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新時代の医療を拓く 埼玉医科大学国際医療センター 新時代の医療を拓く 埼玉医科大学国際医療センター

動画で知る埼玉医科大学国際医療センター

4つのFeature― 新時代の医療を拓く ―

当院で働く魅力― 先輩医師に聞いてみました ―

外科鈴木 孝明 先生

脳神経外科栗田 治樹 先生

病理安田 政実 先生

麻酔科北村 晶 先生

婦人科腫瘍科
助教三輪 真唯子 先生

呼吸器内科
助教橋本 康佑 先生

放射線腫瘍科
助教斎藤 哲 先生

  • 高度専門医療を行う当院と特定機能病院の大学病院が1つの基幹病院として機能することで、すべての領域で多くの症例を経験可能です。generalから高度専門分野を目指すどちらの外科医にも対応できるプログラムです。

  • 埼玉医科大学には3つ病院がありますが、その中でもとくに当院は高度専門医療に特化しており、医師や看護師をはじめすべてのスタッフが高度なトレーニングを受けています。症例数、手術数も多く、確かな技術を持つ医師のもとで経験を積むことは、将来、どのような領域に進むにしても必ず役に立つはずです。最初からサブスペ専門医の取得を目指している人や、いろいろな診療科を回ってから決めたいという人。双方に対応するプログラムがあり、どのような方向を目指しているかを聞きながら、本人の希望に沿うようにしています。外科医は手術のスキルが重要なことはもちろんですが、医師として必要なのは、患者さんの立場に立って心のケアも含めたトータルな治療を行うことです。そうした理想に向かって、常に新しい知識を取り入れ、学び続けたいという意欲ある人を待っています。

  • 基幹施設の手術数は全国1位。首都圏に11の連携施設、全国に先進的関連施設を有し、豊富な臨床volumeを背景に手術教育を実施。過去7年間の専門医合格率は95.2%。

  • 「脳」に関連する医療は、専門性と同時に救急医療の側面も持つ難易度の高い領域で、どれだけ症例や手術を経験したのかが医師の力量に直結します。そういった意味では単一機関としては年間1,000件を超える手術を行う当院は、経験を積む上で恵まれた環境といえるでしょう。また、チーム医療の体制が整っており、そこから得るものも多いと思います。例えば、私の所属する脳卒中センターでは、内科、外科、血管内治療のスタッフがそれぞれの意見を出し合いながら症例に向き合います。ケースによって、内科医がリーダーシップをとり、それ以外のスタッフが脇を固めるといった、診療科の壁を取り払ったフレキシブルな動きを可能とする組織体制の中で、人との関わり方やチームでの合理的な動き方という医師が持つべき見えないスキルをも鍛えることが可能です。

  • 腫瘍性病変を柱に偏りのない幅広い内容で病理研修を提供し、第一線の医療現場において核となるような専攻医を世に送り出すことを目指すプログラムです。

  • 病理診断によって医師の治療方針が変わることがあり、万が一病理が診断を間違えれば医療過誤が起こる、非常にやりがいと責任が大きい仕事です。日ごろから診療科との連携、カンファレンスを綿密に行ない臨床医の意見や考えを知ったうえで、直接、相手と対話しながら情報提供を行っており、そうした中で学べることも多いと思います。 ひとつ覚えておいてほしいのは、研修というのは初期トレーニングの期間にすぎず、一人前になるための期間ではないということです。ハードな日々だとは思いますが、それを乗り越えて、プロフェッショナルを目指してほしい。医師としての誇りを持つことは大事ですが、それ以上に、周囲からプロだと認められる存在になることです。当院にはそうしたプロが多数在籍しています。少しでも興味を持っているのであれば、症例も豊富な当院で働いてみませんか。

  • 当院すべての診療科の手術件数が多く、心臓血管麻酔や重症管理を含む全身管理を研修できます。近隣の施設と連携することで他施設の職員とも交流することができ、4年間で多くの臨床経験を積むことができるプログラムです。

