国家公務員共済組合連合会横浜栄共済病院

この研修プログラムの特徴

プログラム内容；日本糖尿病学会専門医，日本内分泌学会専門医取得に向けて，
1) １年次；内科医として適切な患者対応ができるよう内科全般に対し経験を積む．病棟で主治医として患者を受持ち，指導医のもとで診療することにより，専門医となるための基礎的な知識を身につける．
2) ２年次；病棟で主治医として広く糖尿病および内分泌疾患患者を診療し，自主的に診断および治療をおこなえるようにする．外来診療を開始し，糖尿病および内分泌疾患患者の長期的な病態の経過について勉強する．
3) ３年次；病棟で糖尿病および内分泌疾患について，さらに複雑な症例や未経験の症例に対しても自ら対応できる応用力を身につける．外来では，長期の患者のフォローアップだけでなく，初診の患者に対しても対応できるようにする．研修医を含めた後輩医師に対し，専門医となる自覚をもって指導にあたる．

＊ 甲状腺診療については，腫瘍のエコー診断および穿刺吸引細胞診検査を自分で安全に行うことを目標とする．
＊ 当科では，学会発表を積極的に行っており，全学年を通じて学会における症例報告および臨床研究報告を行う．特に臨床研究については，自ら立案し，遂行，発表することを最終目標とする．

研修環境；糖尿病学会認定教育施設，日本内分泌学会認定教育施設，日本甲状腺学会認定専門医施設


当科は5人体制で診療を行っています．糖尿病は，動脈硬化・認知症・骨粗鬆症などと関連して健康寿命を短縮させます．急増し，高齢化する糖尿病患者さんを寝たきり状態にしないため，血糖コントロールだけでなくこれら合併症の予防・早期発見・介入を目指しています．また甲状腺専門外来を開設しているため，年間甲状腺エコー件数は2000件と，甲状腺機能異常だけでなく，甲状腺腫瘍についても経験を積むことができます．