専門研修について

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専門研修プログラムの概要 専門研修プログラムの概要

本人の将来設計を基に、各領域のプログラムに従って、より高度で専門的な診療能力の研鑽を積むことで専門医資格の取得が可能です。
また、診療科の専門医員として研究を行い、学位論文を発表して、博士号(医学)を取得することも可能で、社会人大学院制度も整っています。本人の将来設計を基に、より高度で専門的な診療能力の研鑽を積むことができます。

7領域の専門研修プログラム 7領域の専門研修プログラム

  • プログラム名
    埼玉医科大学国際医療センター内科専門医研修プログラム
  • 連携施設
    埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、戸田中央総合病院、立川病院、埼玉石心会病院、湘南鎌倉総合病院、さいたま赤十字病院、丸木記念メディカルセンター、北里大学メディカルセンター、東松山医師会病院、東埼玉病院、秩父病院、深谷赤十字病院、小川赤十字病院、丸山記念総合病院、行田総合病院、さいたま市立病院、東大和病院、埼玉県立循環器・呼吸器病センター、シャローム病院、東松山市立市民病院、坂戸中央病院、秩父市立病院
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    消化器、循環器、呼吸器、神経内科、血液、腫瘍内科、消化器内視鏡のサブスペシャルティが取得可能。
  • 1年目

    研修到達目標

    研修手帳(疾患群項目表)に定められた70疾患群のうち、20疾患群以上を経験、病歴要約を10編以上J-OSLERに登録する

    研修内容

    JMECC受講、救急当直(月2回/6ヶ月程度)。

  • 2年目

    研修到達目標

    研修手帳(疾患群項目表)に定められた70疾患群のうち、45疾患群以上を経験し、専門研修修了に必要な29編すべての病歴要約をJ-OSLERに登録する。

    研修内容

    外来研修(週1回/6ヶ月程度)、連携施設研修。

  • 3年目

    研修到達目標

    研修手帳(疾患群項目表)に定められた全70疾患群、200症例以上経験すること。

    研修内容

    連携施設研修、専門研修修了に向けて研修を行う。

  • 専門医資格取得へ
  • プログラム名
    埼玉医科大学外科専門研修プログラム
  • 連携施設
    埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、相澤病院、横浜市立市民病院、新久喜総合病院、深谷赤十字病院、大和市立病院、青梅市立総合病院、静岡市立清水病院、埼玉石心会病院、丸山記念総合病院、シャローム病院、関越病院、秩父病院、小川赤十字病院、坂戸中央病院、埼玉県立小児医療センター、国立成育医療研究センター
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺領域の専門研修については外科専門研修期間中から開始し、豊富な症例数を基に最短でのサブスペ専門医の取得に連動した研修が可能。サブスペ専門医取得後も継続して埼玉医科大学国際医療センターと埼玉医科大学病院にてサブスペ領域のキャリアを積むことが出来るので将来のキャリアパスを描きやすい。
  • 1年目

    研修到達目標

    目標:基本的診療能力及び外科の基本的知識と技能の習得。
    経験症例:200例以上(術者30例以上)。

    研修内容

    埼玉医科大学国際医療センターあるいは埼玉医科大学病院に所属する。基本コースでは主として消化器一般外科での研修を行う。サブスペ領域展開コースでは希望する専門外科に所属して研修を開始し、基本的なカリキュラムと並行してサブスペ領域の研修も開始する。

  • 2年目

    研修到達目標

    目標:基本的診療能力の向上に加えて、外科の基本的知識・技能を実際の診断・治療へ応用する力量を養う。
    経験症例:350例以上/2年(術者120例以上/2年)。

    研修内容

    埼玉医科大学国際医療センターあるいは連携施設群(6~12ヶ月)に所属する。連携施設群では多くの術者症例と地域医療を経験する。基幹施設では専門外科を研修する。基本コースでは将来取得するサブスペ領域を決定しても良い。

  • 3年目

    研修到達目標

    目標:チーム医療において責任を持って診療にあたり、後進の指導にも参画し、リーダーシップを発揮して、外科の実践的知識・技能の習得によりさまざまな外科疾患へ対応する力量を養う。
    経験症例:500例以上/3年(術者200例以上/3年)。