  • 手術の侵襲から患者さんを守る「生体防御」を礎とする麻酔の技術習得においては、若い頃にどれだけ経験を積んだかが大切です。麻酔科医になって30年が経つ私自身も医師になって最初の10年での学びが、現在の麻酔科医としての姿を形作った気がします。当院の手術部屋は17部屋、一日の手術数は平均30件。全体の15%が重症管理症例を含む緊急性の高いものですから多様な麻酔技術を得られる環境だと思います。症例や手術時間を考慮し、即座に適切な麻酔状態を整え、執刀医へとつなぐ緊急手術のスピード感を経験することは、個人の成長を強く後押しするでしょう。当センターには、MA(メディカルアシスタント)というメンバーが、医師の本来の業務ではない部分をサポートします。教育に情熱を持った指導者が揃っていますし、自身の知識やスキルの向上を深く追求できるはずです。

  • 私は埼玉医科大学国際医療センターの婦人科腫瘍科に所属しています。
    当院に赴任する前、私は関西地方で勤務していました。関西地方で勤務をしていて感じていたことは、関東首都圏では臨床や研究などの新しい情報が発信されるスピードが速く、様々な勉強会や研究会への参加を通して、最新の情報によりアクセスしやすいのではないかということでした。関西にいた頃は、外部の勉強会や研究会があってもその場所に行くためのアクセスが悪く、日常臨床業務終了後に参加することが困難なことも多くありました。
    関東の病院で勤務する可能性を探している中で、偶然にも埼玉医科大学国際医療センターから異動されてきた先生にご指導いただく機会を得ました。そして、この病院の存在を知りました。

    私はそれまで県立病院や一般病院で勤務しており、大学病院という場所で働いたことがありませんでした。それまで抱いていた大学病院のイメージは、医師数が多く1人あたりの経験症例が少ないのではないか、若手医師が発言しにくい環境なのではないか、というものでした。
    しかし、紹介していただいた先生から埼玉医科大学国際医療センターのことを詳しく伺い、また実際に赴任してみて、そうしたイメージとは正反対であったことに大変驚きました。

    埼玉医科大学国際医療センター 婦人科腫瘍科の症例数は全国有数であり、臨床経験も一人ひとりが十二分に積むことができるため、医師としての実力をしっかり身につけることができます。また、私が強く印象を受けたのは、毎朝全スタッフが集まってカンファレンスを行っており、活発なディスカッションが行われていることでした。若手の医師がどんどん発言をして、全員参加型の議論が展開されています。
    標準的な治療であっても、その治療が患者さんにとって最適なものであるのかを皆で考え、しっかりと議論をしていきます。「患者さんのためにできるベストの選択肢」を常に考え、時に新しい試みを取り入れながら、治療を組み立てていくことは、医師として成長する中で非常に重要な過程であると感じています。「私たち自身が患者さんのためにベストの治療方針を考えて決めていくんだ」という実感があり、医師としてのやりがいも非常に大きく感じています。

  • 知識アップデートをし続けることが、
    最適な医療の提供に繋がる

    現在はインターネットによって、すぐに情報が手に入る時代であり、情報過多の時代でもあります。
    現代社会では、個々の情報が本当に正しいものなのかどうか、情報やデータを自分で考え評価することが重要であり、正しい情報を見極める力がなければ、患者さんにとって適切な医療を提供することはできません。当院ではカンファレンスなどを通して常に考える姿勢を身につけ、それによって正しい医療を提供するために必要な能力や、自分の意見をプレゼンする能力も磨くことができます。
    また、関西にいた頃と比べて、院外の研究会や勉強会の開催数も多く、会場に行くアクセスも便利であり、そうした面でも当院に来て本当に良かったと感じています。

