特徴の異なる3病院は大学病院と市中病院の良い所取りの病院です

埼玉医科大学病院群は、埼玉医科大学病院・埼玉医科大学総合医療センター・埼玉医科大学国際医療センターの3つの独立した機能を持った異なる病院の集合体で、合計で約2700床を有する大規模なメディカルセンターを形成しており、それぞれの特徴を生かした専門性の高い、総合的な医療をおこなっています。本学3病院は大学病院として専門性の高い症例の経験ができるのは言うまでもありませんが、それぞれの病院が埼玉県の地域医療を担っておりますのでcommon diseaseも沢山経験できることから、研修医は、これらの病院で多様な経験を積むことができます。
また、初期研修に適した臨床研修病院として、毎年多くの研修医を受け入れており、次年度のプログラムも3病院それぞれ特色のある特徴を生かした研修プログラムが用意されています。
そして、病院群は新専門医制度における19基本領域の全てにおいて基幹型病院となっており、初期研修修了後は希望により、そのまま3病院のいずれかの診療科において専攻医（常勤）として継続することも可能です。

３病院の専門医研修プログラムの特徴としては、症例数の多さ・多彩さ、専門医の多さと質の高さ、高度な医療内容と設備、埼玉県随一の規模を誇るシミュレーショントレーニングセンターを持ち、診療手技セミナー開催、基礎研究・臨床研究等の研究体制が身近にあることで統計的なサポートも含め、論文執筆に苦労しないことなどです。

3つの病院には、それぞれの機能を有効に使った初期・後期の研修プログラムがあり、3病院やそれぞれの連携施設をローテートすることで、他に類を見ない症例数の多さと多彩さで、効率的な初期研修及び専門医研修を行うことができます。

初期研修修了後にも、社会人大学院制度を利用して、専門医研修を行いながら学位取得も可能です。

さらに、各キャンパス内保育園完備、時間勤務が可能な勤務制度（常勤時短）、産婦人科女性医師による相談窓口の設置など、女性医師支援体制も充実しています。

埼玉医科大学病院群には3病院に共通するプログラムがあり、その中でも最も人気の高い3病院自由選択プログラムを選んだ研修医からの感想を例に挙げさせていただきます。
「3病院自由選択プログラムの最大の長所は自由度の高さだと思っています。
埼玉医科大学病院、総合医療センター、国際医療センターの3病院はいずれも高度専門医療を提供する大型病院であり、選択次第でcommon diseaseだけでなく、興味のある疾患群を集中的に経験することもできます。
短所としては自由度が高すぎるために診療科選択に迷うことですが、事前に実際に現場で働いている研修医に相談することもできます。
私は他大学出身ですが、非常に親切な先輩研修医や同期に恵まれ、各診療科では多様な症例を経験させていただき、充実した研修を行っています。」

埼玉医科大学は学びの場としては丁度いい条件が揃っており、症例数も多く、多彩な経験ができ、適度に田舎で研修に集中出来る好立地にあります。それぞれの病院には研修医用の宿舎が完備され、大学からの補助により研修医の負担は免除されております。3病院ともに学閥や診療科間の垣根もなく他大学出身の研修医も安心して仲良く研修する環境が整っているのも本学の特徴です。
初期研修の2年間は優れた臨床医として医師が一生を有意義に送るための土台となる極めて重要な時期であり、一人ひとりの研修医が本学3病院のプログラムによって実り多い研修成果を達成することを期待いたします。そして、埼玉医科大学病院群は研修医のキャリア形成をサポートいたします。

病院見学は随時可能ですので、是非お申込みください。お待ちしております。（病院見学の詳細は各病院の臨床研修センターHPをご覧ください。）