【インタビュー】
当病院の後期研修の状況ですが、今年当院で後期研修を開始したレジデントは72名で、初期研修終了者と同数でした。初期研修修了後他の病院や大学院に進んだ人もいたのですが、ほぼ同数の人が後期研修で新しく我が病院を選んでくれたので、最終的に人数は変わりませんでした。できれば上乗せしたかったのですが、最低限の目標は達成できたという感じです。
研修医にとって、初期研修で良い指導者に出会うということはとても重要なことだと思います。病院側も数多くの研修医に自分の病院を選んでもらうためには、初期研修で魅力的なプログラムを提供し、病院の良さを感じてもらうということが一番の近道だと思います。当病院は大学病院ですから、全ての科のエキスパートがいること、指導医層、特に中堅層が充実していること、後期研修とのスムーズな連携などのメリットを大学全体で研修医にもっとアピールしていきたいと考えています。
後期研修に関しては研修内容のシステム化が非常に重要だと考えています。当病院では20数年前からレジデント制を導入しており、昔から初期・後期で6年間の研修制度を取っています。後期研修もいつ終わるか分からなかったり、医局の人数の増減で自分の研修がどうなるか分からないということではなく、4年間という期限で修了証がもらえるという形を取っています。また、レジデントと大学院とを混ぜない体制をとっているので、4年間は専門医になるための研修に専念できる体制を確保しています。加えて外部評価も行って、結果を公正に見られる努力をしています。
大学病院はいわゆる「雑用」が多いと言われますが、現在、当病院では病院全体をあげてレジデントの雑務を減らすことにも取り組んでいます。給料もきちんと確保し、歴史のあるレジデント制のもと「教育の筑波」をさらに盛り上げていこうという空気が大学全体にあります。
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