  • 医師である前に一人の女性として
    仕事と家庭の両立が最大のポイント

    埼玉医科大学国際医療センターは、女性医師の働きやすさという視点で見た場合も優れた環境であると感じています。普段から勤務のスケジューリングもしっかりされていますし、フォロー体制も充実しており、仕事と家庭を両立することができます。

    また、常にチームで動くため、個々に大きな責任が圧し掛かるということはありません。雰囲気も明るく、教授をはじめ上の先生たちもユーモアに溢れ、女性医師にとっても非常に働きやすい環境です。埼玉医科大学国際医療センターでは常に新しい情報を収集し、実践する環境があります。日々新しい発見があり、常に新しい試みに目を向け、積極的に挑戦できる土壌があります。当院では、個々の患者さんにとってベストの医療を提供することを第一に考えています。個々が常に考え、かつスキルを磨き、それを持ち寄ることで婦人科腫瘍科としても成長を続けていくことを目指しています。
    見学・実習を随時受け付けておりますので、ぜひお越しください。

    ※この記事は平成30年4月末に取材をしたものです。

  • 臨床も研究も高度で最先端。
    スペシャリティをとことん追求できる病院です

    私は初期臨床研修から埼玉医科大学国際医療センターにお世話になっており、呼吸器内科に入局して現在2年目になります。
    当院を初期研修先に選んだ理由は、埼玉医科大学の医学生の頃から研究に興味をもち、5年次から研究室に出入りしていたことがきっかけです。その研究室の尊敬する先生が呼吸器内科の肺がんを専門とする教授であったことから呼吸器内科に興味を持ち、本院(埼玉医科大学病院)ではなく、がん医療に強い埼玉医科大学国際医療センターを研修先に選びました。
    当院の呼吸器内科では、2015年に赴任した各務博教授による免疫治療や分子標的薬の研究が注目されており、企業や経済産業省などから研究協力の依頼が多く来ています。臨床だけではなく、こうした研究に恵まれた環境であることも、初期研修から引き続き当院に残り、呼吸器内科に入局した大きな理由です。
    ちなみに、私は早い時期から研究に親しんでおきたかったこと、そして学位を早く取りたいという気持ちがあり、初期研修の1年目から大学院に通っています。臨床、研究、勉強と忙しいですが、病院や医局の理解も大きく、大学院のある日は勤務時間を調整していただくなど大変助かりました。

  • 埼玉医科大学国際医療センターの魅力は、なんといっても病院の大きな柱である「がん」、「心臓」、「救急」に非常に強い病院であり、スペシャリティを追求したい医師や研究にも力を入れたい医師にとって、これ以上はない最高の環境にあるということです。
    私のいる呼吸器内科は包括がんセンターに所属しており、がん医療に関していうと、時代の流れは免疫療法が中心になっていくだろうと言われています。免疫療法は副作用として様々な臓器に影響を与えるため、臓器ごとの副作用をどう抑えるのかが大きな課題です。当院では診療科が臓器別に細分化されているため、臓器ごとに副作用を軽減する研究が活発に行われているなど、豊富な医療資源を活かした先進医療や臨床研究が推進されています。

    医師の教育体制についても魅力的な環境にあり、大学病院というと研修医や医師の数が多いため、症例が取り合いになると思っている方もいるかもしれません。しかし、当院は患者数が非常に多く、研修医や若手医師に積極的に経験させるという教育方針で診療が行われているため、一人ひとりがしっかりと患者さんに向き合いながら、主役として働ける環境にあります。

  • 埼玉医科大学国際医療センターは2007年に開設された新しい大学病院であり、出身大学の派閥やしがらみなどが全くなく、各医局の間に壁がないことも魅力です。他大学から多くの教授をお招きしていますし、初期研修医をはじめ、医師の出身大学も様々で、全国から優秀な医師が集まっています。全ての医師が世界最高水準の治療や研究を目指しており、各医局と密な協力体制を取りながら高度な臨床、研究が日々行われています。
    さらに、埼玉医科大学国際医療センターでは、大学病院で日本初のJCI(国際病院評価機構)認定を取得しており、患者さんの安全の担保に非常に力を入れていることも特徴です。処置を始める前の確認事項一つ取ってもチェック項目が細かく、徹底しており、常に安全確認をしているため、他の病院の応援に入ったときも徹底した安全確認が自然とできるようになりました。