    研修内容

    主として埼玉医科大学国際医療センターあるいは埼玉医科大学病院に所属する。基本コースでは将来取得するサブスペ領域を決定しても良い。サブスペ領域の専門外科研修を主として行い、サブスペ専門医取得のための研修に展開する。不足する症例、目標については各領域をローテートして外科専門医試験に備える。

  • 専門医資格取得へ
  • プログラム名
    脳神経外科専門研修埼玉医科大学国際医療センタープログラム
  • 連携施設
    黒沢病院、埼玉医科大学病院、大河原脳神経外科病院、千葉西総合病院、埼玉県立循環器・呼吸器病センター、埼玉県立小児医療センター、JR東京総合病院、横浜新都市脳神経外科病院、相模原協同病院、町田脳神経外科
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    脳神経外科
  • 1年目

    研修到達目標

    脳神経外科疾患の診断、治療方針などについて理解し説明することができる。

    研修内容

    画像診断、神経学的所見を取る、手術の助手に入る、簡単な手術の術者になる、術後管理など。

  • 2年目

    研修到達目標

    脳神経外科疾患の診断、治療方針などについて理解し説明することができるとともに、簡単な疾患から実際の治療に関わる。

    研修内容

    画像診断、手術の助手に入る、簡単な手術から術者になる、術後管理など。

  • 3年目

    研修到達目標

    各種脳神経外科疾患について診断、治療に一貫して関わることができるようになる。

    研修内容

    各種脳神経外科疾患の担当医として診断、治療に関わる。

  • 4年目

    研修到達目標

    日本脳神経外科学会専門医受験

    研修内容

    各種脳神経外科疾患の担当医として診断、治療に関わるとともに、知識の整理、学会発表なども行ってゆく。

  • 専門医資格取得へ
  • プログラム名
    埼玉医科大学国際医療センター救急科専門医研修プログラム
  • 連携施設
    埼玉医科大学病院、秩父病院、岡村記念クリニック、関越病院
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    集中治療、外傷、熱傷、血管造影等のサブスペシャルティの修得。
  • 1年目

    研修到達目標

    地域における救急医療システムを理解する。疾病・外傷患者の初期評価を理解する。
    JPTEC、JATEC、ACLS、MCLS等の標準化教育プログラムを受講する。

    研修内容

    救急隊からのホットライン対応、ABCDEsアプローチによる初期評価、上部・下部内視鏡の基本操作、外傷診療の基本、補助循環装置の基本、症例レポート(退院要約)の作成。

  • 2年目

    研修到達目標

    集中治療に必要な基本的手技を習得する。緊急手術の適応を理解する。ドクターカー、ラピッドカー出動に必要な知識・手技を習得する。医学部・看護学部学生の実習補助ができる。

    研修内容

    集中治療室における重症患者管理、上部・下部内視鏡検査の介助及び術者、緊急手術の助手、ドクターカー・ラピッドカー出動時の介助、医学教育に必要な知識の整理、学会発表、症例報告の投稿。

  • 3年目

    研修到達目標

    初療室及び集中治療室で、チームリーダーとして振る舞える。上部・下部内視鏡検査や手術の術者として対応できる。地域メディカルコントロール協議会へ出席し、救急隊教育ができる。

    研修内容

    チームリーダーとして行う初期診療及び集中治療、予定上部・下部内視鏡検査や予定腹部手術に術者として参加、メディカルコントロール協議会講習会への参加。

  • 専門医資格取得へ
  • プログラム名
    埼玉医科大学放射線科専門研修プログラム
  • 連携施設
    埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、高崎総合医療センター、東京都健康長寿医療センター、上尾中央総合病院、北里大学メディカルセンター、多摩北部医療センター、東京大学医学部附属病院、昭和大学病院、国立がん研究センター東病院、神奈川県立がんセンター、国立がん研究センター中央病院、佐久総合病院佐久医療センター、粒子化学技術研究開発機構QST病院、NTT東日本関東病院、国立昭和病院、国際医療福祉大学三田病院、順天堂大学医学部附属順天堂医院、帝京大学医学部附属病院、東京警察病院、東京都立墨東病院、虎の門病院、練馬光が丘病院、東京逓信病院、がん・感染症センター都立駒込病院、杏林大学医学部付属病院
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    放射線科専門医、放射線診断専門医、放射線治療専門医、核医学専門医、IVR専門医など。
  • 1年目

