪れる機会があり、内装が重厚感があり、さすが私立だと感じた。外来にも特別室を設けているとのこと。
分からない
はい
回診では教授がメインで患者さんと会話しており、すべての患者について把握しており腰の低さに驚いた。私の大学では回診では若い先生が教授にプレゼンし、教授は「順調ですよ、リハビリ頑張ってくださいね」程度の声掛けしかしないし、カンファでも一番遅くにきて一番前でふんぞり返っており教授「様」という感じでそれが普通だと思っていたので本当にカルチャーショックを受けた。ポリクリ生に「ほかの科でも教授がこんなに患者さんと話すのか」と聞いたところそうだ、と言っていた。ポリクリ生もすごくフレンドリーに話しかけてくださって、私立は入試で面接を重視していてコミュ力の高い人が多い、とは聞いていたが本当に初対面から打ち解けたアットホームな雰囲気で迎えてくれて感動した。
地方出身で都内でシーリングがあるマイナー科志望の方は順天堂は本当にいい環境だと思った。レジナビの病院合同説明会で分院のお話も聞いたが、皮膚科志望です、と言うとそれなら本院だ、という風に言われた。ただ、外部からのマッチングは見かけより倍率が高く、絶対に順天堂に入局したい人以外はコスパが悪いと感じた。
研修医はひと学年40人。そのうち、2025年度のJ1は25人が内部生。2年前に給料が上がったことで内部人気が高まり、内部の割合が増えているそうだ。研修医曰く、内部の定員はMAX25~26人と決めているのではないか、それ以上増えることはなさそうとおっしゃっていた。残り15人のうち半分が海外枠で実質10人ほどが外部の枠となるそうだ。外部の倍率が見かけより高くなることに注意。内部生は男性率高め、外部生は女性率高め。実際2024年度のマッチングでは450人受験し、うち外部が300人。
三無主義を掲げており、確かにほかの都内の大学病院と比べたら派閥はないし、白い巨塔みたいな雰囲気はなかった。ただ内部生有利に変わりはなく、「三無主義は嘘、真に受けるな」という研修医もいた。CBTが9割前後で英語が得意な人におすすめ。