    埼玉医科大学国際医療センターは、自分の目指す医師像に向かって「やりたいことが積極的にできる病院」であり、高度で最先端の臨床スキルはもちろん、研究マインドをもった優れた医師に成長できる環境です。当院で研鑽を積みたい全ての医師が「ここに来て良かった!」と思える病院であると自信を持って言うことができます。

    ※この記事は平成30年4月末に取材をしたものです。

  • 当院との出会い

    埼玉医科大学国際医療センターのことは、出身大学である弘前大学の耳鼻科の先生に教えていただきました。私は学生時代に頭頸部癌に興味を持ち、地元の埼玉県で、頭頸部癌を扱っている病院を探してみたら数ヶ所しかなく、初期研修先の選択肢はかなり絞れました。
    志望科が決まっているけれども病院選びに困っている学生は、まず所属大学の先生に「こういうことができる病院はどこですか」と相談し、情報を教えてもらうのがいいと思います。興味がある疾患を扱っていると書いてあっても、精力的に取り組んでいるかという情報は得難いです。そういった情報を手に入れるには、専門家に聞くのが一番です。

  • 初期研修時代を振り返って

    指導医のバックアップがあるうちに実践経験をたくさん積むことができるというのは、かなり重要なことです。
    当院は、若手の先生がたくさんいる病院ではないということもあり、「若手に早く成長して欲しい」という想いが強く、指導に熱心な先生が多いです。実践経験させてもらえるスピードはかなり早いと思います。
    私の所属する放射線腫瘍科はもちろんのこと、初期研修でお世話になった呼吸器内科や救命救急科なども、手取り足取りすごくいろいろ教えてくれました。比較的若い先生方も、理論はもちろんのこと、実際の仕事を手際よく終わらせる方法や患者さんへの接し方まで、かなり綿密に指導してくれます。例えば、心臓内科でのカテーテル診断、救命救急科での外傷の初期診断、外科系も初期研修から指導医のもと、執刀医を担当させてもらえることも珍しくありません。放射線腫瘍科医でも、乳癌や骨転移の治療計画などを初期研修期間中の1ヶ月の研修でも相当数実践させてもらいました。

    外から見えにくい初期研修先としての魅力を考えてみますと、当院には2つ大きな魅力があると思います。
    私は、初期研修の一番の目標は、患者さんのアセスメントをして治療プランをきちんと立てられるようになることだと思っており、当院では、これらに関してかなりしっかりとした指導がありました。それが1つ目の魅力です。
    そして2つ目の大きな魅力は、重症の患者さんをたくさん診ることができるということです。もちろん、コモンディジーズも大事ではありますが、心筋梗塞や脳卒中、交通外傷などは、数時間あたふたしていると健康的な不利益が生じ、場合によっては死に至ることもあるわけです。初期研修のうちに、最初にそういう患者さんに気づけて、なおかつ専門の先生にお願いするまでにすべき検査や管理ができるということは、すごく重要なことです。救命救急科や心臓内科、脳卒中外科、脳卒中内科といったさまざまな診療科で、多くの重症の患者さんに対して診断や管理を経験できるということは、初期研修先としてかなり魅力的な要素だと言えるでしょう。研修を終えた後にその科に入らないとしても、重症の患者さんへの初期対応をリアルに体験するというのは大切で、初期研修のうちにしかできない機会だと思います。初期研修は、いろいろな科について知る、唯一であり最後の機会です。