    研修到達目標

    放射線科診療に必要な基礎的知識・病態を習得し、診断や治療に必要な画像検査を実施できる技能を習得する。また、医師として、医の倫理や医療安全に基づいた適切な態度と習慣(基本的診療能力)を身につける。

    研修内容

    画像診断法(X線撮影、超音波検査、CT、MRI、核医学検査)、IVRおよび放射線治療の基本的知識を修得する。研修指導医の管理のもと、基本的画像検査の実施技能を習得する。また、実践や講習を通して医師として必要な医の倫理や医療安全に基づいた適切な態度と習慣(基本的診療能力)を身につける。

  • 2-3年目

    研修到達目標

    放射線科専門医レベルの放射線診断、IVR、放射線治療の知識を2年間で習得し、放射線科専門医レベルの疾患に対し、放射線診断、IVR、放射線治療が実施可能な技能を身につけ、必要に応じ指導医の援助を求める判断力を身につける。専門研修カリキュラムに定める11領域80疾患群100症例のうち、専門研修が満了するまでに90%以上の症例を経験することを目標とする。また、専門的な研究・教育が可能な総合力を培う。

    研修内容

    放射線科専門医としての知識・技能を習得するために、検査モダリティ・手技、治療ごとに必要な一定数以上の読影レポート作成および検査、治療の実施経験を積む。研修の質の保証と均一化のため、必ず専門研修施設群の複数の施設をローテート研修し、少なくとも1年間以上の日本医学放射線学会認定の総合修練機関および6ヶ月以上の基幹施設での研修を行い、連携施設での研修は3ヶ月未満とならないようにする。臨床研究活動の成果を学会発表および論文作成し、後輩の指導にもあたる。習得した知識、技術を確実なものとし、専門医試験に臨むとともに、サブスペシャルティ領域専門医(放射線診断専門医または放射線治療専門医)の方向性を決定する。

  • 専門医資格取得へ
  • プログラム名
    埼玉医科大学国際医療センター麻酔科専門研修プログラム
  • 連携施設
    埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、帝京大学医学部附属溝口病院、帝京大学医学部附属病院、千葉西総合病院、東京都立小児総合医療センター、熊谷総合病院、東京都立多摩総合医療センター、さいたま市立病院
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    手術麻酔管理・心臓血管麻酔(成人/小児)・集中治療管理
  • 1年目

    研修到達目標

    手術麻酔に必要な基本的な手技と専門知識を修得し、ASA1〜2度の患者の通常の定時手術に対して、指導医の指導のもと、安全に周術期管理を行うことができる。当直は、専門医または指導医の主当直のもと、副当直者として勤務する。

    研修内容

    標準麻酔

  • 2年目

    研修到達目標

    1年目で修得した技能・知識をさらに発展させ、全身状態の悪いASA3度の患者の周術期管理やASA1〜2度の緊急手術の周術期管理を、指導医の指導のもと、安全に行うことができる。当直は、専門医または指導医の主当直のもと、副当直者として勤務する。

    研修内容

    標準麻酔・小児麻酔・心臓麻酔

  • 3年目

    研修到達目標

    心臓外科手術・胸部外科手術・脳神経外科手術・帝王切開手術・小児手術などを経験し、さまざまな特殊症例の周術期管理を指導医のもと、安全に行うことができる。また、ペインクリニック・集中治療・救急医療など関連領域の臨床に携わり、知識・技能を修得する。当直は原則として、麻酔科標榜医申請後(3年目)から主当直者として勤務する。その際、麻酔科専門医あるいは指導医が必ず院内待機し、必要あるときは専攻医の要請に応召する。