    また、当院では、埼玉医科大学病院、埼玉医科大学国際医療センター、埼玉医科大学総合医療センターの3病院の各診療科で自由に研修を行うことのできる「3病院自由選択プログラム」というものを実行しています。初期研修の2年目に、自分が希望するいろいろな科で研修を受けることができます。「3病院自由選択プログラム」は、研修期間に自分で足りていないと感じるところをいろいろ補うことのできる、とても意義のあるプログラムだと思います。
    3病院自由選択プログラムを活用すると、自分の志望科周辺がよく“見えて”きます。脳外科を例に出すと、当院では脳卒中外科と脳血管内治療科、脳脊髄腫瘍科に分かれていて、それぞれの科で高度な医療を行っています。それを初期研修2年目で自分の好きなように全て見て学ぶことができるというのは、すごく魅力的なところだと思います。
    私の場合は、一番興味があった頭頸部癌の治療に関わる、耳鼻科、形成外科、放射線治療・診断の全ての科を研修でき、さまざまな視点で見ることができました。
    当院は、それぞれの科の癌のスペシャリストの先生方がその都度集まって協議して補い合っていますし、脳血管疾患であれば、内科、外科、救急が共同で、最適な治療をできる動き方、方法を考え実践しています。そういった他科との連携を学ぶことのできるレアな病院の1つだと思いますので、是非初期研修先に選んでいただければと思います。

  • 専攻医として思う当院の強み

    専門研修先に当院を選んだ理由として一番大きいのは、症例数の多さです。次に、若手の先生の活躍ぶりです。当院は、比較的若いドクターが、例えば手術では執刀医になり、放射線だったら治療計画を担当するなど、最前線に立つ機会にすごく恵まれています。初期研修中にそこに気が付き、研修先として信頼できると思いました。
    放射線腫瘍科の医師は主治医になることはありません。他科の先生が主治医として診ているがん患者さんを、放射線腫瘍科の医師も並行して診るわけです。したがって、放射線腫瘍科で癌の治療を行う場合には、他科とのコミュニケーションが重要です。その上で当科の特徴を申し上げると、当院にはがんセンターがあり、そこに所属する医師はみんな癌の治療を専門にしているので、科が違ってもコミュニケーションを図りやすいという特徴があります。放射線腫瘍科自体も非常に優秀な先生が多いですが、むしろ他科の先生たちもすごく優秀だということが、がんセンターとしての高度な治療を可能にしていると思います。
    あとは、三次救急を行っている救命救急科についてです。脳卒中や心筋梗塞に関しては、確定診断がつくまでは救命救急科で診ます。その後に、心筋梗塞だったら心臓内科、脳梗塞だったら脳卒中内科、脳出血で手術が必要なものだったら脳卒中外科にコンサルトします。
    一般的な救急科では、いわゆる北米型のERで、病棟を持たないで初期診療だけやるというところが多いと思います。一方、当院ではICU管理や一般病棟も含めて救命救急科が管理します。救命救急科で、重症患者さんのアセスメントからその後退院するまでの全身管理まで経験できるというのは、ほかの病院にはなかなかない強みだと思います。

    癌や心臓、脳、救命救急を専門研修先として考えている先生にとっては、当院はトップクラスでよい病院と思います。症例数が多いのはもちろんのこと、さまざまな科で相談して症例検討ができる、若手の医師に症例を積ませてくれて手技もどんどん経験させてくれるという面では、最高の病院だと思います。自分の専門にしたい科が当院とマッチしているようであれば、絶対におすすめします。

  • 自身の目標、展望

    専攻医として勤務する中、直近の目標は放射線腫瘍科で専門医資格をとることです。色々と議論はありますが、他の病院に就職する時などにこの資格をとっておいた方が、就職先の病院も雇用しやすいと思います。将来的に仕事のやりやすさを考えると、まずは専門医資格取得です。
    放射線腫瘍科はほとんど癌を診る科です。この癌はこういう性質を持っているとか、この癌は骨転移しやすい、こういう症状が出たときにはこういう対処をするなど、癌に関する知識を最も総合的に持っている科です。放射線腫瘍科の専門医資格をとった後、将来的に腫瘍内科や緩和ケアという方向に進める人が出てきてもいいように、トレーニングコースの開発を進めてもいます。将来的には放射線腫瘍科以外の働き口も並行して考えています。

    ※この記事は令和元年6月末に取材をしたものです

外科鈴木 孝明 先生

脳神経外科栗田 治樹 先生

病理安田 政実 先生

麻酔科北村 晶 先生

婦人科腫瘍科
助教三輪 真唯子 先生

呼吸器内科
助教橋本 康佑 先生

放射線腫瘍科
助教斎藤 哲 先生

埼玉医科大学
国際医療センターとは

埼玉医科大学国際医療センター

病院の特徴

埼玉医科大学国際医療センターは、国際競争力のある世界最高水準の病院づくりを目指し、開設されました。がん、心臓病、そして脳卒中を含む救命救急に特化した専門病院ですが、初期研修では特定の専門教育ではなく、専門医療のバックボーンとなる総合診療に重点を置きつつ、その後の専門研修に連動する重要な研修と位置付け、初期研修・専門研修を合わせた一貫教育を目指しています。専門研修では本人の将来設計を基に、プログラムに従って、より高度で専門的な診療能力の研鑽を積むことで専門医資格の取得が可能となります。また、診療科の専門医員として研究を行い、学位論文を発表して、博士(医学)を取得することも可能です。女性医師支援として敷地内託児所、時短で勤務が可能な勤務制度なども充実しています。国際的にも競争力のある優秀な人材が揃っており、最先端の医療知識・技術を提供しています。

  • 協力型臨床研修病院

    埼玉医科大学病院 埼玉医科大学総合医療センター 
    埼玉病院 さいたま市立病院 
    埼玉県済生会加須病院 深谷赤十字病院 
    さいたま市民医療センター 相澤病院 
    横浜市立市民病院 足利赤十字病院 
    立川綜合病院 太田記念病院 など

  • 臨床研修協力施設

    宮古島徳洲会病院 (沖縄) たんぽぽクリニック (愛媛) 
    岡村記念クリニック 秩父病院 
    シャローム病院
    丸山記念総合病院 瀬戸病院 葵クリニック 
    東松山市立市民病院 小鹿野中央病院 
    埼玉県赤十字血液センター 埼玉県内保健所 など

数字で見る埼玉医科大学国際医療センター

病院概要情報

  • 運営団体名
    学校法人 埼玉医科大学
  • 病院長
    佐伯 俊昭(出身大学:広島大学)
  • 所在地
    〒350-1298 埼玉県日高市山根1397-1
  • TEL
    042-984-4111
  • 主な設備
    循環器系X線シネ撮影装置、脳ハイブリッド手術室、心臓ハイブリッド手術室、重症患者監視システム、超音波内視鏡システム、画像診断治療総合システム、除細動器、酸素吸入装置、人工呼吸器、血管連続撮影装置、大動脈バルーンパンピング装置、血液浄化装置(血液透析装置、持続的血液濾過透析装置など)、3TMRI、64列CT、PET、麻酔器、心電図モニター など
  • 基本理念
    患者中心主義のもと安心で安全な満足度の高い医療の提供を行い、かつ最も高度の医療水準を維持するよう努めます。
  • 病院の使命
    埼玉県全域を範囲とし、がん、心臓病に対する高度専門特殊医療に特化し、かつ高度の救命救急医療を提供します。
  • 病院の基本方針
    上記の理念に従って「患者中心主義(Patient-Centerd)」を貫き、あらゆる面で「患者さんにとって便利」であることを主眼とし、患者さんひとりひとりにとって最も適切な医療を提供致します。
国際医療センター地図