    研修内容

    標準麻酔・小児麻酔・心臓麻酔・ペインクリニック・集中治療

  • 4年目

    研修到達目標

    3年目の経験をさらに発展させ、さまざまな症例の周術期管理を安全に行うことができる。基本的にトラブルのない症例は一人で周術期管理ができるが、難易度の高い症例・緊急時などは適切に上級医をコールして患者の安全を守ることができる。原則として、専門研修4年目の主当直者勤務は、麻酔科専門医あるいは指導医が必ず待機し、必要あるときは専攻医の要請に応召する。

    研修内容

    標準麻酔・小児麻酔・心臓麻酔・ペインクリニック・集中治療

  • 専門医資格取得へ
  • プログラム名
    埼玉医科大学国際医療センター病理専門研修プログラム
  • 連携施設
    埼玉医科大学病院、埼玉医科大学総合医療センター、埼玉循環器・呼吸器病センター、埼玉病院
  • 主な進路
    (サブスペシャリティなど)
    3年の研修を終えて専門医試験受験資格を得たならば、最短で卒後6年目に試験に臨むことができる。なお、受験資格には学会発表や論文掲載も求められる。また、細胞診専門医試験受験資格を得ることも目標に含まれ、将来的には分子病理専門医を目指すことになる。一連の資格を得た後には、市中の病院に病理医として勤めることが可能になる。あるいは、研究や留学などの選択肢もある。
  • 1年目

    研修到達目標

    以下の5つの項目のうち、剖検に関して10例以上に携わることに努め(状況に応じて連携施設にも出向く)、とりわけ医療安全の観点から自身を含む剖検従事者が感染症に罹患しない、かつ創傷を負わないように手順/手技を身につける。

    研修内容

    • ・手術検体の見方、切り出しの手順、標本が作製されるまでの過程を理解し、漸次、個々の病理診断を上級医/専門医の指導の下で学ぶ。
    • ・術中迅速診断への対応、検体の処理、報告の要領を上級医/専門医の指導の下で学ぶ。
    • ・下半期からは診断の対象を生検検体へと広げていく。
    • ・剖検に際し、主治医/担当医に対応して、臨床経過の把握、剖検の目的を理解し、剖検の要点を整理する。
    • ・上級医/専門医の指導の下で、剖検の手順/手技を身につけ、剖検後の切り出しと報告書作成、CPCの準備など、一連の流れを学ぶ。
  • 2年目

    研修到達目標

    研修内容は以下のごとく1年次と大きな違いはないが、とりわけ剖検に関して安全に努め、独り立ちができるよう年間10例以上の研鑽を積む。

    研修内容

    • ・手術検体の診断と同時に生検に関しても、上級医/専門医の指導の下で学ぶ。
    • ・術中迅速診断への対応、検体の処理、報告の要領を上級医/専門医の指導の下で学ぶ。
    • ・剖検に際し、主治医/担当医に対応し、臨床経過の把握、剖検の目的を理解し、剖検の要点を整理する。
    • ・剖検の手順/手技を身につけ、剖検後の切り出しと報告書作成、CPCの準備など、一連の流れを学ぶ。
  • 3年目

    研修到達目標

    1年次および2年次の研修内容に従事するなかで、連携施設においても当該センターでは経験することが困難な領域を研修し(3~6ヶ月程度)、病理専門医受験のための準備にとりかかる。

    研修内容

    • ・手術検体および生検の診断を上級医/専門医の指導の下で学ぶ。
    • ・術中迅速診断への対応、検体の処理、報告の要領を上級医/専門医の指導の下で学ぶ。
    • ・剖検は3年間で30例以上を行い、剖検前の対応から、剖検の実施、剖検後の報告書作成(CPCの準備を含む)までを概ね自己完結できるように努める。
    • ・細胞診を上級医/専門医および熟練の検査士から学ぶ。
  • 専門医資格取得へ

当院で働く魅力 当院で働く魅力 ― 先輩医師に聞いてみました ―

  • 救命救急科 助教小幡 雄三 先生

    初期対応、手術、集中治療、入院管理、
    退院までの一貫した医療を学ぶ

    私は初期研修から「埼玉医科大学国際医療センター」でお世話になっており、現在は救命救急科の専門医研修1年目になります。
    当院は重症患者さんを受け入れる三次救急病院ですが、一次、二次の軽症、中等症も診るなど、全ての救急搬送を24時間体制で受け入れ、さまざまな重症度と幅広い領域の診療を行っています。
    また、救命救急科では救急患者さんの初期対応だけではなく、ICU 12床、HCU 14床、一般14床が配置されており、手術、集中治療、入院管理、さらに退院後の病院紹介までを行っていることが大きな特徴であり、患者さんを一貫して診ることができます。

    救急の道に進んだ理由は、特定臓器や部位の疾患だけではなく、全身を診る診療科であり、初期研修で救命救急科をローテートした際に、迅速で的確な初期対応や診断、全身管理などを学び、医師としてどこに行っても困ることのない仕事ができる診療科であると実感したからです。
    獲得できる知識、手技力はとても幅広く、たとえば外傷患者さんには、意識や外傷、病態の確認、蘇生処置、エコーによる出血確認、治療では胸腔内にトロッカーカテーテルを挿入して空気を抜いたり、開腹して出血源を止めたり、内視鏡や血管内治療をしたり、骨折の手術もあるなど、さまざまな手技を習得することができます。
    さらに、救命救急科には、救急専門医だけではなく、外傷外科、整形外科、消化器外科、腎臓内科など各分野のスペシャリストも在籍しており、吸収できることはとにかく幅広く、医師として大きく成長できる贅沢な医療環境にあると感じています。
    将来は救命救急医として働く先生もいますし、全身管理の経験を活かして内科外来や、内視鏡を専門とするなど、キャリアとしていろんな道が広がっているのも救急医療を研鑽する魅力だと思います。

  • 確実なステップアップを実感。
    医師としての大きな自信に

    当院ではドクターヘリの受け入れや、医師を救急現場に運ぶドクターカーを運用しており、病院前救急を経験することができます。症例としては、埼玉県西部地域の最後の砦として軽症、重症、疾患の種類に関わらず多くの患者さんを受け入れており、高度な治療が必要な交通外傷も多く、専門医資格に必要な症例数は全く問題ありません。
    さらに、自分のしたい医療や目的に合わせた研鑽を積むことができ、たとえば麻酔科を数か月間研修するなど、柔軟性の高い専門研修ができるのも魅力です。
    また、高い臨床能力の獲得だけではなく、研究や学会発表などアカデミックな部分も充分な経験を積むことができる環境にあります。毎朝、全員が集まるカンファレンスがあり、気になっている患者さんを一人ずつ発表して、質問したり、チームとして情報をしっかり共有するなどコミュニケーションも盛んで、他科の先生にも電話で気軽に相談やコンサルできる環境もいいですね。
    初期研修を含めたこれまでの3年間で、軽症から重症まで多彩な症例とさまざまな手技を経験できたことで、どのような患者さんが来ても慌てることなく、冷静な対応ができるようになったと感じています。日々、着実にステップアップしていることを実感していますし、医師としての自信もどんどん付いてきたことで、仕事の楽しさや、やりがいも増えてきました。

  • チーム単位の診療体制と、
    二交代制による働きやすさも魅力

    救急というと、忙しさをイメージする方もいるかもしれませんが、当院の救命救急科はチーム単位による診療体制であり、二交代制を敷いているため、オフの時間も充分確保されており、夜勤明けはしっかり休むことができます。
    日勤の場合は、朝は7:30出勤で、17:00には業務が終わり、手術などで遅くなったりするときでもだいたい19:00には帰ることができます。体力的、精神的にも余裕をもって働くことができ、忙しくて自分の勉強時間が確保できないことは決してありません。働きやすさにおいても自慢できる診療科であり病院だと思います。
    救急に少しでも興味のある方、ぜひ見学に来ていただき、当院、そして救命救急科の雰囲気を感じてほしいですね。

    ※この記事は令和3年2月末に取材をしたものです。